
まぁ世の中というものは「ソツ」なく動くもので、昨今、ゆかたを着る人が増えてきたせいでしょうか、
着物専用の洗濯ネットがあります。とりあえずなんでも「モノは試し」で、一枚買ってみました。
せめてこれくらいの情報は発信せねば…って、おおげさな…。
まあ「こんなこと、今更」の方も多いとは思いますが、ビギナーさんもいらっしゃると思いますし、
困っている方にお伝えいただけたら…なんて思っています。
で、まずこれはどうなっているかといいますと…広げるとこんなです。
白い四角いのは「衿まくら」だそうです。
そして着物、今の時代は、ほとんどの場合ゆかたということになるのでしょうが、
たたんで入れるわけですけれど、ありがたいことに?しょーもないことに?、
ちゃんと着物のたたみ方の説明図までついておりました。
そしてたたんだものをこう入れます。衿のところには衿まくら、なるものを挟み込む…。
納めて反対側の一枚をかぶせ…
そして裾からパタパタと3回たたんで、袋の中におさめてファスナーを閉めるわけですね。
確かにこりゃ便利。気になる汚れ、例えば汗の多かったところとか、食べ物や泥ハネの汚れなど、
そういうところは先に摘まんで部分洗いをしておく…とあります。
今の洗剤は、浸透力が強いですから、中の方までちゃんと洗浄してくれます。
「ポケットの中に入れ忘れたハンカチもまっしろ!」なーんてCMもありましたね。
なので、これでいけると思います。
さて、それを踏まえて…です。このネット価格は1200円ちょっと。
安売りのところもあるかもですが、送料もはいりますね。
これを高いとするか安いとするかは、個人で違うと思いますが、正直なところ、
3000円5000円というゆかたに、これを買うのは…と思う方もいるかもです。
ではほかになにかないか…です。ありますね。
まず、ゆかたを洗うのになぜネットを使うか…ぐしゃぐしゃにならないため、です。
型崩れもそうですし、あとあとのシワの問題を解消するため。
つまり「たたんで洗う」ことがそれを防ぐというわけです。
ならばたたんで入れられればいい、とすると「四角い洗濯ネット」が使いやすいです。
これは毛布やシーツなどを入れて洗うものを売っています。
あとは「旅行用のネットポーチ」、あれは3サイズくらいで売っています。
洗濯ネットって、ほんとに価格に幅があります。500円くらいのものもあれば2000円以上のものも。
同じような大きさで、3倍違うと「どこがどう違う」になりますが、
今までいろいろ使ってきた私の感覚では、ネットで壊れるのは「ファスナー部分」。
破れたりはありませんが、縫い目がほつれることはあります。
それは補修可能ですが、ファスナーが壊れると、それを取り替えてまで…は、ちと面倒。
となると、高ければ大丈夫?こればっかりはわかりません。すみませーん。
買うときに「本体とファスナーの縫合部分」をよく見るとか、そのくらいです。
で、次に「じゃぁ、たたんで入れれば、なんでもいいのか」…これはNOです。
この「着物用」がなぜ「丸めるか」、つまり「動かないようにするため」ですね。
ネットの中で着物が動かない、これは全体もですが、「部分」もはいります。
つまり袖が動いてしまったり、衿が中に落ち込んでしまったり…それをなくすわけです。
たたんだそのままの形で、洗濯機から出せる…それを狙えばいいわけです。
四角いネットだけど大きさが合わないなら、ネットをたたんだ着物の大きさに合わせてて折る。
そして半分に折るか、丸めて止める…わけです。
例えば私の手持ちの四角いネット、これは洗濯だけでなく、収納にも使っています。
グリーンのファスナーのものは、トラベルグッズ、でシャツなどを入れてスーツケースに入れるもの。
ボールペンは大きさ比較です。
四角いもの二枚の大きさ比較です。
ゆかたは、つまりこういう形にすればいいわけです。
小さくするなら丸めて…
大きいほうのネットだと…少し広げて入れられます。
ただこのままだと、洗濯機で回っている間に、ネットの中でゆかたが寄ってしまいます。
