ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

ラミ・シート

2011-08-04 23:27:39 | つれづれ

 

手芸などをなさる方は「ラミネート・クロス」をご存知だと思います。

要するに「ビニールかかった布」ですね。

普通に袋など縫うなら、中表ですからスイスイ縫えますが、表から飾りステッチ入れようなんて思うと、

ミシンの送り歯でもうまく動かず、縫いにくい…。そういう場合はベビー・パウダーをはたきながら縫うか、

薄い紙を乗せて縫うと縫いやすくなります。薄い紙は手ごろなところでティッシュ・ペーパー…なのですが、

縫い終わって取り除くとき、縫い目の中に繊維が残ることがあります。

もしあったら、うすーいトレーシング・ペーパーがいいです。縫うところも少し透けて見えますしね。

 

さて、ラミってあると何がいいか…まぁ縫い目のところなどはきをつけなければなりませんが、

とりあえずビニールですから「防水」になります。

昔、雨の日の買い物にお財布入れたりするショルダーバッグにしてました。

あまり用がなくなって、しばらくラミは縫っていなかったのですが、

着物の古布のはぎ合わせなどでバッグを作るときなど、ちょっと防水できたらなな…と思っていました。

実際には防水スプレーもありますし、いい縮緬を使ったものなどは、雨の日はゼッタイ使いませんが!

 

とりあえず絹でなくとも木綿のトートバッグなど、ラミパックできたら汚れも違うだろうし…

などと思っていて見つけたのが、「ラミ・シート」だったわけです。

こちらが詳細説明です。なんか「接続できない」とか出る場合もありますが、下のほうにありますので。

 

すでにお使いの方には役に立たない情報ですが、とりあえずテストしてみました。

まず、シートはこんな感じ。内側がテカテカしてます。これが「ウレタン樹脂」だそうです。

 

        

 

テストしてみた布、紋錦紗の無地です。これ、あの「訪問着を羽織に」しちゃった残りです。

ちょっと色が正確ではありませんが、模様があるところをお見せしたかったので。

    

 

シートをカットして乗せて…丸缶は、押さえの「飴ちゃん」です、すみません。

     

 

ここからはアイロン、コレについては後で書きます。時間かかりました。

熱がすっかり冷めてからシートをはがすと、ずいぶん色が違って見えますが、

色が変わるというより、反射するので白っぽいといいますか、べつものという感じですね。

でも模様なんかははっきり見えます。

     

 

フラッシュたくとこんなに光ります。これでも「マット」仕上げのほうですからねぇ。

     

 

市販のビニールクロスは厚地ですが、コレはそんなに厚くはならない感じです。

ふにゃっとしています。

     

 

ためしに縫ってみました。楽勝です。縫った表から見ています。

表からも縫ってみましたが、ちょっと軽ーい抵抗があるかなーという、それもきのせいか?くらいで

難なく縫えました。こりゃありがたい。

     

 

市販のものは、シートに布を直接貼り付けているのだと思いますが、

これは樹脂を「しみこませる」のですね。ちょっと水をたらしてみましたが、全く通りません。

ふき取ったら問題なしでした。

ただ、完全防水ではないので、長時間ぬれたままにしないでくださいとは書いてあります。

 

さて、これの問題点は、見た目の変わること、と接着に時間がかかること。

見た目が変わるのは、仕方のないことですね。

これはマット仕上げのほうですから、普通用はテカテカ光りそうです。黒地なんかはマットの方がいいかも。

 

アイロンですが、常時「中温」です。時間かかります。

まずとりあえず、アイロンをざっとまわして貼り付けるわけです。空気抜きにきをつけて…。

このあとの説明…

「腕の力を乗せ円を描くように動かしながら、アイロンを押し回します。

(1か所につき約10秒かけて10回押しまわしてください)押し回しながらアイロンを移動させて

全体に押しあてます。これを2回繰り返します。」

これ最初に読んだとき「やめよーか」と思いました。

ハギレですからいいですけどね、ある程度の大きさのものだったら、

アイロン台の大きさだって限られるし、こりゃたいへんですわ。ふろしきにやってみたかったんですが…。

あまり下はやわらかすぎない方が…ともあったので、大きいものの時は、

床にシーツをたたんだようなものを敷いてやったほうがいいかもしれません。

絹でも中温なのと、シートがかなり厚手なので、押し当てても焦げるようなことはありませんでした。

いやーそれにしても、腕が疲れましたよ…。

 

完全防水ではありませんが、よく使う買い物バッグなんかにはいいかもしれません。

息子が施設で入浴するのですが、湿ったりしたものを持ち帰るので、

何か木綿の布の「裏側」にこれを貼り付けて、表側は普通…の大きい巾着を作ってみようかと思っています。

50×60センチで990円というのは、まぁ機能と市販のものの縫いにくさを考えれば、

妥当な価格かなぁ…と思いました。安いところを探したのですが、だいたい売ってるところが少なかったです。

 

というわけで、今日は商品テスト??になりました。 


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4 コメント

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えーーーと ()
2011-08-04 23:49:52
いろいろと便利な物が出ているのですねぇ・・・
手仕事の苦手な私には不要と思いましたが
もっと簡単に使える品になったら
チャレンジしてみたい かな?
返信する
Unknown (とんぼ)
2011-08-05 00:25:47
惠様

昔苦労して作っていたくるみボタンなんかも専用金具があったり、
両面接着芯があったり…もう便利便利です。
これはちっとコツがいりますねぇ。
おおきなものをやるにはちょっと勇気がいりますわ。
返信する
Unknown (陽花)
2011-08-05 07:34:03
便利なものがあるんですね~
こういう物を作るのは苦手なので、
説明書を読んでも多分???でパス
してしまうと思います。
でも、こんな風に柄がよく見えると
お気に入りの柄でバッグ作りもいいですね。
返信する
Unknown (とんぼ)
2011-08-05 12:44:53
陽花様

ほんとにイロイロ出てきます。
新しいものに飛びついて失敗することも
多々あるので、最近は材料を少々ムダにしても
テストしてから…にしています。
そそっかしいですからねぇ。
返信する

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