①1番~10番 (2013.10.12)
<今回> ②11番~24番 (2013.10.13)
③25番~30番~白久駅 (2013.10.14)
④白久駅~31番~小鹿野 (2014.5.25)
⑤小鹿野~32番~34番 (2014.5.26)
6:34 宿の部屋から見た武甲山。料金のわりに夕食の品数が盛りだくさんで満足な宿だった。
8:00ちょうどに歩き出し。今日も晴天だ。
8:17 第11番・常楽寺。山の中腹に建つ、秩父の中心部を見下ろす寺。東側を山で覆われているので、この時間帯は翳っている。
奥に見える台の形をした山は両神山。
常楽寺から下ると、今度は羊山公園に上がる。秩父の市街地を見下ろす。今日は、塔の見える吊り橋(秩父公園橋)の向こうの山並みまで、14の寺を歩く予定。
西武線はS字カーブを描きながらこの公園の下をトンネルでくぐる。秩父盆地へ下りるためのアプローチなんだろうか。
8:57 第12番・野坂寺。日光ヒバが門柱のように刈り込まれている。このスタイルの庭木は、この後の歩きでも民家などで見かけた。
可愛らしい表情のお地蔵様が。
門内には牛に乗った観音様が。十牛観音。
西武秩父駅前を過ぎ、秩父市中心部へ。今日はちょうど「ロケット祭り」こと「吉田の龍勢」の開催日で、人出が多い。
9:29 第13番・慈眼寺。お堂はこじんまりとしていて好ましい。納経所で「メグスリノキ」のお茶をいただく。「慈眼」の名の通りだ。
9:43 今宮神社。樹齢千年以上というケヤキの木が。
9:51 第14番・今宮坊。明治の「神仏分離」で先ほどの「今宮神社」と分離されたのだという。納経所はそばの民家に設けられている。
10:07 第15番・少林寺。
秩父鉄道の踏切がそばにある。
10:21 秩父神社。「知知夫国」の総鎮守で、武甲山を霊峰として遥拝する聖地がルーツとされ、その歴史は平安以前にまで遡るという。関東屈指の古社。
結婚式が行われるようで、参道には赤い絨毯が敷かれていた。
10:37 第16番・西光寺。これから法事が行われるようで、境内には喪服姿の人がちらほら。忙しそうな合間に納経所に住職が駆けつけ、朱印を入れてくれた(後から考えるとこの日は大安で、どんな法事だったのだろう。自分の思い違いだったのか)。
11:02 第17番・定林寺。何かの「ご当地アニメ」の舞台になっているらしく、それっぽい様子の人たちがいた。なぜか「アニメ好き」と「寺社好き」は親和性があるようだ。どっちも「聖地」って言うしなあ。
11:37 第18番・神門寺。秩父札所は団体で回るグループもある。そういう人たちと納経所で記帳がぶつかると、待ち時間ができてしまう。ここには旗をもった一団がぞろぞろと現れたので、納経は早めに済ませた。
11:56 第19番・龍石寺。お参りして納経所に出向くと、寺の方が、「昼休みを取ろうと思っていましたが、姿が見えたので待っていました」と。納経所は原則的に12:00~13:00は閉まることになっている。必ずしも杓子定規にそうなっているわけでもないようだが。
この寺は巨大な一枚岩の上に建っている。寺を出て下っていくと、その様子がよくわかった。古の人々はこの巨岩にパワーを感じたんだろうな。
随所に道しるべがある。現代の標識もあれば、昔ながらの石柱もある。秩父札所は室町時代末期にはすでにあったとされており、江戸時代になると観音信仰が庶民の心の支えとして流布し、隆盛を極めたという。
歩行者専用の橋で荒川を渡る。
下流方面、大野原の太平洋セメントの工場が見える。
12:20 第20番・岩之上堂。荒川の河岸段丘の上にある。「個人が所有し僧侶のいない堂」とガイドブックにある。
