先日実家から持ち帰ったもの。
母は着物は絹が好きでしたが、藍染、藍木綿を普段に使うのが好きでした。
写真は、母のお気に入りだった「のれん」です。日のあたるほうがもう褪めてしまっているのですが、
それがまたいい味になっています。右の黒いのはインド綿です。
切り刻む気になれないでいるのですが、バッグなんか、いいですよね。
そういえばインド綿も好きで、大きなのを買ってきてワンピースやスカートにして着ていましたっけ。
それで私が母に作って送ったのが、こちらの「インチキ藍染キルティング」のはんてん。
これも持ち帰りました。
たぶん30年近く前です。たしか手芸店でバーゲンがあって、生地も4割引とか5割引とかだったような…。
だからといって「インチキ藍染」じゃねぇなんですが、母は「ええ柄」や、と喜んでくれた記憶があります。
インチキもインチキ、パッチワーク風なだけのプリントです。おまけにキルティングだからと裏もつけてないし。
紐にいたっては、いろいろ探したけど、手持ちにそれらしく使えるものがなくて、
なんと木綿コード(子供のコップいれ巾着なんかのあのひも)をつぶしてジグザグミシンで押さえたシロモノ。
見事な手抜きです。
もちろん「乳」をつけるような面倒なことはせず、直接縫い付けでしたから、
なにかいい紐があったら付け替えて、といったのですが、母はずっとそのまま使っていたんですね。
息子の心臓病がわかってからは、寒い時期は里帰りしなくなりましたから、
母がこれを着てくれているのはしりませんでした。
父の話では、チョコチョコ着てたよと。なるほど、かなりしなしなになっています。
この冬からは、私が着ましょうかね。紐…ま、いまさら替えることもないか…です。
それにしても、一雨ごとに、確実に寒くなってきました。
お洒落な人というのは暖簾に凝ると思ってました。
このお魚も寿尽くしも、暮らしが楽しくなる♪そんな感じがしますね。
プレゼントされてたなんて、とんぼ様は
親孝行ですね。
私はしてもらってばかりだったので、
今頃後悔しています。
こんな風に手作りして上げられたら、いいのになぁ。
そういえば、我が家の子供たち、かなり大きくなるまで半天を着ていましたよ。冬のぬくもりには、半天が一番楽で暖かいですね(^^) とっても寒い夜には、半天着たまま寝ていましたよ。
私も出来たらいいのになあと羨ましくなりました。
お二人を繋ぐ素敵な思い出が詰まったはんてんですね。
ありがとううございます。
すし小さめですが、着ることにしました。
母は暖簾好きでしたね。自分でも必要な場所に必要な長さのもの作ってました。
浴衣地でもふろしきでも洋服地でも、気にいったものなんでもでしたねぇ。
季節や気分で、よく変えていました。日が当たって色が変わっても、
まだすてずに取っておいて、また何かにするつもりだったのでしょう。
私が何かにすればいいかなと思っています。
母は和裁をやる人でしたから、カンタンソーイングのものなど、
せせら笑うかと思ったのですが、喜んでくれました。
自分でなんでも作る人だからと、あまり手作りのものは送らなかったのですが、
もっと作っておけば…なんて、今になって思っています。
半天って、昔は当たり前にみんな着ていましたね。
私も、木綿の縞柄半天、袖の下がすりきれるほど着ましたっけ。
こたつに火鉢、丹前の父にひっぱりの母、半天の私…懐かしい風景です。
和裁をやる人でしたが、笑わずに着てくれました。
ずっと忘れていたのですが、ちゃんと畳まれて、
衣装箱に入ってまして、なんか胸キュンでしたねぇ。
そのときはなんとも思わないことが、あとで思い出になる…
ちょっとウルウルしたことでした。
娘達には出来合いの半纏を着せていましたが
母は洋裁の出来る人でしたので
何これと言われるのが目に見えていたので
プレゼントするという事はありませんでした。
親子の関係もあるのでしょうが
手作りは良い関係を作りますね
やさしいなんぞと言っていただいて…。
実はゴマスリだったりもしましたー。
私がもらった数のほうが、はるかに多いし!