京急の「みさきまぐろきっぷ」で三浦を一日散歩。デジカメ忘れ。
「みさきまぐろきっぷ」
・三崎口までの京急線往復乗車
・三浦エリアのバス一日乗車
・まぐろ料理の食事
・レジャー施設利用
がセットになったきっぷ。
僕は横浜から乗った(2960円)が、品川から乗っても100円しか変わらない(3060円)。
【横浜9:15―(京急線快特)→10:04三崎口】
三崎口駅前のバスターミナルは混雑していた。
一本前の電車に乗って来た人も並んで待っていたような状況。
まずは「三崎港」へ向かいたかったのだが、先に来た「城ケ島」行きのバスは、満員で乗れず。
次の「三崎東岡」行きのバスが空いていたので、それに乗る。
「三崎東岡」から「三崎港」まではバス停1つ分しか違わないので、その間は歩いてしまうことにしたのだ。
【三崎口駅10:14―(京急バス)→10:27三崎東岡】
三崎東岡から、まぐろ専門店などが立ち並ぶゆるやかな坂道を港へ下っていくと、
徐々に海の匂いがしてきた。
「まぐろきっぷ」が使えるレジャーメニューのひとつである、
水中観光船「にじいろさかな号」に乗ることに。
きっぷを窓口で乗船券に引き換え、出港の11:00まで、港の産直センター「うらり」で海産物を見て回る。
【三崎港「にじいろさかな号」(40分)】
「うらり」前の岸壁を出発し、城ケ島大橋の下をくぐり、魚の見物ポイントへ。
船のデッキを吹き渡る風が気持ちよかった。
「そんなに魚が見えるの…?」と半信半疑だったのだが、
アナウンスに従って船底に下りてみれば、窓の外の海中には、魚がいっぱい。
デッキから餌を撒いて集めているのはもちろんなのだが、
この周辺の海域はこの観光船のために禁漁区に設定されていると説明があり、
それもこれだけ魚がいる理由なんだろう。
船上からは(ちびっ子だけでなく大人も)無料で餌を撒くことができる。
魚たちは激しく波を立てて餌に群がる。
三崎港で下船すると正午少し前。
僕も同行者も朝ごはんを食べてこなかったので、早めの昼食。
窓から港が眺められる店で、「まぐろきっぷ」を使い、
まぐろの「カマトロステーキ」と刺身の定食を食べる。
【三崎港12:24―(京急バス)→12:31城ケ島大橋】
バスで城ケ島へ渡るつもりだったのだが、「橋を歩いて渡ろうか」と、
急遽、城ケ島大橋の手前のバス停で下車。
今日はこのあたりのエリアで、「みちくさウルトラマラソン」なるマラソン大会が行われているらしい。
ランナーが僕らを追い抜いていく。
ゼッケンを見ると「60km」とか「100㎞」とか書いてある。そんなに走るのか!
