写真は、何度か出しております「BIG帆船柄・男物襦袢」、
全体像はこちらです。とりわけおおきい迫力画像です。
さて、ではこちらをご覧下さい。
えっ?おんなじもの?
はい、その通りです。これは広幅の襦袢地で、右のものは真ん中の背縫い分を
つまんで縫っているために、柄がきれいにつながっていません。
この「つまんでるほう」は、2008年の9月に、ご紹介しています。
で、今月になって「みつけたぁ!!」と購入したのが左の「つまんでない方」です。
別のショップで購入しましたが、新しいほうがきれいなのに安かったです。
さて、まったく同じこの「南蛮船」ですが、
細かいところにちょっとずつ違いがあります。あっ茶色いのはシミですから。
たとえばこの「帆」の柄部分、どちらも薄く染めていて、しかも少し褪せているし、
薄くてほとんど見えないところもありますが、
右側は、帆の「△」を意識的に濃淡で並べているように見えます。
こちらは印籠のぼかし部分が違い、右の方、根付の紐の部分、染がズレてます。
それでも、たとえば印籠の下の蝶々結びの房の部分、見えませんがちゃんと同じ本数です。
このほかにも、船の欄干などの輪郭がはっきりしているとかいないとか…。
これは型染めなんですね。
私は染めについての細かいことはわかりませんので、otyukun様にご教授願いたいところです。
まぁ素人目にみても全部染めではなく、あとから描き入れや色挿しはあると思いますが。
いずれにしても、ぱっと見はまったく同じでも、細かいところは微妙に違います。
これは左の前袖ですが、このあたりになるとかなり「いーかげん?」です。
えーと…なんでこんなややこしいことをしたかと言いますと…、
インクジェットの友禅のお話しをしたいのです。
ホビーの世界で「ステンシル」というのがあります。
型紙を置いて、絵の具をたたきつけるようにして染めるものです。
一枚のものもありますが、複数の型紙を重ねて使うものもあります。
たとえばこれをハガキにカットとして使うとしたら、
何度も型紙と絵の具を変えて、必要枚数刷るわけです。
1枚ずつ手作業ですから、濃い薄いがあり、かすれ方もそれぞれ違ったり、
ちょっとズレたり、色が混じっちゃったり…。
でもそれが味があるわけです。
上の襦袢も同じ職人さんが染めたのかもしれないし、
同じ職場で違う人が染めたのかもしれません。
それぞれにちょっとずれたり、ちょっと細工してみたり…。
手描きではないけれど、何枚型染めしてもたぶん一つとして同じものはないはずです。
ではこのステンシルのカットをハガキに印刷するのにパソコンを使うとどうでしょう。
まず何枚か作って一番気に入ったものを選び、これをスキャンする…
画像としてパソコンに取り込む…
はみでたところなどを消したり、バックを透過にしたり、修正もできます。
あとはこれを「原版」として保存して、必要枚数印刷すれば、
全くおんなじものがシャーシャーと作れます。
実はこれが原理的には「インクジェット着物」です。
型紙を使わずに、一枚ずつ一から絵を描いて染めるのが「手描き」、
ステンシルのようにに「元になる型」を使って染めるのが「型染め」
原図のいいのを一枚作って、これを特大のプリンターで
「印刷」するのがインクジェット着物。
今、成人式の振袖の中には、このインクジェット印刷のものが、
かなりの割合で売られています。安いです。
だって手間がかかりませんもの。最初に一枚、いい原図を作れば、
あとは機械がシャーシャーとどんどんプリントしてくれるわけですから。
ついでのことにいうならば、そういうランクに使われる場合は、
当然ですが絹や生地の質もランクが下がります。
安く仕上げるのに最高級の絹など使えないからです。
「安かろう悪かろう」という言葉があります。
昔は、そのまんまの意味合いが強くて、
安いものは品質が悪く、すぐ壊れたりちゃんと使えなかったりしました。
最近の「安かろう悪かろう」はそうではありません。
少なくとも、一度洗濯したらぼろぼろになる服とか、
スイッチいれたとたんに壊れる電化製品とか、そういうものはまれです。
今のものは「安かろう・それなりだろう」なのだと思います。
私インクジェット、ダメだっていいません。
元々「型染め」だって、言ってみれば手描きの手間を省くために考え出されたモノです。
柄というものを一枚ずつ描くより、同じ柄が一度にできる便利なものとして、
