情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

一億総密告社会にしてよいのか!パート10~自民党からも反対の声

2007-01-27 17:59:09 | ゲートキーパー(一億総密告社会)制度
 朝日新聞によると、【犯罪組織の資金洗浄などを防ぐ社会の門番役として、弁護士らに疑わしい取引の届け出を義務づける「ゲートキーパー(門番)法案」を巡り、自民党の内閣・法務・司法制度調査会の合同部会は26日、「議論が尽くされておらず拙速だ」として、予定されていた同日の部会承認を見送った。政府は「特急」で処理される「日切れ扱い法案」として年度内のスピード成立を目指すが、当初予定の2月2日の閣議決定は困難な情勢になった】という。

 同紙によると、【部会では、実質上初めての議論の場で承認を取ろうとする警察庁の姿勢に対し、慎重論が集中。「国民に全く知られていない法案を『日切れありき』で議論するのはおかしい」との意見も出た】らしい。

 聞いたところによると、賛成したのはわずか2名で、反対したのは8名。圧倒的に拙速な成立を危惧する声が大きかったようだ。

 もちろん、共謀罪にしても、【自民党法務部会(吉野正芳部会長)は25日午前の会合で、共謀罪を創設する組織犯罪処罰法改正案に関するプロジェクトチームを設置し、同法案の修正を検討する方針を決めた。通常国会の会期中に一定の結論を出す考え。吉野氏は「(同法案を)白紙に戻して部会で了承事項にするか、勉強会という形で議論して提言するかはこれから詰めたい」と語った】(時事通信)と伝えられるように、世論の反対を押してでも成立をさせようという姿勢を見せている自民党だけに、安心はできない。

 当面の目標は2月2日の閣議決定阻止だ!

 安倍内閣の閣僚(ここ参照←クリック)にあらゆる手段で抗議の意思を伝えよう!
Stand and Unite!

 




★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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靖国Q10.A級戦犯を分祀すれば、外国からも批判されることもなく、また天皇の参拝も可能になる

2007-01-27 16:53:30 | 靖国問題Q&A
Q.A級戦犯を分祀すれば、外国からも批判されることもなく、また天皇の参拝も可能になる。

A.A級戦犯を合祀するということは、先の大戦が日本の侵略戦争であったことを否定するメッセージを対外的に発信することになり、重要な問題ではありますが、しかしこのことが、靖国問題の本質というわけではありません。

    確かに中国などはA級戦犯が合祀されている靖国神社に日本の首相が参拝することを問題にしており、A級戦犯を分祀すれば批判はなくなるかもしれません。しかし、靖国問題の本質は、前述したように日本の近・現代史における戦争をすべて聖戦であったとする靖国神社の持つ特異な歴史認識にこそあるのです。
    このような歴史認識からすれば、A級戦犯の合祀は当然(そもそもA級戦犯という観念がないのであり、その意味ではむしろA級戦犯こそを祀るにふさわしいと云えましょう)であり、これを分祀したとたんに靖国神社は靖国神社でなくなってしまうのです。ですからA級戦犯の分祀なんてできるはずがありません。それは神道の教義上というよりむしろ前述した靖国神社の成立の経緯、特異な歴史認識が故にです。


■■以上、内田雅敏弁護士執筆■■


A級戦犯を分祀したとたんに靖国神社は靖国神社でなくなってしまう…確かに、戦意高揚装置としての靖国が戦争を推進した指導者を分祀するわけにはいかんですよね…。

マンガは、橋本さんの連載30回で掲載したものを再掲させいていただきました。


★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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