まずは「合掌」…。写真は「献花」のつもりです。
テレビのピロリロと鳴る「ニュース速報」の音に
「ひょっとしてあの犯人(市橋容疑者)がつかまった?」なんて思いながら
手を止めてみていたら「森繁久彌さん逝去」の報でした。
あぁまた昭和が遠くなる…と、それが最初の実感。
実のところ、私にとっては映画俳優とか舞台俳優としての氏については、
ほとんど感想がありません。なんたって何も見ていなくて…。
だいたい年齢的に、私がテレビの俳優さんたちにトキメいていたころ、
氏はすでに中年から老年期にかかろうというかたでしたから…。
ただ、たまにゲスト出演などされたり、だんだん増えてきたトーク番組などでは
「なんてすごい俳優さんなんだろう、なんて話の楽しい人なんだろう」と、
いつも楽しみながら拝見していましたし、
後年、たまにドラマに「ゲスト出演」などなさると、
ほんっとに存在感あるなぁと思っていました。
今日は朝からあちこちで報道していますが、出てくるお話は
映画の「社長シリーズ」「屋根の上の…」ばかり…。まぁ姿が写りますからね、
それは仕方ないんですが、私なんぞは氏にかかわる「映画」といったら
「白蛇伝」しかありません。私が8歳の時のアニメです。
日本で初の「長編アニメ」で、これがとっかかりとなって、
日本の「アニメ」は助走に入ったわけです。
当時私の通っていた小学校では、人数が少なかったので、
年に一回、全生徒で町の映画館に、映画を見に行く日がありました。
ほとんどが「ディズニーアニメ」でしたが、この年は「白蛇伝」だったわけです。
もちろん当時は「アニメ事情」などわかりゃしませんし、
アメリカ製だの日本製だの、そんな違いもわかりませんでしたが、
ただただ絵の美しさ、物語の楽しさに、いつまでも忘れられない映画となりました。
今DVDがでているのですが、とにかく中古でも高額なのです。
ずっと買おうかどうしようか迷っていたのですが、
今回、氏への追悼の思いもこめて購入しようかと思っています。(中古を…)
こちらです。
後年、このナレーションが、氏と宮城まり子氏のたった二人で全てこなした…
と知って、驚くと同時に、実はあの今で言うところの「イケメン」の主人公
「許仙」とイメージがあわず「やだ~~」なんて思ってしまったのですが…。
失礼なことを申し上げて…。
俳優というよりも、トークショーなどで見せる「シャレた会話」や、
独特の語り口の印象ばかりが残っているのですが、
自分が少し大人になってからは「アタマのいいステキな大人」っていいなぁと、
アコガレの人でありました。
ちょっとエッチなことも、やや偏った考えも、喜劇的な味付けで
「あ~たねぇ…」とやると、素直に聞けてしまう。
「はやり歌」はあまり好きでなかった母が「レコードほしい」といった、
「知床旅情」、母はいまでも時々口ずさんでいます。
多才、というのはああいうかたのことを言うのでしょう。
実際の劇や映画では、全くといっていいほど「お目にかからなかった」のに、
私にとっては「心に残る俳優さん」となりました。
あぁこんなにご高齢だったのか…と思いましたが、
亡くなった実父より年下です。父は存命なら今年100歳でした。
昭和は…もう「昔」から「大昔」になっていってしまう気がします。
ステキな思い出を、ありがとうございました。
あらためて「合掌」…。
テレビのピロリロと鳴る「ニュース速報」の音に
「ひょっとしてあの犯人(市橋容疑者)がつかまった?」なんて思いながら
手を止めてみていたら「森繁久彌さん逝去」の報でした。
あぁまた昭和が遠くなる…と、それが最初の実感。
実のところ、私にとっては映画俳優とか舞台俳優としての氏については、
ほとんど感想がありません。なんたって何も見ていなくて…。
だいたい年齢的に、私がテレビの俳優さんたちにトキメいていたころ、
