「世界は言葉でできている」を再び自分なりに解いてみる。
1-「人間とは、【 】生き物なのです」(マーク・ザッカーバーグ)
facebookに引きずられると、【つながりたがる】などはすぐに浮かぶ。
自分はfacebookをやっていないがブログをやっている意味を思えば、
【表現せずにはいられない】なども浮かぶ。
間違ってはいないのだろうが、「なにごとかを言い得た」スカッとした感じもしない。
…こう言ってはなんだけど、あまり良問とは言えないんじゃないか。
なにしろ「人間とは○○な生き物である」って、なんでも入れられるもんなあ。
若林正恭 【たった一人では自分になれない】(82ポイント)
永塚勤 【別れなくてはならない】(78) つぶやきシロー、名前変えたのか。
谷中敦 【夢を共有せずにはいられない】(76)
設楽統 【秘密を作り秘密を知りたがる】(81)
Mummy-D 【本能的につながりたい】(91)
志茂田景樹 【他の生き物の殺戮と保護を繰り返してきた最も矛盾した】(71)
設楽 【唯一笑う】(75)
ザッカーバーグ 【本能的につながりたい】(91)
やはりfacebookを加味するか(若林・谷中・設楽の1)
しないか(永塚・志茂田・設楽の2)で答えの色が分かれた。
人はfacebookのみに生きるわけではないのでfacebookに縛られる必要もないが、
かといって、facebookに引っ掛けないと、答えが漠と広がりすぎるし、腑にも落ちづらい。
「答えを当てるな、答えを超えろ」というのが確かこの番組のキャッチコピーだったと思うけど、
この問いは明らかに着地点としての「答え」を想定してしまっている気がする。
2-「英雄とは、【 】のことだ」(司馬遼太郎)
これも「答えの伏線」が張られているような気がしてしまう。
「あまり知られていなかった坂本龍馬を世に知らしめたのは、
司馬の書いた小説『竜馬がゆく』だった」という前置きの説明が。
そこから“類推”すれば、答えはこうだ。
自分 「英雄とは、【後世にしか認められない人】のことだ」
その時代に喝采を浴びた人が「英雄」だとは限らない(ヒトラーなどがそう)。
本当の評価は、その人の死後、後世が決めるのだ、と。
画家なども、存命中は日の目を見なかった人は実に多い。
谷中 【秘密の階段を見つける人】(80)
永塚 【真の英雄になれなかった人】(74)
設楽 【命の油をそそぎ、希望の明かりを灯した者】(86)
Mummy 【普通の人々が幸せに暮らすための生け贄】(63)
志茂田 【新しいものをほぼ築いてあとは立ち去るだけの人】(74)
若林 【未来から巻き戻して今を生きる人】(70)
設楽 【善人にも悪人にも描ける人物】(81)
司馬 【自分だけの道をあるくやつ】(82)
全体的に「気取り」と「理屈っぽさ」が鼻につく。
司馬の回答も格別斬新なわけでもない。
前問もそうだが「答えになんでも入れられる」出題は、やはり面白くならない。
3-「【 】人は、おそらく皆負けている」(マルチナ・ナブラチロワ)
勝つとか負けるとか、自分はあまりこだわらないからな…そういう意味ではこうだ。
自分 「【勝つことにこだわる】人は、おそらく皆負けている」。
屁理屈だけど、「勝ちたい」という欲求は、
自分が今「負けている」ポジションにあることを認識しているという前提に立つ。
そう認識していることこそがすでに、「負け」を呼び込んでいるのではないか。
永塚 【家族のために負けられないって言っている】(48)
設楽 【100%でのぞむ】(72)
志茂田 【常識にとらわれる「タイツをはく人を笑う」】(54)
若林 【神に誓うのではなく頼る】(86)
設楽 【大】(58)
永塚 【しゃべりすぎた】(69)
谷中 【強敵に感謝しない】(78)
Mummy 【表彰台に立ったとき、世界中を感動させられる】(24)
ナブラチロワ 【「勝ち負けは重要ではない」と言った】(81)
自分の回答とナブラチロワのは意味が正反対だ。
「勝ち負け」に価値を置けば、ナブラチロワの言うことはその通りだろう。
でも、誰もがテニスの試合のような
「わかりやすい勝ち負け」の世界に生きているわけでもない。
人生全体に敷衍できる言葉なのかどうかは疑問だ。
4-「コンピューターなんて役に立たない。だって、【 】」(パブロ・ピカソ)
ピカソも言いそうだし、中学生も言いそうだけど、やはりこれか。
自分 「コンピューターなんて役に立たない。だって、【そこに「愛」はないから】」
若林 【書いたものが簡単に消せるから】(91)
設楽 【自分で電源を入れることさえできないから】(80)
若林 【答えを出すだけだから】(78)
設楽 【プログラムされた事しか出来ないから】(78)
設楽 【俺が使えないからな!】(67)
ピカソ 【答えを出すだけだから】(78)
ピカソの言葉は鋭いな。
人間とコンピューターの違いをズバリ言い得てる。
「ありがちな答え」(自分の回答がそうだ)におさまらない若林の才もすごい。
でも、この番組、「若林しかいない」んだよな。
他の回答者の回答にはほとんど唸らされたことがない。
「IPPONグランプリ」のように、本当の精鋭が集まった感じ、
「プロフェッショナルの技」を見せつけられた感じがしないと、