昔々に「型紙」というものが考え出されたわけです。
ではこのとき「手描き」は「手間のかかるもの」として、なくなっていったか…。
逆に手間隙をかけた丁寧なものとして、価値がワンランク上がったわけです。
新しい物がでてきて、それはそれで新しい道を進み始める…。
元の「手描き」という手法はしっかり残り、技術もまたそれはそれで更に磨きがかかり、
更にその「手間と技術」は、きちんと評価されりっぱに存続していく。
では、インクジェットが出てきた今はどうでしょう。
確かに、短い時間で大量に生産される…。
「物流の当然」ですが、大量なら安くなります。
今の時代、同じ品質のものが大量にできるということ、
結果安価になることが歓迎されます。
だからインクジェットの振袖が大量に作られ、安い価格で販売されています。
キカイで作る、海外で作る…その結果、日本国内では、
繭や生糸の生産も落ち、職人さんたちは職をなくしました。
今、振袖の「仕立て代」を調べると「国内手縫い」「国外手縫い」があります。
振袖だというのに、ミシン仕立てまであります。信じられません。
但し、当然「輸送費」や「中間マージン」が入っていますから、本来の手間賃、
つまりどこかの国で実際縫っている人の手間賃はもっとずーっと安いです。
作ることも仕立てることも「外国でなら安く上げられる」と考えるわけですね。
なんで?日本の職人さんや和裁師さんをなぜ保護して育てないの?
私たちの親あたりの年代から、着物離れしてしまったことも、
それは着物衰退の大きな原因です。でも、だからといって安くすることだけに腐心して、
あげく外国のほうが安いからと、なんでも海外にゆだね、キカイにゆだね、
着物そのものの全体的な品質を落としてしまいました。
また着るほうとしては、振袖の着方が変わりました。
かつて振袖は、初めて作る「良質の礼装」であり、何度か着れば、
その次のお役を持っていました。誰かが着たり、別のものに変わったり…。
今は振袖は「成人式用のイベント衣装」のようになっています。
そうなると「一回しか着ないんだから」…で、安く上げようとする。
確かに安い振袖はありますが、それだって何千円で買えるわけじゃありません。
少なくとも何十万というお金をかけるなら、そこで値切るよりも、
それだけのものを先々どうするか…と考えなければ、
たとえそのとき安いと思っても、結局は「たった一度に何十万」使うわけです。
あとであけるたびに「ああこれね、成人式のときの、いらないんだよねぇ」ですか。
古着屋へ持っていっても、有名な作家モノでもなければ一式まとめて何千円です。
もちろん、そのときの経済的な理由で…という場合もあると思います。
でもそれなら、いっそ質のいいものをレンタルしてあげたほうが
「どうせ一回」、のためならいいと思います。
「選択眼」を養う、それは「ものを見分ける眼」ということだけではなく、
「今の私はどっちを選ぶのが一番有効か」を見分ける眼です。
そして呉服を商う方々、インクジェットは友禅染ではなく「友禅印刷」です。
そのことをきっちりと書いてください。
一品モノの着物に「手描き友禅」と書いてあるように、
型染めに「型染め友禅」と書いてあるように、
インクジェットには「印刷友禅」と書くのが当然だと思います。
そして「どこがどう違うのか」ちゃんと説明していかないと、
今の消費者は、着物のことを知らないことが多いのです。
知らなくても売れりゃいいってことはありませんよね。
私はインクジェットはダメな商品だとは思いません。
ひとつの技術として普及品を作るのには適していると思います。
だから「小紋」どまりにしてもらいたいと思うのです。
たくさんの技法のたくさんの安い普段着があったら、
古着にばかり頼らないで、買う人も少しずつでも増えるのではないかと。
そんな「着物の未来」を考えないと…
とりあえず今年、今のシーズン、振袖が売れればいい…
でいったら、結局は自分達で着物の未来を細らせてしまう気がします。
職人さんがピンきりの仕事をできるように、
いろんな職人さんが、いろんな仕事をできるように、
着物を売るものには売るものの、買うほうには買うほうの、
「日本の民族衣装を大切にする方法」というものが、あると思うのです。
全体像はこちらです。とりわけおおきい迫力画像です。
さて、ではこちらをご覧下さい。
えっ?おんなじもの?
