以前「ネクタイをつないで半幅帯」という記事のとき、必死で全部解きました。
そのとき解き始めて、ふと「あら、こんなネームタグが集まるんだわ(ホクホク・むふふ)」
そう思ったのです。実は、昔々に作ったバッグのことが、いつまでもアタマの隅にありまして…。
もういつのことだったかもサダカでない…はい、記憶力はひとさまの半分くらいなもんで…。
ジーンズがいいかげんポピュラーになって、穿き古しのジーンズでバッグやベストなどにすることが、
流行ってました。それで私もありきたりですがバッグにしました。
何もポイントがなかったので、アップリケとか、ステンシルとかいろいろ考えたのですが、
何かで見た「ラベルやネームタグ」を服や小物のアクセントに使う…というのを思い出したのです。
それがどんな作品だったかも忘れていますが、あちこちにポンポンととんだブランドのタグが、
けっこうカッコよかったのです。それでいろいろ探したら、ネームタグって、あれこれついてるんですよね。
服は着ていても、別にネームタグはなくても大丈夫ですから、自分のトレーナーだの、
主人のセーターだのから、次々はぎ取って集めました。
もちろんブランドものなんて数えるほどもありません。ただ横文字が並んでいるだけとか、
唐草模様みたいな枠の中に、読めないような飾り文字とか…それでもタグなら何でもよかったのです。
取り混ぜて適当に並べて、バッグの本体に縫いつけました。
そのバッグは引っ越しのドサクサで姿を消したままなのです。
で、ですねぇ、このネーム・タグ、これだけあるのだから、また並べてみたらどうかなと…。
ちょうどこのジーンズを洗ったところでした。これは、おとサンが昨年日本に戻ってから、
出かけるときはいつも穿いていたジーンズです。みたら「カルバン・クライン」・・・ゼータクな…。
元々ブリーチアウトらしいのですが、更に穿きこんでいてあちこちに「穴」が…。
気だけは若かったんだわねぇと思いながら広げましたが、いかに私がオナカデブリンでも、
大きすぎて、これはいくらなんでも穿けません。かといって落ちない汚れシミもあるので人にやるのもねぇ。
なにより、あの半年の思い出の中には、これを穿いて「ちょっといってくるね」と出かけていたおとサンの
後姿も残像のように残っているのです。これはなんとか利用しよう…と、とりあえず単純に「トート・バッグ」。
それでシコシコ糸を切りまして、解きました。ジーンズの糸って丈夫でほんっとに解きにくい…。
それでもやっと広げて、膝から下の傷のない部分を使うことにしました。
ただ、かかとから少し上が、擦れて薄くなっています。まだ大丈夫でも、いずれ糸が切れます。
そこをカバーしてみようと思いました。えぇなんでもヤッテミタイ私…です。
まず、使うタグを選びます。裏に両面接着芯を小さく切って、アイロンで貼り付けます。
この時しわくちゃだったり、余計なところで折れているところなど、ついでにアイロンで形を整えます。
接着芯は、あとで縫うところは避けてひとまわり小さくします。
接着芯がついているところを縫うと、針に接着剤がくっついて、運びが悪くなりますので。
この接着芯は場所を決めたところに、タグが動かないように付けばいいので、小さくていいのです。
剥離紙をはがしたものを、デザイン通りに並べ、上からもう一度アイロンかけて、土台に接着します。
こんな感じになりました。本当はもう少し全体に右に寄せないと、バッグに仕立てたときに、
柄が左に寄りすぎるのですが、傷かくしなので仕方ありません。
これを面倒でも一枚ずつ、ミシンで縫い付けていくわけです。
上の部分のダンダラ模様は、裾です。全部糸を外して開いたら、
こんな面白い柄になっていたのです。最初は膝から下を普通に使うつもりでしたが、
それだとこの面白い柄が、底に回ってしまって見えません。
それでバッグの口部分にダンダラが来るように、上下ひっくり返しました。
そして最初はラベルを煉瓦みたいにきれいに並べようか、片側に寄せようかと思っていたのですが、
裾から少し上の擦れたところ、ここを補強を兼ねて、隠すことにしました。
以前作ったバッグはこんな感じに積み上げたデザインでした。
上のものは、とりあえずで並べたので黒ばかりになっていますが、ブランドもののタグでなくても、
いろんな色のタグを並べると、面白い模様にります。土台布が完成したら、そこからバッグに仕立てます。
久しぶりに布やハサミを持ち、今日はルンルンです。
一気に仕上げられたらいいのですが、ムリはしません。
バッグの口部分はギリギリなので、さて「裏に何を持ってくるか」「持ち手はどうするか」
これを悩むのが楽しいわけで…。今夜はこれから持ち手をゴソゴソと出してきて見る予定です。
いつできるかわかりませんけど…。
たかだか「タグ」といっても捨てられない…のは、こんなところに原因があります。
考えもしませんでした。
本当にアイデア次第、何も捨てられませんね。
ナカナカ面白い感じになりそうですねー出来上がりが楽しみです。
あれこれいじって、形になるとなんだかうれしくなりますね~
昔、妹がやはりネームタグを沢山集めてはぎ合せてベストを作ったことがあります。
手芸雑誌に取り上げられましたっけ。
どんなのが出来るか楽しみです。ご主人との共作ですね♪
つい「何かに使えないかしら…」と思って
なんでもとっておくんです。
でも利用できる方が少ない…んですよぉ。
貼り付けて見ると「こういう色があれば」なんて
欲が出るので、形になるまでが大変です。
タグ集めていたときは、人の複まで気になったりして…。
友達にたのんで「それちょうだい」なんてやってました。
うまくバッグになるといいんですが。
私も昔見たのがとてもよかったのです。
それはちょっと何枚かとんでいるだけだったのですけどね。
考えた人、ステキですー。
主人は「あーーー、俺のお気に入りー」なんて
ふくれているかもですね。
なんとか形にしたいと思っていますが、
ここから先のアイデアがまた四苦八苦です。
連休も終わりました。
我が家も全然関係なく、いつもどおりでした。
色々考え 色々手を加え
さっと 手作り
まだ形になっていませんが、
アタマは少しでも使わないと…なんて
思っています。