ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

暑い…

2013-07-08 18:59:31 | 着物・古布

 

写真の説明はのちほど。

 

この夏は、なんと平安時代以来の暑さですと。

平安時代に天気予報あったんかい…ですが、いろいろな調査で、そのころの

地球上の温度変化と言いますか、そういうので割り出せるのだとか。 

そうすると…紫式部も清少納言も、あの衣装じゃぁねぇ…もしかしたら

「あぁもうこんなもん、着てられるかいっ」って、ぜーんぶ脱ぎ散らかして檜扇でバッサバッサやりながら、

ちょっとぉ、だれかつべったーい水ぅ…とか言ってたかも?イッテナイイッテナイ…。

 

今日はもう何もするきも起きず(いつもやん)、午後になって、気になっていた二階の西側の窓、

ちょっとだけ拭くかぁ…何もこんな日に…と思いつつも、モタモタのろのろ…。

で、ふと思い出したのが、この前使い勝手がよくないので荷物の総入れ替えをした戸棚から

ひょっこりでてきた写真のもの。さぁ買って15年は経つでしょうか。

家中の窓で、二階には両方から掃除できない窓がある…と気がつき、買ったのですが…。

いえ、使ってみてダメだったのではなく「ちっともソージしなかった」です。ほとんど未使用。 

これは強力な磁石で、反対側の窓磨き部分を内側からスイスイ動かせる…というもの。

左側の濃いグレーの細い部分がフェルト状になっていて、ここに洗剤を溶いた液をしみこませます。

 

      

 

買ったとき、主人は「あたらしもん好きだねぇ」と笑ってました。

今は、掃除道具や洗剤にいろんなものが出てきていますから、コレも便利道具とはいえなくなったかも。

拭くためのマットが細すぎて、これできれいになるのかな…と思いましたが、

水だけでけっこうきれいになりました。本来は洗剤を溶いた水を含ませます。

 

最初に「こうやって…こう、あれっ磁石反発して、外側がつかないじゃん」いくらやってもつきません。

コレじゃ何のために…と思いながらひねくってて気がつきました。

上下さかさまにすりゃピッタリ…磁石だもんね。

なんでひも付きか…どこかにぶつかったとき、外側のパーツが落ちても拾えるように、です。

なんせ「箱つき」でして、その箱の写真には「使用状況」が…。

 

               

 

で、もう少しで終わりというとき、ちょっと内側の本体が行き過ぎて、外側が落ちました。

なるほどこういうときのためなのね…と、螺旋の紐を引っ張りましたが、あがってきません。

あれっと思って下を覗いたら…「フェイクのミニ・バルコニーの床板」は、金属板でした…。

そりゃもぉ強力ですから、ビッタシくっついて離れません。必死で引っ張って、やっと取れました。

 

たった二枚の窓を拭くのに、汗かきながらひとりでケタケタ笑って…暑さでおかしくなったかと…。

この商品、売れなかったらしく、すでにアリマセン。オークションで1円落札されてました。

たしか10000円以上したと思うのですが…宝の持ち腐れはもったいないです。

これからせいぜい使おうと思います。

モンダイは「フェルトのパーツ」の替えが二回分しかないこと。もう製作廃止商品ですからねぇ。

なんかで代用しなくちゃ…。

 

窓掃除の後は、引っ込めておいた七夕様の飾りを片付けて…あぁ一日終わってしまいました。

本日これにて。 


コメント (12)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ててて…てきすと… | トップ | 何の写真でしょうか »
最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とんぼ)
2013-07-09 10:01:44
惠様

なくてもいいものだと…ははは、持ってる私が言っちゃ…。

昔の家屋は確かに軒が深く、天井高く、壁がなく…ですが、
いくら風があっても「湿度」はかえられませんから。
今よりおおらかで、隣のオバサンが胸丸見えでも、
あまり騒がなかった時代です。
庶民は、川で水浴びして、ボロ一枚で…ラクだったかもですね。
返信する
Unknown (とんぼ)
2013-07-09 09:58:23
陽花様

畑にお出かけのとき、くれぐれも気をつけてくださいね。
こちらは今日も、夕立からははずれそうです。

それそれ「買ったことを忘れる」…。
まぁザカザカ使うものなら、忘れないし、
使い勝手が悪いとやめますが、
しまいこみはどうにもなりませんね。
電池も要らないものですから、これからせいぜい使います。
返信する
Unknown (とんぼ)
2013-07-09 09:56:14
古布遊び様

昔は井戸水でしたから、それだけは…ですかね。
昔、井戸使用だったところに4年ほどいまして、
夏になると、バケツに水くんで肘までつけて
「あぁぁぁごくらくぅぅ」ってやってました。
水道はなまぬるいですー。

