今日は、家の10年点検の日でした。
幸い白蟻の被害もなく、雨漏りや壁のクラックなども問題なし。
無事すみましたが、さすがに外壁はいいかげん薄黒く汚れ、
北側は少し「コケ」がうっすら生えているところも…。
次の10年といったら、主人も定年退職してますし、
今が「時期」なのかなぁと…。ため息ですー。
ほんとにメンテのいらないものなんて、ないんですねぇ。
点検は、時間差で「白蟻業者」が来たり、外壁専門が来たり、
最後に玄関の鍵、これが時間かかかりましてねぇ。
我が家は、車イスを使うので、家の中の扉は全て、イマドキ珍しい?
「引き戸」なんです。取っ手のあるドアは、トイレだけ。
で、玄関の鍵は引き戸の両脇と真ん中、三箇所で、
予備鍵つけなくても「ワンドア・スリーロック??」、
ところがこの「真ん中」の鍵が、外から鍵をかけにくい…。
今日、調整してもらいましたが、結局「鍵」ごと取り替えたほうがいい、
といわれました。なんとかしまるようになりましたが、力がいるんですー。
結局サッシというのはきちんと規格で入ってるわけですから、
わずかなズレでも、かかりづらくなるんですね。
昔の「木」の玄関なんて、少々たてつけ悪くても、コンッとけっとばせば、
ちゃんと鍵かかってました。こんなところも「現代」なんだなーと、
みょーなところで感心したりして…。
とまぁこれで午前中は完全につぶれまして、次が母のところ、
おかげさまで、それなりに落ち着いています。
昨日が誕生日だったのですが、もう何もするな…と本人が言いますので、
また逆らっても…と思い、昨日は電話だけ、今日やわらか~い「おせんべ」を
「ケーキ」のかわりに持参しました。かむ前にとろける…というせんべです。
たまたま父が友人のお見舞いにでかけていて、一人でポツンとしてましたので、
ちょっとおしゃべりしてきました。実は今日は銀行の振込みに、息子の栄養食、
おねしょシートと、買い物もあったし、3時には友人が訪ねてくる予定!
お茶飲んでおせんべ一緒に食べて、それから急いで出発しました。
おかげでガソリンスタンドによる時間がなくて、今赤ランプついたままですー。
ギリギリまにあって、友人が来宅、彼女は息子さんが来春養護学校卒業です。
とりあえず行く先もきまったということでホッとしました。
そんなこんなで気がつけば息子の帰宅時間…一日が短い!
やっと写真の説明ですー。
これはかなり前に購入したもの、羽裏が気に入って買ったのですが、
羽織そのものも、縞でちょっといい感じ、です。
裏は以前お見せしたこんな柄、女物ですが「印籠」です。
表も青系の縞柄で、けっこういいんですが、裄がねぇ…こんなです。
身幅はそうでもないのですが…これでは直さないと着られません。
私もチビで、学生時代友達はみんな私より大きい状態、
すでに「平均身長」や体格が、どんどんよくなってきていた時期ですね。
そーすると私は「古いタイプ??」、江戸時代の男性の平均身長は
150センチ少々だそうですから、今の私みたいな男性がウヨウヨだったんだ…
着物は古ければ古いほど、サイズは小さめ、ですから
男物の羽織でも、けっこうピッタリなもんです。
この羽織はシミなども少しあるので、もう一度よく調べて
「繰り回し」を考えます。
ついでのことに、この羽織の紐をご覧ください。
もんのすごく「質素」…。
「とりあえず、ひも」…っていう感じですね。
でも臨時につけたという感じではなく、これで着ていたようです。
物のない時代の産物かもしれません。
この羽織ともう何枚かの羽織の状態チェックで、もう本日は時間切れ、
というわけで、バタバタとこれから入浴の準備です。
「きき湯」入れてはーいろっと。
この頃一日がアッという間に過ぎてしまいますね。
どこかへ出かけたり、友達とおしゃべりなんかしているとアララ!もうこんな時間と思うことがよくあります。一日がなが~いと思った時期もあったんですけどね。
この羽織、とてもいい色ですね。
でもこれだけ短いとふりと肩で出しても足らない?の
ではと思いますが、昔の反物は幅が狭かったのかしら
裄が出せればいいのにね。
裄なんですが、私が嫁入りのときに持たせてもらった着物は全部こんな感じです。そのまま着ていますが、つるつるてん。今採寸してもらった寸法と比べると5センチくらい短いんです。昔は裄も短めに着ていたのでしょうかね・・・。
麻の葉さんのおっしゃるように、昔は今よりずっと裄を短く仕立ててましたよね。
お茶が着物を牽引するようになって長くなったのではと考えていますが、とんぼさん、どうなんでしょう?
この間とんぼさんから教わったとおり、襟のあわせを工夫して着ると多少長さが稼げるんですね。
家事をするときには手元が短い方が便利なので、お洒落用でなければいいや、と思ってそのまま着てます。
このざっぱさが私を優雅さから遠ざける・・・
布の弱りもちょっと感じられるし、
作り直すか、袖だけ取るか…考え中です。
「線消し」が面倒かなと…それもあります。
でも、こういう縞は今はありませんからねぇ。
じっくり考えますね。
麻の葉様
ありがとうございます。
がんばりますので、よろしくお願いします!
このところ、友人たちとも話していて
「そーだよね」ということになったのですが
昭和40年代くらいの着物、つまり私たちが
お嫁にいった時代ですね、みんな裄が短いんです。
そういう風潮だったのかもしれません。
和服業界が「洋装に負けまい」と、
「シャープに」とか「スマートに」とか、
がんばっていた時代の名残でしょうかねぇ。
ある友人が「自分たちがデブったのが
いけないんじゃない?」と言って大笑いしました。
(ほんとはそーなのか??)
ゆか様
麻の葉様のお返事にも書きましたが、
みんなそんな感じ…ですね。
元々、裄はたいへん短かったたいうのが着物の歴史、
元にもどった??というよりは、
ゆか様のおっしゃるとおり、お茶とかお花とか、
要するに「洋装」に対抗してもムタ゛なのと、
暮らしに余裕がでてきて「優雅」さを大事にする、
という方向にもどったのかもしれませんね。
優雅さから遠ざかる…たすきかけたり
はしょったりしている私は、もー優雅なんてぇのは
「霧のかなたぁ~~~」です。