そうだったのか！「おざなり」と「なおざり」の違い

おざなり【御座なり】
いいかげんに物事をすませること。その場だけの間に合わせ。また、そのさま。（大辞泉）

その場逃れにいいかげんな言動をする・こと（さま）。（大辞林）

なおざり【等閑】
1. いいかげんにしておくさま。本気でないさま。おろそか。
2. ほどほどで、あっさりしているさま。（大辞泉）

1. 真剣でないこと。いいかげんにして、放っておくこと。また、そのさま。
2. 深く心にとめないこと。あっさりしていること。また、そのさま。（大辞林）


辞書を引けばどちらの意味も「いいかげん」で共通していて、
一見するとどちらも同じ意味を持っているように思える。

（以下は私見に過ぎないが）
が、２つの言葉の使い方を精査してみると、
「おざなり」にはとりあえずそのことを「する」ニュアンスが含まれるのに対し、
「なおざり」にはそのことを「しない」ニュアンスが含まれるのではないか。

「おざなりな挨拶をした」と言えば、
「挨拶をしたにはしたけれど、いいかげんな挨拶だった」（＝挨拶は「した」）という意味になるし、
「挨拶をなおざりにした」と言えば、
「すべき挨拶をせずに済ませてしまった」（＝挨拶は「しなかった」）という意味になる。

そんなことに（独断だが）気づいて、すっきりした。

　　　　

必要だと思って買ったが、実は必要なかったもの

必要だと思って買ったが、実は必要なかったもの。

・風呂桶
洗面器ではなく、取っ手の付いた桶。
ひとり暮らしを始めた当初、
実家の浴室にもある物だから当然うちでも必要だろうと思って買ったが、まず使わない。
湯船にお湯を張ることがまずないから（シャワーばかり）、
風呂桶でお湯を汲むこともないし、あるにしても、洗面器で事足りる。

・玄関マット（玄関先の「泥落とし」ではなく、玄関から室内に上がった場所に置くマット）
これも「当然あるはず」という思い込みで買ったが、考えてみれば必要ない。
ない方が「所帯じみた」感じもなくなるのでいい。
このマットは起毛素材でふかふかしているので、今はこたつの下に敷いて使っている。

・パスタケース
筒状で、パスタを取り出す時に口の丸い穴を通せば、ちょうど一人前が測れるというもの。
そのアイディアに「なるほど！」と感心して買ったが、
実は1.5Ｌとか２Ｌのペットボトルでも、同じことはできるのだった。
（口の穴の大きさも似たようなものだ）
そもそも今は、パスタを茹でることもない。
冷凍の出来合いのパスタの方が、電子レンジで手軽に作れ、美味しいので。

・こたつの足の下にはめて高さを増すためのグッズ
こたつにもぐって寝る時に寝返りを打とうとすると腰がつかえるので、
高さを上げればいい、と思って買ったが…
正直、そんなに切実な悩みでもなかったので、一度も使わぬまま。
むしろ、ふだんこたつに入っている時に今よりも高くなったら使いにくいのでは？
という心配の方が先に立つ。

上記のグッズに共通するのは、
「中途半端に嵩があるので、収納スペースを食うし、
かと言って、気軽に捨てるのも躊躇われる」ということ。

うちの中には、探せばまだこの手の物が見つかるかも。