はい、その通りです。これは広幅の襦袢地で、右のものは真ん中の背縫い分を
つまんで縫っているために、柄がきれいにつながっていません。
この「つまんでるほう」は、2008年の9月に、ご紹介しています。
で、今月になって「みつけたぁ!!」と購入したのが左の「つまんでない方」です。
別のショップで購入しましたが、新しいほうがきれいなのに安かったです。
さて、まったく同じこの「南蛮船」ですが、
細かいところにちょっとずつ違いがあります。あっ茶色いのはシミですから。
たとえばこの「帆」の柄部分、どちらも薄く染めていて、しかも少し褪せているし、
薄くてほとんど見えないところもありますが、
右側は、帆の「△」を意識的に濃淡で並べているように見えます。
こちらは印籠のぼかし部分が違い、右の方、根付の紐の部分、染がズレてます。
それでも、たとえば印籠の下の蝶々結びの房の部分、見えませんがちゃんと同じ本数です。
このほかにも、船の欄干などの輪郭がはっきりしているとかいないとか…。
これは型染めなんですね。
私は染めについての細かいことはわかりませんので、otyukun様にご教授願いたいところです。
まぁ素人目にみても全部染めではなく、あとから描き入れや色挿しはあると思いますが。
いずれにしても、ぱっと見はまったく同じでも、細かいところは微妙に違います。
これは左の前袖ですが、このあたりになるとかなり「いーかげん?」です。
えーと…なんでこんなややこしいことをしたかと言いますと…、
インクジェットの友禅のお話しをしたいのです。
ホビーの世界で「ステンシル」というのがあります。
型紙を置いて、絵の具をたたきつけるようにして染めるものです。
一枚のものもありますが、複数の型紙を重ねて使うものもあります。
たとえばこれをハガキにカットとして使うとしたら、
何度も型紙と絵の具を変えて、必要枚数刷るわけです。
1枚ずつ手作業ですから、濃い薄いがあり、かすれ方もそれぞれ違ったり、
ちょっとズレたり、色が混じっちゃったり…。
でもそれが味があるわけです。
上の襦袢も同じ職人さんが染めたのかもしれないし、
同じ職場で違う人が染めたのかもしれません。
それぞれにちょっとずれたり、ちょっと細工してみたり…。
手描きではないけれど、何枚型染めしてもたぶん一つとして同じものはないはずです。
ではこのステンシルのカットをハガキに印刷するのにパソコンを使うとどうでしょう。
まず何枚か作って一番気に入ったものを選び、これをスキャンする…
画像としてパソコンに取り込む…
はみでたところなどを消したり、バックを透過にしたり、修正もできます。
あとはこれを「原版」として保存して、必要枚数印刷すれば、
全くおんなじものがシャーシャーと作れます。
実はこれが原理的には「インクジェット着物」です。
型紙を使わずに、一枚ずつ一から絵を描いて染めるのが「手描き」、
ステンシルのようにに「元になる型」を使って染めるのが「型染め」
原図のいいのを一枚作って、これを特大のプリンターで
「印刷」するのがインクジェット着物。
今、成人式の振袖の中には、このインクジェット印刷のものが、
かなりの割合で売られています。安いです。
だって手間がかかりませんもの。最初に一枚、いい原図を作れば、
あとは機械がシャーシャーとどんどんプリントしてくれるわけですから。
ついでのことにいうならば、そういうランクに使われる場合は、
当然ですが絹や生地の質もランクが下がります。
安く仕上げるのに最高級の絹など使えないからです。
「安かろう悪かろう」という言葉があります。
昔は、そのまんまの意味合いが強くて、
安いものは品質が悪く、すぐ壊れたりちゃんと使えなかったりしました。
最近の「安かろう悪かろう」はそうではありません。
少なくとも、一度洗濯したらぼろぼろになる服とか、
スイッチいれたとたんに壊れる電化製品とか、そういうものはまれです。
今のものは「安かろう・それなりだろう」なのだと思います。
私インクジェット、ダメだっていいません。
元々「型染め」だって、言ってみれば手描きの手間を省くために考え出されたモノです。
柄というものを一枚ずつ描くより、同じ柄が一度にできる便利なものとして、
昔々に「型紙」というものが考え出されたわけです。
ではこのとき「手描き」は「手間のかかるもの」として、なくなっていったか…。
逆に手間隙をかけた丁寧なものとして、価値がワンランク上がったわけです。
新しい物がでてきて、それはそれで新しい道を進み始める…。