今日の陽射しはかなり強い。
橋を渡ると、島の東部の城ケ島公園に入り、突端の安房崎灯台まで歩く。
その名の通り房総半島がよく見えた。東京湾を行き来する船は多かった。
このあたりの浜辺は、砂ではなく、貝殻が堆積していたのが面白かった。
同行者はお気に入りの貝殻を探してしばらくしゃがみ込んでいた。
岩場に流れ込んでくる海水はとても澄んでいる。
島の南側を、断崖絶壁の「ウミウ展望台」、
輪っか状に岩場がくり抜かれた「馬ノ背洞門」と歩き、島の西部、城ケ島灯台へ。
【城ケ島15:24―(京急バス)→15:47引橋】
島を出るバスは満員で発車した。
棄権なのかショートカットなのか、マラソン大会のランナーも乗客に混じっていた。
道路は帰途につく車で渋滞し、バスの他の乗客ももう帰宅モードのようだけど、
僕らはもうひとつイベントをこなそうとしている。
「小網代の森」の散策だ。
開発計画をなんとか免れた森で、中を源流から湿地、河口の干潟、そして海まで、
1kmの川が流れている。
「源流から海までの生態系が自然のまま残された首都圏で唯一の森」だそうだ。
立派な木道や階段がずっと続いており、過保護なまでに歩きやすい。
コース整備のNPOなのかボランティアなのか、丸太棒を担いだ人たちとすれ違う。
歩いている道をカニが横切る。
森を抜け、干潟を抜けると、小網代湾に出る。
マンションやマリーナのある海辺のリゾート「シーボニア」のクラブハウスレストランへ。
傾いてきた陽に輝く沖合を眺めながら、美味しいレモネード、ジンジャーエール。
BOSEのスピーカーから流れていたジャズピアノが心地よかった。
店を出るとだいぶ涼しくなっていた。最後に、油壺の「荒井浜」へ。
昼間に流鏑馬でも行われていたのだろうか、浜沿いにロープでコースが作られていた。
海の家の前に置かれたソファーで勝手に休憩。
風が強くなってきて、海の家の中で、壁際の酒瓶か何かが落ちる。ひと気はない。
砂浜にせり出すような波打ち際への近さで、民宿も建っていた。
この時期、宿泊客はいるのだろうか。
冬ではないけれど寂寥感が漂ってきた。バス停へ。
【油壺18:21―(京急バス)→18:34三崎口駅】
【三崎口18:37―(京急線快特)→19:24横浜】
クロスシートの電車でゆったり帰ることができた。
首都圏で、料金不要でこれだけ立派なクロスシートの車両を走らせている鉄道は、ほかにない。
これからも守り抜いてほしい。
横浜のルミネで食事をしていたところで、大きな地震に見舞われた。
山手線など鉄道各線が軒並み止まったというが、不思議と僕は支障なく帰れた。
※ちなみに今日の行程を「まぐろきっぷ」を使わずにまわるとこうなる。
・京急線 横浜―三崎口往復(565×2)1130円
・京急バス 乗車4回(247、186、350、268)1051円
・水中観光船 1200円
・昼食(推定) 1200円
合計4581円
「みさきまぐろきっぷ」
・三崎口までの京急線往復乗車
・三浦エリアのバス一日乗車
・まぐろ料理の食事
・レジャー施設利用
がセットになったきっぷ。
僕は横浜から乗った(2960円)が、品川から乗っても100円しか変わらない(3060円)。
【横浜9:15―(京急線快特)→10:04三崎口】
三崎口駅前のバスターミナルは混雑していた。
一本前の電車に乗って来た人も並んで待っていたような状況。
まずは「三崎港」へ向かいたかったのだが、先に来た「城ケ島」行きのバスは、満員で乗れず。
次の「三崎東岡」行きのバスが空いていたので、それに乗る。
「三崎東岡」から「三崎港」まではバス停1つ分しか違わないので、その間は歩いてしまうことにしたのだ。
【三崎口駅10:14―(京急バス)→10:27三崎東岡】
三崎東岡から、まぐろ専門店などが立ち並ぶゆるやかな坂道を港へ下っていくと、
徐々に海の匂いがしてきた。
「まぐろきっぷ」が使えるレジャーメニューのひとつである、
水中観光船「にじいろさかな号」に乗ることに。
きっぷを窓口で乗船券に引き換え、出港の11:00まで、港の産直センター「うらり」で海産物を見て回る。
【三崎港「にじいろさかな号」(40分)】
「うらり」前の岸壁を出発し、城ケ島大橋の下をくぐり、魚の見物ポイントへ。
船のデッキを吹き渡る風が気持ちよかった。
「そんなに魚が見えるの…?」と半信半疑だったのだが、
アナウンスに従って船底に下りてみれば、窓の外の海中には、魚がいっぱい。
デッキから餌を撒いて集めているのはもちろんなのだが、
この周辺の海域はこの観光船のために禁漁区に設定されていると説明があり、
それもこれだけ魚がいる理由なんだろう。
船上からは(ちびっ子だけでなく大人も)無料で餌を撒くことができる。
魚たちは激しく波を立てて餌に群がる。
三崎港で下船すると正午少し前。
僕も同行者も朝ごはんを食べてこなかったので、早めの昼食。
窓から港が眺められる店で、「まぐろきっぷ」を使い、
まぐろの「カマトロステーキ」と刺身の定食を食べる。
【三崎港12:24―(京急バス)→12:31城ケ島大橋】
バスで城ケ島へ渡るつもりだったのだが、「橋を歩いて渡ろうか」と、
急遽、城ケ島大橋の手前のバス停で下車。
今日はこのあたりのエリアで、「みちくさウルトラマラソン」なるマラソン大会が行われているらしい。
ランナーが僕らを追い抜いていく。
ゼッケンを見ると「60km」とか「100㎞」とか書いてある。そんなに走るのか!
