慰安婦発言支持のメール、中山文科相「感銘受けた」…はぁ？

朝日新聞http://www.asahi.com/politics/update/0711/002.htmlによると、【中山文部科学相は１０日、福岡市での講演で、「従軍慰安婦という言葉は当時存在しなかった」という自らの発言を支持する日本人留学生のメールを約９分間にわたって読み上げ、「感銘を受けた」「若い方々は本当に真剣に考えてくれている。ありがたい」と語った。】 らしい。
　メールを読む前に、中山氏は「私の発言に関してはご批判もあるが、若い方々からの励ましがすごく多い」と言ったうえ、カナダの大学院で学ぶ２０代の女性からのメールを紹介したという。
　メールの内容は【「（従軍慰安婦は）一部の日本人が自虐的にも戦後作った言葉だ」と、中山発言を支持。「彼女らには大いに同情すべきだが、（意に反して売春させられたのは）古い時代の日本の農村で見られた情景とそう変わらない」「戦地にある不安定な男の心をなだめ、一定の休息と秩序をもたらした存在と考えれば、プライドを持って取り組むことが出来る職業だったという言い方も出来る」とも述べている】という。

　中山さん、公的な場で引用したってことは、あなた自身の考えがそのメールと一致していると公的に考えられても仕方がないってことですよ。あなたは、自分の娘をそのプライドを持って行える「従軍慰安婦」にすることができるってことですか？

　現代の民主主義の基盤は、「私が例え、あなたの境遇だったとしても納得できる、そういうシステムを作りましょう」ということであるべきだと考えます。「自分はあなたとは立場が違うし、あなたの立場に立つことはあり得ないので、私にとって都合のいいことに賛成します。あなたがどうなろうと知ったことではありません。」というのは、差別される人の犠牲のうえで成立する社会を前提とした考え方だと思う。

「はぁ」とかいう表現は望ましい表現ではないが、中山さん、あなたには、使わせてもらいます。そして、何度でも問いかけさせてもらう。あなたの娘を「従軍慰安婦」にできますか？