ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

今日はナガサキの日

2018-08-09 15:02:57 | つれづれ

 

長崎は祈りの日、あちこちの教会では、鎮魂の鐘が鳴り響いたことでしょう。

たいへんな「人災」を受け、いまだ病に苦しむ人がいる…家族をなくし、家をなくし、

いわれのない差別を受けて生きてきた方々がどれだけいることか。

当事者だけでなく、胎内被ばく、被ばく2世3世といわれて、自身もいまだ病気の不安に襲われる…。

今、世界も「核」について揺れ動いていますが、あんなもの、誰も使うことはできないし、

使ったら、今の核なら、自分の国だって壊れます。

人は英知のかたまりであり、もっともおろかでもあります。

知恵の使いどころがわかっているのに、どうしていい方に進みませんかねぇ。

 

日本は、とんでもない経験を2回もさせられた唯一の被爆国です。

戦争という大きな人災に苦しんだ国です。

あのときのたくさんの人の命や、残った人の奮闘、それらの上に、今の私たちはいるわけです。

元々勤勉で辛抱強い国民性ですから、本当にすごい速さで日本は立ち直り、

小さい島国でありながら、世界にもいろんな意味で認められる先進国となりました。

 

大事にしなけりゃいけないと思うのに…なんですか、最近のていたらくは…。

ナンタラの会長だの監督だのという立場の人のパワハラや、組織の私物化、

議員バッチを付けたり、これまた長と名のつく立場にいる人の、セクハラ、パワハラ、

あげくに裏口入学だの使い込みだの…もういいかげんにしてほしいものです。

そして聞くに堪えないのが「自分は悪くない」「言ってない、やってない」「そんなことになると思わなかった」

「そんなつもりはなかった」…まぁ言い訳の多いこと。

李下に冠を正さずというでしょう。スイカ畑で靴ひもなおすなというでしょう。

実際スイカ泥棒していなくても、疑われるだけで恥ずかしいことなのですよ。

 

いつからこんなボーッとした国になったのでしょう。

上に立つ人ほどしっかりしてほしいのに。

 

台風は横浜をわずかにかすめました。

何もなく過ぎましたが、ほんの少しのズレで被害が出たところもあります。

西では先日の天災とその被害にあった人がいて、今もまだ泥やガレキと戦っています。

頑張る人、助ける人、私のように直接は何もできない人、でも気持ちはちゃんと向けること…

それはどんなに過去の彼方のことであっても、最近のことであっても、

「思う」ことの大切さは変わらないと思います。

忘れない、伝える、思う…災害の続く夏に戦争の記念日を迎えて、思いを重ねて考えたことでした。


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2 コメント

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こんばんは。 (あけ)
2018-08-09 23:03:48
中学の修学旅行で、長崎へ行った時、被爆された方の、話を聞きました。原爆症になって、リンパ腫を多発され、手の震えに、悩まされ、それでも、憎しみを、越えて、戦争体験を話すのが、使命と、話されてました。道徳心のない、悪い大人たち…スケベな警官、無免許運転繰り返す、教師、露出狂の、弁護士…道徳心なんて、死語なのかも…
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Unknown (とんぼ)
2018-08-10 23:13:45
あけ様

私も高校の修学旅行で、長崎の資料館に行きました。
今でも強烈な印象を受けたことを覚えています。
思えば、あの時から無関心ではなくなった気がします。
やはり伝えることは大切なことだと思いますね。

イマドキの「上に立つ人」、何を学んできたのやら。
言葉の使い方も知らず、いつも保身ばかり。
ネットなどで今まで言えなかったことも、
けっこう言えるようになったせいか、
「だまっていない」人が増えました。
SNSは功罪あるけれど、いい方に生かして、
道を正してほしいものです。
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