元の「手描き」という手法はしっかり残り、技術もまたそれはそれで更に磨きがかかり、
更にその「手間と技術」は、きちんと評価されりっぱに存続していく。
では、インクジェットが出てきた今はどうでしょう。
確かに、短い時間で大量に生産される…。
「物流の当然」ですが、大量なら安くなります。
今の時代、同じ品質のものが大量にできるということ、
結果安価になることが歓迎されます。
だからインクジェットの振袖が大量に作られ、安い価格で販売されています。
キカイで作る、海外で作る…その結果、日本国内では、
繭や生糸の生産も落ち、職人さんたちは職をなくしました。
今、振袖の「仕立て代」を調べると「国内手縫い」「国外手縫い」があります。
振袖だというのに、ミシン仕立てまであります。信じられません。
但し、当然「輸送費」や「中間マージン」が入っていますから、本来の手間賃、
つまりどこかの国で実際縫っている人の手間賃はもっとずーっと安いです。
作ることも仕立てることも「外国でなら安く上げられる」と考えるわけですね。
なんで?日本の職人さんや和裁師さんをなぜ保護して育てないの?
私たちの親あたりの年代から、着物離れしてしまったことも、
それは着物衰退の大きな原因です。でも、だからといって安くすることだけに腐心して、
あげく外国のほうが安いからと、なんでも海外にゆだね、キカイにゆだね、
着物そのものの全体的な品質を落としてしまいました。
また着るほうとしては、振袖の着方が変わりました。
かつて振袖は、初めて作る「良質の礼装」であり、何度か着れば、
その次のお役を持っていました。誰かが着たり、別のものに変わったり…。
今は振袖は「成人式用のイベント衣装」のようになっています。
そうなると「一回しか着ないんだから」…で、安く上げようとする。
確かに安い振袖はありますが、それだって何千円で買えるわけじゃありません。
少なくとも何十万というお金をかけるなら、そこで値切るよりも、
それだけのものを先々どうするか…と考えなければ、
たとえそのとき安いと思っても、結局は「たった一度に何十万」使うわけです。
あとであけるたびに「ああこれね、成人式のときの、いらないんだよねぇ」ですか。
古着屋へ持っていっても、有名な作家モノでもなければ一式まとめて何千円です。
もちろん、そのときの経済的な理由で…という場合もあると思います。
でもそれなら、いっそ質のいいものをレンタルしてあげたほうが
「どうせ一回」、のためならいいと思います。
「選択眼」を養う、それは「ものを見分ける眼」ということだけではなく、
「今の私はどっちを選ぶのが一番有効か」を見分ける眼です。
そして呉服を商う方々、インクジェットは友禅染ではなく「友禅印刷」です。
そのことをきっちりと書いてください。
一品モノの着物に「手描き友禅」と書いてあるように、
型染めに「型染め友禅」と書いてあるように、
インクジェットには「印刷友禅」と書くのが当然だと思います。
そして「どこがどう違うのか」ちゃんと説明していかないと、
今の消費者は、着物のことを知らないことが多いのです。
知らなくても売れりゃいいってことはありませんよね。
私はインクジェットはダメな商品だとは思いません。
ひとつの技術として普及品を作るのには適していると思います。
だから「小紋」どまりにしてもらいたいと思うのです。
たくさんの技法のたくさんの安い普段着があったら、
古着にばかり頼らないで、買う人も少しずつでも増えるのではないかと。
そんな「着物の未来」を考えないと…
とりあえず今年、今のシーズン、振袖が売れればいい…
でいったら、結局は自分達で着物の未来を細らせてしまう気がします。
職人さんがピンきりの仕事をできるように、
いろんな職人さんが、いろんな仕事をできるように、
着物を売るものには売るものの、買うほうには買うほうの、
「日本の民族衣装を大切にする方法」というものが、あると思うのです。
普段着として着る物は惜しげなく着れる物
をと考えたりしますけど、今はそんな事も
無くなってきたんでしょうか。
最近は、お仕立てもハイテク仕立てが多い
そうですね。
染めの事分からなければ黙っていようでは
ダメですよね。
印刷友禅表示してほしいです。
同じ型紙なのに微妙に違うのがおもしろいですね。
安価で今風のハデハデ柄がきれいにできる、これはきっと時代に合っているわけで新しい種類の染め、ということで堂々と「印刷友禅」を名乗るべきですよね。
わかっていてチョイスする、しないは消費者の自由ですからね。
着物の将来ってどうなっていくんだろう???