この番組、存続は難しいんじゃないか。
1-「人間とは、【 】生き物なのです」(マーク・ザッカーバーグ)
facebookに引きずられると、【つながりたがる】などはすぐに浮かぶ。
自分はfacebookをやっていないがブログをやっている意味を思えば、
【表現せずにはいられない】なども浮かぶ。
間違ってはいないのだろうが、「なにごとかを言い得た」スカッとした感じもしない。
…こう言ってはなんだけど、あまり良問とは言えないんじゃないか。
なにしろ「人間とは○○な生き物である」って、なんでも入れられるもんなあ。
若林正恭 【たった一人では自分になれない】(82ポイント)
永塚勤 【別れなくてはならない】(78) つぶやきシロー、名前変えたのか。
谷中敦 【夢を共有せずにはいられない】(76)
設楽統 【秘密を作り秘密を知りたがる】(81)
Mummy-D 【本能的につながりたい】(91)
志茂田景樹 【他の生き物の殺戮と保護を繰り返してきた最も矛盾した】(71)
設楽 【唯一笑う】(75)
ザッカーバーグ 【本能的につながりたい】(91)
やはりfacebookを加味するか(若林・谷中・設楽の1)
しないか(永塚・志茂田・設楽の2)で答えの色が分かれた。
人はfacebookのみに生きるわけではないのでfacebookに縛られる必要もないが、
かといって、facebookに引っ掛けないと、答えが漠と広がりすぎるし、腑にも落ちづらい。
「答えを当てるな、答えを超えろ」というのが確かこの番組のキャッチコピーだったと思うけど、
この問いは明らかに着地点としての「答え」を想定してしまっている気がする。
2-「英雄とは、【 】のことだ」(司馬遼太郎)
これも「答えの伏線」が張られているような気がしてしまう。
「あまり知られていなかった坂本龍馬を世に知らしめたのは、
司馬の書いた小説『竜馬がゆく』だった」という前置きの説明が。
そこから“類推”すれば、答えはこうだ。
自分 「英雄とは、【後世にしか認められない人】のことだ」
その時代に喝采を浴びた人が「英雄」だとは限らない(ヒトラーなどがそう)。
本当の評価は、その人の死後、後世が決めるのだ、と。
画家なども、存命中は日の目を見なかった人は実に多い。
谷中 【秘密の階段を見つける人】(80)
永塚 【真の英雄になれなかった人】(74)
設楽 【命の油をそそぎ、希望の明かりを灯した者】(86)
Mummy 【普通の人々が幸せに暮らすための生け贄】(63)
志茂田 【新しいものをほぼ築いてあとは立ち去るだけの人】(74)
若林 【未来から巻き戻して今を生きる人】(70)
設楽 【善人にも悪人にも描ける人物】(81)
司馬 【自分だけの道をあるくやつ】(82)
全体的に「気取り」と「理屈っぽさ」が鼻につく。
司馬の回答も格別斬新なわけでもない。
前問もそうだが「答えになんでも入れられる」出題は、やはり面白くならない。
3-「【 】人は、おそらく皆負けている」(マルチナ・ナブラチロワ)
勝つとか負けるとか、自分はあまりこだわらないからな…そういう意味ではこうだ。
自分 「【勝つことにこだわる】人は、おそらく皆負けている」。
屁理屈だけど、「勝ちたい」という欲求は、
自分が今「負けている」ポジションにあることを認識しているという前提に立つ。
そう認識していることこそがすでに、「負け」を呼び込んでいるのではないか。
永塚 【家族のために負けられないって言っている】(48)
設楽 【100%でのぞむ】(72)
志茂田 【常識にとらわれる「タイツをはく人を笑う」】(54)
若林 【神に誓うのではなく頼る】(86)
設楽 【大】(58)
永塚 【しゃべりすぎた】(69)
谷中 【強敵に感謝しない】(78)
Mummy 【表彰台に立ったとき、世界中を感動させられる】(24)
ナブラチロワ 【「勝ち負けは重要ではない」と言った】(81)
自分の回答とナブラチロワのは意味が正反対だ。
「勝ち負け」に価値を置けば、ナブラチロワの言うことはその通りだろう。
でも、誰もがテニスの試合のような
「わかりやすい勝ち負け」の世界に生きているわけでもない。
人生全体に敷衍できる言葉なのかどうかは疑問だ。
4-「コンピューターなんて役に立たない。だって、【 】」(パブロ・ピカソ)
ピカソも言いそうだし、中学生も言いそうだけど、やはりこれか。
自分 「コンピューターなんて役に立たない。だって、【そこに「愛」はないから】」
若林 【書いたものが簡単に消せるから】(91)
設楽 【自分で電源を入れることさえできないから】(80)
若林 【答えを出すだけだから】(78)
設楽 【プログラムされた事しか出来ないから】(78)
設楽 【俺が使えないからな!】(67)
ピカソ 【答えを出すだけだから】(78)
ピカソの言葉は鋭いな。
人間とコンピューターの違いをズバリ言い得てる。
「ありがちな答え」(自分の回答がそうだ)におさまらない若林の才もすごい。
でも、この番組、「若林しかいない」んだよな。
他の回答者の回答にはほとんど唸らされたことがない。
「IPPONグランプリ」のように、本当の精鋭が集まった感じ、
「プロフェッショナルの技」を見せつけられた感じがしないと、
この番組、存続は難しいんじゃないか。