いえいえ、本当はチガイマス。ただ、江ノ島や湘南海岸にはすぐいける距離だってだけ。
今はもう「渋滞」というやっかいなおまけがありますので、
江ノ島や藤沢には、電車の方が確実なんですが、
若いころは車で飛ばせば(もっぱら助手席でしたが)、20~30分で海が見えるという状態でした。
で、何の話か…いや海ですがな、海…。
海に関わる柄というのは、やはり「夏物」に多いですね。
この帯は、母のもの、結局一度も締めていないですね。糸かかったまんま。
だいたい私と同じで夏は汗っかきだったんですから…。
着道楽な人は、着るとか着ないとかでなく「ほしい」…のですよね。よぉぉぉぉく、わかりますです。
色はハギレを見ると、うすーーいグレーに見えるのですが、帯に仕立ててあると、わずかにピンクを感じます。
ここまで行かないけど こんな色。
貝の部分アップ、少しですが金糸があります。
私はこのコロンとした貝が好きです~。このまるっこさに、なんか親近感が…?
前はこちら。普通こういう場合は、貝はひとつかふたつ…だと思うんですが、こりゃ大サービスですね。
昔、海でこんな貝殻拾って歩きましたわ。
絽の帯ですから、当然「夏のオシャレ着」用…締めることあるのだろーか…。
ゆかたで半幅ばっかしで、しかも、汗かくので一日でざぶっと洗ってぱりっと乾かしたい!
今、毎日降るような降らないようなこのおかしな天気で、ゆかた着るのも天気しだいなのに。
いやその前に、この帯を締めるような着物、ばーちゃん持ってたか?もう一度探索に行かねば。
こんなふうに「季節感」のある柄は、日本の着物の醍醐味でもあると思います。
元々日本は四季のある国で、そこから我らがご先祖さまは、さまざまな美しいものをみつけ、
色とし、柄とし、形として伝えてきたわけです。
最近の若いかた向けのゆかた柄は、どうしても洋服感覚、といいますか、
季節ではなく「きれい、かわいい、ゴージャス、そしてハヤリ」といったことが先行で、
結局は古来よりの…なんてことより、今の女性ウケするものに、傾いてしまう…。
以前も書いたのですが、要するに「真夏に着る着物」は、人に「涼しげだな」と感じさせる、
あるいは連想させるものがオシャレであり、大胆な柄だったりしたら、それが粋というもの。
それは「古い考え」ではなく、暑いときは半袖を着るのと同じような「自然」なことだと思うのです。
たとえば上の帯が「絽」ではなくて普通の名古屋帯だったら、真冬に締めるのはちと寒々しいですよね。
色で言うなら、洋服は、夏物であっても黒も赤も紫も黄色も、なんでもありです。
それは「デザイン」という強みあるからで、半袖やタンクトップ、キャミソールなど、
デザインで涼しげに装えます。またひらひらしていたり透けていたりも、涼しく見せる効果ですね。
洋服にはそういう「見た目のカタチ」という要素が使えます。
でも、着物はみんな同じかたちなのです。だからこそ「色柄で勝負!」なんですね。
たまたまテレビ番組の本を買ったら、最近の女の子グループ、私は全くわからないんですが、
たくさん浴衣の写真がありました。それぞれかわいいんですけどねぇ…。
どうもパツとしないナァと思ってよく見てみると、地色も柄も全部「薄い」…今年のハヤリ?
薄い地色、白もありクリーム、ピンク、ブルー…なんですが、それぞれの柄がまた薄い色ばかりなんです。
まぁやさしい感じといいますか、ソフトなイメージでまとめたのかもしれませんが、
薄いブルーに淡いピンクの花とか、白地でも柄が薄いピンクや黄色…なんか印象がぼんやりなんですよね。
ゆかたは着物では着られない大柄や、ぱきっとキレのいい柄、一番が紺白の組み合わせですが、
コントラストがハッキリしている方が、オシャレなんですけどねぇ。
本日のおまけ画像、突然キィキィピピピピっと、鋭い鳥の声が聞こえ、何羽かがばさばさと
ちょうどケンカでもしているような騒がしい音が聞こえました。
見ると電線に一羽の鳥さんが…「勝った!」とでもいいたげに?
急いでカメラを持ってきました。
動かずにいてくれたので撮りまして、明るさ調整してみましたら「ヒヨドリ」でした。
尾の先の乱れは、きっと「名誉の負傷?」なのでしょうね。たくましいです。
お母様一度も締めずじまいでしたか。
持っているだけで心が豊かというか、
満足する部分てありますよね。
どのお着物に合わそうと思っておられ
たんでしょうね。
そうなんです「持ってるだけで」って、ありますよね。
母は暑がりでしたから、絽の着物はそんなにないはずだし、覚えがないんです。
私が船橋にいる間に作っていたら、着物で来ることはありませんでしたから、
きているの見ていませんねぇ。
探すのも楽しみです。(なかったりして!)
夏のおしゃれ着にとってもステキ!
京都出身のお母さま、ご趣味がはんなりしてらっしゃって、関東者にはとっても新鮮です。
着道楽で好きなものをお買い求めなら。。。
もしかして合わせる着物はマジでなかったりして(@@)
そしたらとんぼ様のお手持ちで、8月のコーデ、行く夏を惜しむ9月のコーデなどなど。
期待します(^^)/
うっとりですね。。。
着物や帯というのは本当に不思議ーーどんなに高価な洋服でもこういう感じは受けないと思います。何て言うかテキスタイルとしての完成度がすごいとおもうんですよねえ~~
帯や着物の後ろには物語を感じますねえ~~
いやほんとに「あったっけ。見たことない」なんです。
母がなくなったとき、お棺に入れる着物を選ぶのに、
ざっと箪笥は見たのですが、すぐに好きだった着物を見つけましたので、
ちゃんと「探索」していない…。
あってくれぇぇぇです。
京都は着道楽といいますが、伯母が全然そうではなかったので、
「いいわけでしょ」と言ったことがあります。
母の答えは「あの人がかわってんねん」でした。アタシの負け…。
母の着物の記憶がないので、自分の絽の着物を思い出してみたのですが、
二枚か三枚かしかないのです。アレは濃すぎるな、合わないな…
ほーらまた「この帯に合わせて」なーんて考えちゃってます。でへへ。
考えてるだけで楽しいのが着物ですね。
母もなにかありきたりでないものが好きでした。
物語性のあるものって、惹かれますね。
それにしても暑がり親子だってのに…。
宝の持ち腐れにならないように、気合入れて!あっ入れすぎるとまた汗かくし、
ほどほどってところで…?!