着物はこれからの時代、どういう位置を占めていくんでしょうかねえ??
思うんですーー教室に通って着方を習わなければならない民族衣装ってあるんだろうか?
もっとも一般的な小紋にしても上から下までそろえるとなるとかなりの金額になりますよね。
その金額を考えると洋服ならかなりのものを購入出来る訳で・・・・
結局、一握りの人の趣味の世界になっていくんでしょうか???
なんとかならないのかなあ~~~
「正絹」にしても「染め」にしても、
絹ならいい、きれいならいい、
そんな感じですねぇ。もったいないことです。
「正しい表示」は、絶対ほしいですね。
ほんとに、最初にモニターみたときは
信じられなくて、ひっぱりだしてきて
部分写真を何度も確認しました。
かなり珍しい確率だと思います。
きちんと表示しないというのは、
逆に後ろめたいんじゃないかとまで思います。
いわなきゃわかんないし…みたいな?
私の年代(今年60)くらいでも、
すでに友人などは着物が着られません。
私は幸い母が着物好きでしたので、
着ることや知識を伝えてもらえましたし、
母からの着物も小物も譲ってもらいました。
こういうことが途切れている今のかたは、
一からなんでもしなきゃならない…。
自分で洗ったり縫ったりできない。
私も縫うのはダメです。
「お金のかかるもの」になってしまっていますよね。
だからせめて、安い普段着物をたくさん
作ってほしいと思うのですが…。
もうからないものは作らないんでしょうか。
ほんとに「お金払って教えてもらわないと」
着られない民族衣装って、ヘンですよね。
なんとかもっと着物を着るヒトが増えてくれれば、
それを期待しているんですが…。
百歩譲って成人式にそれを着たとして、その後どうするんだろう??と不思議です。
結婚式とかで着るんでしょうか・・・。
謎です。
インクジェット友禅の難点は、「正絹の友禅」だと言い張れることですね。
インクジェットの場合の証紙ってどうなっているんでしょう?
ちゃんと説明しない店もあるんでは?と勘繰ってしまいます;;
わたしも一度きりしか着ないなら、絶対自分では買えないような質の高い振袖をレンタルして、昭和初期のお嬢様気分で楽しむ方が有意義かな、と思ってしまいます。(それなりに高いですけどね;;)
「初めての着物」に失敗はつきもの。
だからいきなり振袖!がすでに危険ですよね;;
わたしもインクジェットは普段着にこそ活用して頂いて、明朗会計でお願いしたいです。
型紙が要らない分、個性的な色柄に少量から対応できるという利点は大きいですよね^^
インクジェットにも「京友禅」の証紙が
はられているのですよ。
でもウソじゃないからそのまんま。
「インクジェット」の表示は
ないんじゃないでしょうか。
染屋さんたちの間でも、不満を持つヒトもいて
問題になっているみたいですよ。
ほんっとにおかしいですよね。
振袖しか売れない…というあたりから、
考え直してもらいたいんですけどねぇ。