情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

共謀罪、審議再開いつになることやら?!

2005-07-16 23:14:16 | 共謀罪
共謀罪は、実は15日にも衆院法務委員会で審議が予定されていたが、再開できなかった。というのも、副大臣が存在しないままで委員会を開会することは違法なのではないかという疑いを払拭できないからである。(http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.cfm?deli_id=27630&media_type=rnの松本大輔議員の冒頭部分が分かりやすい)

副大臣が罷免されたのは、
【政府は5日午後の臨時閣議で、郵政民営化法案の衆院本会議採決で反対票を投じた衛藤晟一厚生労働、滝実法務両副大臣と森岡正宏厚労、能勢和子環境両政務官の4人を罷免した。後任は当面空席とする。小泉純一郎首相は同日夕、首相官邸で記者団に「政府の法案に反対したのだからやむを得ない」と語った。】日経http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050706AT1E0500S05072005.html
という事情だ。

小泉にもメンツがあるから、当面空席にすると言った以上、すぐに後任を選ぶわけにもいかない。で、審議がとまった。棚からぼた餅ではあるが、今国会での成立は避けられそうな感じだ。

ただし、条約に基づく立法である以上、今国会で成立しなくてもいずれ政府は成立を迫ってくるはずだ。何とか、一般市民には無害な法律とするよう抜本的修正を図らなければならないという点では事情は変わっていない。今国会での幕引きのさせ方が次期国会以降の審議にも重大な影響を与えることになるのは間違いない。アラームを発し続けましょう。

睡眠にまつわる用語

2005-07-16 21:05:47 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
【愉快な仲間たちシリーズ】

当事務所の構成員の睡眠にまつわる用語の解説

1)1人時差ぼけ:徹夜が続くなどして、昼間どうしても眠くなってしまい、何日か続けて、数十分の睡眠を昼食後などにとってしまったため、その時間には必ず、眠気が襲ってくる体になってしまうこと。いったん、その状態に陥ると、夜中はぎんぎんに目がさえてしまうため、回復が困難となる。

2)タクシー睡眠:完徹などの際、裁判所までの道のりを電車に乗らずタクシーで行き、その間、爆睡すること。金を出してでも眠りたいという誘惑に駆られた際にとってしまう睡眠。このような状態の際、電車に乗ると、気が付くと、乗り越していることが多い。

3)睡眠各週:さすがに、徹夜続きだと体が持たないなぁ、体を休める必要もあるなぁ、と年をとった自分を戒める言葉。せめて、各週で睡眠をきちんととろうという標語。

4)ラム睡眠:徹夜で体がぼろぼろなのに、目だけが冴えている際、隠し持ったアルコール類を飲んで入眠すること。「強制オフ」ともいう。

5)まくら:ソファーで寝る際、前に寝た人の○○や●○などから身を守るために使うシート状の紙。新聞などが多く用いられる。

憲法改正国民投票法案ブックレットお披露目は、7月27日のシンポで

2005-07-16 01:36:44 | 憲法改正国民投票法案そのほか
報道と表現の危機を考える弁護士の会が、作成している憲法改正国民投票法案ブックレット「憲法を決めるのは誰?戒厳令下の国民投票」が7月27日開催されるシンポ「メディアの危機、憲法の危機」で発売開始されることになりました。

ぎりぎりの進行ですが、この週末、編集担当者が突貫で、校正してくれることになっています。

ブックレットの表紙のキャッチは、「改憲が現実のものとなる日が近づいている。その日、私たちが手にする憲法は、本当に私たちの民意を反映したものとなっているだろうか。現在、検討されている国民投票法案は、私たちが十分に考え、選べる仕組みとはなっていない。このままでは、憲法は誰も納得できないものになってしまう!」


一方、シンポの趣旨は、

マスメディア(大量に情報を伝達する媒体)がその伝達機能を奪われようとしている。それはすなわち、私たち市民が情報を得る手段を失うことである。
 いま、社会で何が起こっているのだろう。
「NHKの番組に政治家が圧力をかけた」と朝日新聞が報道したが、自由な情報の伝達過程に政治的圧力が加えられたという非常に重要な問題が、朝日新聞の取材のあり方に関する批判や記事の真偽の問題に矮小化された。
そして今、憲法改正の国民投票法案には大幅な報道規制が盛り込まれている。まるで国民に改憲案に関する情報を与えないようにして投票をさせようとしているようである。
 いま、表現の自由は、政治権力によってあからさまに制約され、本来制約に抵抗すべきはずのメディア内部で崩壊しつつあるのではないか。
メディアの危機、憲法の危機。その現状を分析する。

というものです。


日時:2005年7月27日(水)午後6:10~午後8:20
   (午後6:00開場)
場所:弁護士会館5階502ABC室
地下鉄霞ヶ関駅(丸の内線、日比谷線、千代田線)からB1-b出口より直通
内容(予定)
(1)憲法改正国民投票法案の問題点の指摘
(2)NHK番組改変事件の経過報告
(3)パネルディスカッション
~正面から迫りくるメディア規制・表現規制~
[パネラー・敬称略]
吉岡忍(作家)
野中章弘(アジアプレス代表)
藤森研(朝日新聞記者)
内田雅敏(弁護士)
[コーディネーター]
梓澤和幸(弁護士)
入場無料

参照
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/0df5657f3e24acb256fd4128b8fbe0ee
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/fc39352bab7975985211efedf2ca8083