今日も暑い。軒先の日陰で休む。
ざくろの実がなっている。道々の庭や畑の緑を眺めながら歩くのは楽しい。
12:45 第21番・観音寺。このあたりは2車線の県道歩きが続く。陽射しの照りつけは夏のように容赦ない。
面白い形の花だ。トケイソウ。なるほどのネーミング。果実が食用(パッションフルーツ)となる種もあるというから、なお面白い。
13:26 第22番・童子堂。
手前のJAの売店で、どちらも地元産の饅頭ときゅうりの漬物を買っていたので、それで昼食とする。きゅうりは「塩で揉み込まれただけ」の物で、食べる前に水洗いしなきゃいけないのはわかっていたが、それでも、ほかの味はせず、ただただ「しょっぱい」だけ。ある意味「田舎の味」だなと思った。今日のように汗をかく日には、塩分補給にいいのかも知れないが。
山道を登り、
14:11 第23番・音楽寺。その名ゆえ、新曲のヒット祈願に足を運ぶ歌手も少なくないとか。
境内から秩父市街地を見下ろす。向こうの山すそから反時計回りに半円を描くようなコースでここまで来た。
裏山にある「十三仏」。札所を開いた13人の聖者たち。彼らがこの山の松風の音を菩薩の音楽として聞いたことが、寺名の由来だという。この辺一帯は「ミューズパーク」という公園になっているが、その名も「音楽」に因んでいるんだろう。
今日最後の寺。116段の階段が待ち構える。
15:15 第24番・法泉寺。
今日の歩きの締め括りも、武甲山がよく見えた。
「ミューズパーク入口」交差点まで歩き、宿の車に迎えに来てもらう。宿は「龍勢」の見物客で大入り満員なようで、夕食の予定時間が1時間ほどずれ込んだ。
※今回の徒歩巡礼で使用したガイドブックは『秩父三十四ヶ所 札所めぐりルートガイド』。各寺の説明が詳しく、地図も徒歩向きにわかりやすく作られている。
<今回> ②11番~24番 (2013.10.13)
③25番~30番~白久駅 (2013.10.14)
④白久駅~31番~小鹿野 (2014.5.25)
⑤小鹿野~32番~34番 (2014.5.26)
6:34 宿の部屋から見た武甲山。料金のわりに夕食の品数が盛りだくさんで満足な宿だった。
8:00ちょうどに歩き出し。今日も晴天だ。
8:17 第11番・常楽寺。山の中腹に建つ、秩父の中心部を見下ろす寺。東側を山で覆われているので、この時間帯は翳っている。
奥に見える台の形をした山は両神山。
常楽寺から下ると、今度は羊山公園に上がる。秩父の市街地を見下ろす。今日は、塔の見える吊り橋(秩父公園橋)の向こうの山並みまで、14の寺を歩く予定。
西武線はS字カーブを描きながらこの公園の下をトンネルでくぐる。秩父盆地へ下りるためのアプローチなんだろうか。
8:57 第12番・野坂寺。日光ヒバが門柱のように刈り込まれている。このスタイルの庭木は、この後の歩きでも民家などで見かけた。
可愛らしい表情のお地蔵様が。
門内には牛に乗った観音様が。十牛観音。
西武秩父駅前を過ぎ、秩父市中心部へ。今日はちょうど「ロケット祭り」こと「吉田の龍勢」の開催日で、人出が多い。
9:29 第13番・慈眼寺。お堂はこじんまりとしていて好ましい。納経所で「メグスリノキ」のお茶をいただく。「慈眼」の名の通りだ。
9:43 今宮神社。樹齢千年以上というケヤキの木が。
9:51 第14番・今宮坊。明治の「神仏分離」で先ほどの「今宮神社」と分離されたのだという。納経所はそばの民家に設けられている。
10:07 第15番・少林寺。
秩父鉄道の踏切がそばにある。
10:21 秩父神社。「知知夫国」の総鎮守で、武甲山を霊峰として遥拝する聖地がルーツとされ、その歴史は平安以前にまで遡るという。関東屈指の古社。