今日の陽射しはかなり強い。
橋を渡ると、島の東部の城ケ島公園に入り、突端の安房崎灯台まで歩く。
その名の通り房総半島がよく見えた。東京湾を行き来する船は多かった。
このあたりの浜辺は、砂ではなく、貝殻が堆積していたのが面白かった。
同行者はお気に入りの貝殻を探してしばらくしゃがみ込んでいた。
岩場に流れ込んでくる海水はとても澄んでいる。
島の南側を、断崖絶壁の「ウミウ展望台」、
輪っか状に岩場がくり抜かれた「馬ノ背洞門」と歩き、島の西部、城ケ島灯台へ。
【城ケ島15:24―(京急バス)→15:47引橋】
島を出るバスは満員で発車した。
棄権なのかショートカットなのか、マラソン大会のランナーも乗客に混じっていた。
道路は帰途につく車で渋滞し、バスの他の乗客ももう帰宅モードのようだけど、
僕らはもうひとつイベントをこなそうとしている。
「小網代の森」の散策だ。
開発計画をなんとか免れた森で、中を源流から湿地、河口の干潟、そして海まで、
1kmの川が流れている。
「源流から海までの生態系が自然のまま残された首都圏で唯一の森」だそうだ。
立派な木道や階段がずっと続いており、過保護なまでに歩きやすい。
コース整備のNPOなのかボランティアなのか、丸太棒を担いだ人たちとすれ違う。
歩いている道をカニが横切る。
森を抜け、干潟を抜けると、小網代湾に出る。
マンションやマリーナのある海辺のリゾート「シーボニア」のクラブハウスレストランへ。
傾いてきた陽に輝く沖合を眺めながら、美味しいレモネード、ジンジャーエール。
BOSEのスピーカーから流れていたジャズピアノが心地よかった。
店を出るとだいぶ涼しくなっていた。最後に、油壺の「荒井浜」へ。
昼間に流鏑馬でも行われていたのだろうか、浜沿いにロープでコースが作られていた。
海の家の前に置かれたソファーで勝手に休憩。
風が強くなってきて、海の家の中で、壁際の酒瓶か何かが落ちる。ひと気はない。
砂浜にせり出すような波打ち際への近さで、民宿も建っていた。
この時期、宿泊客はいるのだろうか。
冬ではないけれど寂寥感が漂ってきた。バス停へ。
【油壺18:21―(京急バス)→18:34三崎口駅】
【三崎口18:37―(京急線快特)→19:24横浜】
クロスシートの電車でゆったり帰ることができた。
首都圏で、料金不要でこれだけ立派なクロスシートの車両を走らせている鉄道は、ほかにない。
これからも守り抜いてほしい。
横浜のルミネで食事をしていたところで、大きな地震に見舞われた。
山手線など鉄道各線が軒並み止まったというが、不思議と僕は支障なく帰れた。
※ちなみに今日の行程を「まぐろきっぷ」を使わずにまわるとこうなる。
・京急線 横浜―三崎口往復(565×2)1130円
・京急バス 乗車4回(247、186、350、268)1051円
・水中観光船 1200円
・昼食(推定) 1200円
合計4581円