写真は、先日友人が来るというので作った「ナスのボロネーゼ」、幸いにも好評でした。
やっぱ手間かけて作んないとねぇ…。
数日前、「今の若い女性の料理離れ」…みたいなリポートがありました。
今の人は忙しい、なんでも男女雇用均等法が施行されて以来、共働き夫婦が増えて…
みたいなことも言ってまして、だから時間がない、忙しい、ゆえに便利なものを使う…。
例えば「食材を料理ごとに毎日届けてくれる」、なので届いたらそれを作ればいい…。
まあねぇ、献立を考えることも面倒ではありますけれど…。
リポートの中で、「基本的なことを教える料理教室」みたいなのをやってまして、
なんだって「包丁を使えない人もいる」のだそうです。世も末じゃ…と思ったのは私だけ?
隠し包丁がわからない、卵が片手で割れない…聞けば彼女たちの母親は
「勉強しなさい」は言ったけど「料理しなさい」はなかったようで…。
共働きが当たり前の世の中ですから、男子厨房に入らず、なんて言ってたら、
結婚なんかできない世の中? それにしたって交代でやる、一緒にやる…にしても、
基本的なことはできなきゃでしょう。
それに「おばぁちゃんの知恵」みたいなこと、例えば葉物野菜を長く持たせるとか、
残り物で何か一品とか、油のおおよその温度のみかたとか…そんなことって、
毎日台所に立っていれば、自然と覚えていくものだと思うんですけどねぇ。
いわゆる「簡単料理のレシピ」を書く…というプロジェクトの女性たちが、
書いた文章を添削していました。引っかかったのはキノコの「いしづき」。
いしづきってわかんないんじゃない?そうよねぇ、じゃ「根元」にしよう…。
たしかに、いしづきはキノコの根元部分ではありますが、ちゃんと「言葉」としてつかわれてきたものです。
「根元」と書くならカッコして(いしづきという)と書いておいてあげたら、あ、根元のとこ、いしづきっていうんだ、と、
これも知識として覚えるんじゃないですか?「いしづき」という言葉は、たとえば傘の先のこともいいます。
「言葉」としてのバリエーションも、知っておいた方がいいとおもうのですが…。
昔と違って、家庭料理の内容も道具も、食卓を囲む状況も、いろいろ変化しました。
それでも、料理はなくなるわけではありません。
食べることは一生続くわけですから、できるに越したことはない…と思います。
子供のうちからあれこれお手伝いして、さらに年頃になったら台所に時々立つくらいのことをしておけば、
料理は当たり前のことになると思うんですが…古いのかなぁ。
なんかさみしくなってきましたので、おまけは簡単レシピ。
大根とイカの炒め物。イカを食べやすい大きさに…というと、だいたい2×3センチくらいでしょうか。
大根もそれと同じ大きさ、厚みは5ミリくらいにカットします。
フライパンにちょっとだけ油をひき、緩い温度で大根を透き通るまで炒めます。
大根から水分が出るので、そうそう焦げません。
イカを入れて、ざーっと炒めます。イカはすぐに火が通るし、あまり炒めるとかたくなりますから、
そのあたりはきをつけて…どちらもOKになったら、味付けと香りづけに、しょうゆを鍋肌から
ざーっとかけまわしてざっと混ぜ合わせておしまい。お好みで一味をふってピリカラもいいし、
母は鰹節の粉になってしまったようなのを取っておいて、それをかけるのが好きでした。
さて、「鍋肌からかけまわす」…なにそれー…なのかなぁ…おかぁちゃんはカナシイ…。
トンボさんの簡単レシピ、私にも作れそうです( *´艸`)
一応。。鍋肌の意味が理解できましたから(爆)
甘辛いのが好きなので、みりんを足そうかな~?とか、
甘みを加えず一味を入れてピリ辛にしたらより一層御飯が進みそうですねww
我が家にも、包丁を持った姿を見たことのない娘が一人。。
意を決して?心を鬼にして?
まずはご飯を炊くところからと。。。
出来るけどやらないならまだ良いかもしれないけれど、
出来ないとね。。。困ってしまうのでw
以前、料理屋さんでバイトをしていた時、
日本人の成人男性が、お米を粉々にするまで研いだことがあって。。
昭和は遠くなりにけり?と思ってしまいました( *´艸`)
なんでも、水が透明になるまで研ぐようにと言われたらしく、
量も多いせいもあって、なかなか『完全に』透明にならなかったからとか。。。( ´Д`)=3 フゥ
洗剤を使わなかっただけでも良い?ww
甘からもおいしいと思いますねぇ。
どうも「酒のアテ」風な料理なんですが、
我が家は先祖代々「下戸家系」…不思議です。
子供のうちからなんてかわいそう…
という意見もあるのはわかっているのですが、
料理専門のシェフやお手伝いさんを雇える暮らしにでもならない限り、
ずっとついてまわることですからねぇ。
覚えておいて損はないと思います。
あ、料理のできる男性と結婚して、全部任せる…
というテも、今はありかな?でへへ。
お米のとぎかたも、昔とは違うんですが、
そういうことも伝わらないのでしょうねぇ。
私が子供のころのお米は精米も今ほどではなくて、
何度もとがないと、でしたし、よく小石が入っていたりしたものです。
いい時代になりましたねぇ。