結婚式が行われるようで、参道には赤い絨毯が敷かれていた。
10:37 第16番・西光寺。これから法事が行われるようで、境内には喪服姿の人がちらほら。忙しそうな合間に納経所に住職が駆けつけ、朱印を入れてくれた(後から考えるとこの日は大安で、どんな法事だったのだろう。自分の思い違いだったのか)。
11:02 第17番・定林寺。何かの「ご当地アニメ」の舞台になっているらしく、それっぽい様子の人たちがいた。なぜか「アニメ好き」と「寺社好き」は親和性があるようだ。どっちも「聖地」って言うしなあ。
11:37 第18番・神門寺。秩父札所は団体で回るグループもある。そういう人たちと納経所で記帳がぶつかると、待ち時間ができてしまう。ここには旗をもった一団がぞろぞろと現れたので、納経は早めに済ませた。
11:56 第19番・龍石寺。お参りして納経所に出向くと、寺の方が、「昼休みを取ろうと思っていましたが、姿が見えたので待っていました」と。納経所は原則的に12:00~13:00は閉まることになっている。必ずしも杓子定規にそうなっているわけでもないようだが。
この寺は巨大な一枚岩の上に建っている。寺を出て下っていくと、その様子がよくわかった。古の人々はこの巨岩にパワーを感じたんだろうな。
随所に道しるべがある。現代の標識もあれば、昔ながらの石柱もある。秩父札所は室町時代末期にはすでにあったとされており、江戸時代になると観音信仰が庶民の心の支えとして流布し、隆盛を極めたという。
歩行者専用の橋で荒川を渡る。
下流方面、大野原の太平洋セメントの工場が見える。
12:20 第20番・岩之上堂。荒川の河岸段丘の上にある。「個人が所有し僧侶のいない堂」とガイドブックにある。
今日も暑い。軒先の日陰で休む。
ざくろの実がなっている。道々の庭や畑の緑を眺めながら歩くのは楽しい。
12:45 第21番・観音寺。このあたりは2車線の県道歩きが続く。陽射しの照りつけは夏のように容赦ない。
面白い形の花だ。トケイソウ。なるほどのネーミング。果実が食用(パッションフルーツ)となる種もあるというから、なお面白い。
13:26 第22番・童子堂。
手前のJAの売店で、どちらも地元産の饅頭ときゅうりの漬物を買っていたので、それで昼食とする。きゅうりは「塩で揉み込まれただけ」の物で、食べる前に水洗いしなきゃいけないのはわかっていたが、それでも、ほかの味はせず、ただただ「しょっぱい」だけ。ある意味「田舎の味」だなと思った。今日のように汗をかく日には、塩分補給にいいのかも知れないが。
山道を登り、
14:11 第23番・音楽寺。その名ゆえ、新曲のヒット祈願に足を運ぶ歌手も少なくないとか。
境内から秩父市街地を見下ろす。向こうの山すそから反時計回りに半円を描くようなコースでここまで来た。
裏山にある「十三仏」。札所を開いた13人の聖者たち。彼らがこの山の松風の音を菩薩の音楽として聞いたことが、寺名の由来だという。この辺一帯は「ミューズパーク」という公園になっているが、その名も「音楽」に因んでいるんだろう。
今日最後の寺。116段の階段が待ち構える。
15:15 第24番・法泉寺。
今日の歩きの締め括りも、武甲山がよく見えた。
「ミューズパーク入口」交差点まで歩き、宿の車に迎えに来てもらう。宿は「龍勢」の見物客で大入り満員なようで、夕食の予定時間が1時間ほどずれ込んだ。
※今回の徒歩巡礼で使用したガイドブックは『秩父三十四ヶ所 札所めぐりルートガイド』。各寺の説明が詳しく、地図も徒歩向きにわかりやすく作られている。