氏はすでに中年から老年期にかかろうというかたでしたから…。
ただ、たまにゲスト出演などされたり、だんだん増えてきたトーク番組などでは
「なんてすごい俳優さんなんだろう、なんて話の楽しい人なんだろう」と、
いつも楽しみながら拝見していましたし、
後年、たまにドラマに「ゲスト出演」などなさると、
ほんっとに存在感あるなぁと思っていました。
今日は朝からあちこちで報道していますが、出てくるお話は
映画の「社長シリーズ」「屋根の上の…」ばかり…。まぁ姿が写りますからね、
それは仕方ないんですが、私なんぞは氏にかかわる「映画」といったら
「白蛇伝」しかありません。私が8歳の時のアニメです。
日本で初の「長編アニメ」で、これがとっかかりとなって、
日本の「アニメ」は助走に入ったわけです。
当時私の通っていた小学校では、人数が少なかったので、
年に一回、全生徒で町の映画館に、映画を見に行く日がありました。
ほとんどが「ディズニーアニメ」でしたが、この年は「白蛇伝」だったわけです。
もちろん当時は「アニメ事情」などわかりゃしませんし、
アメリカ製だの日本製だの、そんな違いもわかりませんでしたが、
ただただ絵の美しさ、物語の楽しさに、いつまでも忘れられない映画となりました。
今DVDがでているのですが、とにかく中古でも高額なのです。
ずっと買おうかどうしようか迷っていたのですが、
今回、氏への追悼の思いもこめて購入しようかと思っています。(中古を…)
こちらです。
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後年、このナレーションが、氏と宮城まり子氏のたった二人で全てこなした…
と知って、驚くと同時に、実はあの今で言うところの「イケメン」の主人公
「許仙」とイメージがあわず「やだ~~」なんて思ってしまったのですが…。
失礼なことを申し上げて…。
俳優というよりも、トークショーなどで見せる「シャレた会話」や、
独特の語り口の印象ばかりが残っているのですが、
自分が少し大人になってからは「アタマのいいステキな大人」っていいなぁと、
アコガレの人でありました。
ちょっとエッチなことも、やや偏った考えも、喜劇的な味付けで
「あ~たねぇ…」とやると、素直に聞けてしまう。
「はやり歌」はあまり好きでなかった母が「レコードほしい」といった、
「知床旅情」、母はいまでも時々口ずさんでいます。
多才、というのはああいうかたのことを言うのでしょう。
実際の劇や映画では、全くといっていいほど「お目にかからなかった」のに、
私にとっては「心に残る俳優さん」となりました。
あぁこんなにご高齢だったのか…と思いましたが、
亡くなった実父より年下です。父は存命なら今年100歳でした。
昭和は…もう「昔」から「大昔」になっていってしまう気がします。
ステキな思い出を、ありがとうございました。
あらためて「合掌」…。
とにかく多才、多芸、つかみどころない方のイメージでした。
白蛇伝はアニメ界で活躍されている方々の夢と憧れになった作品ですね。
あいついで親しい芸能人の方々を見送られ、ご長男まで見送られて、長生きはするものんじゃないねと言葉が印象に残っています。
ようようの旅立ち、大往生とか。おつかれさまでしたとお声をかけたいです。
時々テレビで見る姿、口調は独特の
ものでしたね。
数え歳71で亡くなった父とあまり
変わらない歳だったんだと初めて
知りました。
ご冥福をお祈りします。
大往生であるとともに、
ご病気ではなく、イマドキ耳にするのも
珍しい「老衰」…おみごとなものでした。
本当にお疲れ様でした…ですね。
決してハンサムではないのに、
多才で、魅力的な方でしたね。
母よりちょうど10歳上です。
もう大正期の方が、いなくなる時代なのですねぇ。
私の実父が明治最後、44年だったんです。