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ちょっと雨が降りそうな、しかも全国的に、なんていってますし、関東でも山添は雪なんてことも…。
どっちも困ります。雨はシミになりますから、もし小雨であったとしても、必ずメンテに出さないと、です。
私のときはお天気でした。ちょうど白いモコモコのショールがはやり始めのころで、
猫も杓子もみんなあれをしていました。
私もお祝いにともらったのですが、私は好きではなかったし、
母は「寒い?娘っこは衿元胸元が初々しいのがええんや。出てんの首から上だけやん。気合で行きっ」…
というわけで、ショールなしで出かけましたっけ。
さて、今年お正月にちょっとテレビを見ていましたら、振袖の柄が、ちょっと古典柄に戻ったような…
そんな感じがしたのは私の気のせい?
今日はこれと言って話題もないので、今までここでアップしてきた振袖なんぞ、並べてみようかと思います。
先日の「小袖展」に行かれた方のお話しで、明治はジミ、大正から華やか…。
では実際に…明治です。トップ写真のもの。
大正から昭和初期の花嫁振袖
昭和の30から40年代かな?
平成のちょっと古いもの
色柄の華やかさもいいものですが、なんと言ってもやはり「お袖の長さ」がいいですねぇ。
間違っても階段上がるとき、袖を引っつかんであがらないでくださいねー。
ところで…数年前のことですが、たまたま成人式のあとに、いつもの呉服屋さんに、
洗い張りだかを頼みに行きました。
奥さんも忙しい時期がおわってやっとホッコリというところで、ぺらぺらと長いことおしゃべりしました。
お茶のおかわりまでして…。
その間に、何人かのお客さんが来たのですが、皆一様に大きな風呂敷包みを抱えて入ってきては、
じゃお願いしまーす、と置いてさっさと出て行くし…。「なんなの?」と聞いたら「振袖のクリーニングよ」と。
奥さんのお話では、最近は着物が着られなくなったので、始末の仕方がわからない方が多いのだそうです。
成人式から何年も経ってから「なんだかシミが出た」とか「かびがはえた」などで持ってくるのだそうで。
聞けば、脱いだら「汚れるから」と、よく調べもしないでさっさと箪笥にしまっちゃうのだと。オソロシィ…。
汗も湿気も飛んでなくてシミになったり、胸元に料理系のシミが飛んでたり、衿にべったりファンデーションや口紅、
後ろ裾にドロはねが、記念記帳でもしたのかボールペン、サインペンのインクだのも時にはあるそうで。
まだ一回しか着ていないのに、といわれてもシミの始末やドロはねの跡は、時間がたつほどお金かけないと落ちません。
そこで奥さんのお店では、振袖を購入したお客様には、納めるときに「終わったら見ますから必ず持ってきてください」と、
頼んであるのだそうです。確かクリーニング代もサービスだったか、割引だったか…。
おまけに「たためない親」も多くて、かまわないからざっと畳んで風呂敷につつんでくれればいいです、と
そうも言ってあるのだそうです。
私がいる間に来たお客さんで、みるからにちゃんとたとう紙に入った包み方の人は、一人だけでした。
あとはもう座布団でも包んであるのかと思うような「荷物」状態。
なんだかなぁ…と思ってみてました。
振袖は、刺繍や箔があったりしますし、本人は気がつかなくても、袖の底あたりなど階段でこすったりして、
意外と汚れてたりするものです。汗ジミはすぐには変色しないからわかりにくいし、
食べ物のシミは、柄にまぎれてわからないこともあります。
成人式終わったら必ず、まず汗の湿気を飛ばし、丹念にシミとか汚れ、ドロはねなど調べてください。
もしわかりにくいところにシミでもあったら、目立つ色の糸で、シミや汚れのまわりをザクザク縫いで、
しるしを付けておきます。
そして見た目は汚れてないなぁと思っても、すぐに着る予定がなければ、クリーニングに出した方が賢明です。
お店の人によく見てもらって、丸洗いとか生き洗いとか、相談して決めてください。
たとえ、昔のように誰かに譲るなどの予定がなかったとしても、箪笥の肥やしになったとしても、
安い買い物ではないのですから、扱いは丁寧にしてあげてください。
どれも華やかで、素敵ですねぇ。
黒地のお嫁さん衣装、こんなので結婚式やりたかったですわ。
最近はそういう若い方も出てきていて、ちょっと頼もしく思ったりもしています。
さぁ、成人式・・・・
今年もとんぼさんのレポが楽しみです~♪
最近、黒振袖で挙式、というかたも増えていると聞きました。
ステキですよね。私もいまになって…です。
着物の記憶も知識もすっぽり抜け落ちましたから、私の年齢でも
わからないという人いますねぇ。
なんとか今からでも…なんて思うのですが…。
私も20代以来…とかきかけて、還暦のときに着たっけ、と
思い出しました。まぁ引っ掛けただけでしたが。
いいもんですねぇ「おそでのながいの」は。
今日はニュースも雪関係ばっかりです。
ちらっと見ただけのお話書きました。
それにしても、この雪、夜まで続くんですと。
にわか雪国、タイヘンです。
娘にも子供が大きくなって一段落したら、たたみ方等を教えたいと思っています。
ほんの少しの年代の違いなんですよね。
私は、母が着物を身近に置いたヒトでしたので、
子供のころの「虫干し」のお手伝いから、
着物の畳み方を教わりました。
いつのまにか…手が覚えましたねぇ、