この道具は、あれば便利…。
でも今はもっと柄の伸びるモップとか
いろいろありますからねぇ。
それでも、まずは「するきになれない」のがモンダイ!
返信する
Unknown (とんぼ)
2013-07-09 09:52:47
うまっち様

ちょっと昔は、暑いときはぱーっと体動かして、
汗かくほうが涼しい…なんていいましたが、
今はキケンですね。
38度…体温より高いという気温が信じられない夏ですー。
ご主人様も気をつけて。

こちらこそ、言葉足らずでご心配おかけしました。
礼装用は揃っておられるらしいのですが、
要するに「嫁入り用」ですね。
かえってウールはお母様の、とか、木綿はないとか…。
背が高い方なので、今様サイズ、探すのもたいへんです。
返信する
Unknown (とんぼ)
2013-07-09 09:49:17
天鼓様

まいにちのように使えば、それはそれで慣れたかもですが、
ガラス磨きなんて、毎日全部やるわけではありませんから、
結局しまいっぱなしになりました。
みがけないところには、ほんとに便利ですけれど。

地球規模で考えれば、この先もますます「南国」のように
なっていくのですかしらん。
かの時代は、それしかない…で、しんぼうしたのでしょうねぇ。
今は「涼める」道具があればこそ、我慢の限界も、相当低くなってますね。
やわな現代人です。

本、楽しいでしょ。パラパラめくるだけでもきれいですよね。
返信する
Unknown (とんぼ)
2013-07-09 09:45:49
露草様

ほんとに殺人的ですね。
それも急にですから、体がついていきません。
殿上人とて、人の子…扇風機さえなくて、
しんどかったでしょうね。
寒さと違って、脱ぐのにも限界ありますからねぇ。
返信する
Unknown ()
2013-07-08 23:35:46
これこれ
欲しいなぁ・・・と思っていたのですよ。
でも 何でも欲しがるな 
と言われる事が目に見えていたので 
止めた代物です

平安時代の家屋(従来の日本の家屋?)は
風通しの良い様に出来ていたはずなので
自然の風さえあれば 
少しは過ごし易かったと思いますが
・・・・
下々の者は 隙間だらけの家の中
上半身裸で 
お偉いさんは大変だねぇ 
なんて言っていたかも知れませんね
返信する
Unknown (陽花)
2013-07-08 22:22:51
今日はちょっと動くと汗が流れるので、
とうとう首にタオルを巻きました。
熱中症で亡くなっている方や運ばれる方が
日に日に増えて、心配ですね。

これとは違う窓ふき用、私も買いましたが
1度か2度使ったきりです。
ほとんどの場合は買った事を忘れているのが
原因ですが・・・
返信する
Unknown (古布遊び)
2013-07-08 21:42:23
平安時代は暑かったんですか!
高貴な方達は大変だったことでしょうねえ~
今は色々なことがわかる時代なんですねえ。
びっくりしました。

窓ふきなかなかよさそうですね。
我が家はどうしても拭けない窓があってもう嫌になります。高いところの窓は本当にやっかりですね。
どうぞお気をつけて!
返信する
Unknown (うまっち)
2013-07-08 20:29:21
本当に暑いですね。

主人はこの暑いのに剣道の練習です。

先日は、38度だったtか・・今日は?

練習用の着物、安心しました。

すみません。
返信する
Unknown (天鼓)
2013-07-08 19:57:14
うろ覚えですが、記憶にありますよ-。
バルコニーなしの窓がある、3階か4階に住んでいて、いいかも、でもここから引っ越したら用なしになるかなあ…とか思って結局考えているうちに引っ越した、みたいなことだったと思います。
買って使わないよりも買いにさえ行かなかった…と。

平安時代、暑かったんですね。
江戸時代は今よりも寒かったという話はよく聞きますが。
どうりで、源氏物語絵巻の空蝉の段、袴の上に透ける生地だから多分紗か羅の大袖一枚で碁を打っている絵、納得できます。

ご紹介いただいて美輪明宏さんの本、やっと買いました。
ぱらぱらと眺めて、ちょっと読み始めましたが、眺めるだけで楽しいです。
眺めるだけで終わってしまうかも。
返信する
ええと (露草)
2013-07-08 19:32:54
何しろ危険なほどの暑さですので、あまり無理なさいませんように…

エアコンもない平安時代にこんなに暑かったのですか?
庶民はきっと裸に近い格好でしのいでいたのでしょうが、殿上人は大変だったでしょうね…ほんとのプライベートでは小袖一枚で「あっつー!」とか言っていたのでしょうか?(日本画にありますよね?晒しを巻いただけの上に透け透けのきもの一枚しか着ていない女人の画が…)

返信する

コメントを投稿

着物・古布」カテゴリの最新記事