なのでこの場合は二つに折って、赤いところあたりを安全ピンで留めます。
安全ピンも、今はカバーが大きいものもいろいろ出ています。
洗濯機の中で、ほかのものや洗濯機本体をキズつけない工夫ですね。
たとえばこんなの。
![]() |
マーゼン パッチット小 色 白 |
クリエーター情報なし | |
マーゼン |
小さいほうのネットだとこんな感じ。幅はいいですが、口のあたりが余りますね。
この場合は、中を少し広げてたたみなおすか、ネットの口部分を折ってピンでとめる…。
丸いネットも同じです。余分を止めて動かないようにするわけです。
つまり…と、こう…いつもつまらん説明が長くて、結論は大したことはないのですが…。
まず、ゆかたや着物は、本来は「手洗い」が原則、なのです。
たたんで洗濯液につけて押し洗い、軽く脱水、そのあとポリの袋でもふろしきでもいいですから
上に広げてそのうえから叩く、もしくは何かで重しをかける…これでしわは取れます。
でも、ゆかたなんかねぇいちいち手洗いなんて…というときは、ネットに入れて洗う。
このとき「たたむ」「たたんだいろいろな部分がズレないようにする」、ということなのですね。
だから「専用のネット」ならこれができるわけで、そうでないものの流用ならば、
「ゆかたをたたんで入れられるもの」を選び、入れるときは平らでも、
そのあと袋の中で踊ってしまわないように、丸めるとか二つ折りなどにする…です。
着物系は、身に着けるための準備も(半衿つけとか)、着た後のメンテも、手がかかるものです。
なんでもスイッチポンですんでしまう今の時代、手がかかるものは敬遠されがちだし、
面倒なことはよくないこと…のように思われることもありますが、
手をかけることは、愛着が持てることのとっかかりでもあります。
毎年Tシャツ感覚で着るようなゆかたであったとしても、手を掛ければ「もう着ないから捨てる」は、
減るのではないかなぁと期待しているのですが…。
少しでもお役に建てたらうれしいです。
ゆかたは丈夫ですから、そのまま洗濯機でガラガラでも、
大丈夫なことも多いですが、しわと、それと、
縫い手の「腕」で、へんなところバイヤスがかかったりして、
以前私は衿がゆがんでしまったことがありました。
あぁ手抜きはだめだーと思った次第です。
なかなか着物のことばかりかけずにいますが、
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
そういうことですね。ありがとうございます。
長く洗濯機を使っていましたが、
昔母がやっていたのと同じようにでした。
ずぼらな母でしたので、かなりすごい事をしてました。
今度から畳んで洗います。その方がずっと良いですね。
一度覚えたことを修正したり、自分で気が付いたりすることは、なかなか難しいです。
どうもありがとうございました(^^)
これからもよろしくお願い致します。
私の説明不足もあります。すみません。
私はまだこの「専用ネット」は使っていませんが、
手持ちのものは使っています。
洋服などはネットの中で動かなければなりませんが、
着物は動かないように、余裕を持たせませんから、
ネット小さ目などの時は、おっしゃるようなことが
起きる場合もあると思います。
なので私は、ネットに入れたらその時点で、
一度別に水につけてしまいます。
我が家は洗濯機置き場のそばに小さな流し台が
ついていますので、そこで一度水の中で押して
しっかり中まで、水を吸わせてしまうわけです。
そのあとほとんど水を絞らないまま、
洗面器などに入れて水ごと洗濯機に入れます。
水は水を呼びますから、最初から濡れていれば、
水はそこまではいってくれますし、
洗剤は親水性がありますから、水のあるところには
入ってくれます。
一度お試しください。
以前から拝読しております。
私は逆で、ネットにほぐして入れて洗います。もっぱら100均の物を使っています。
袷とちりめん以外は洗濯機で洗ってしまうのですが、畳んで洗うと中の方が乾いたまま、水が通っていない場合があります。数枚一緒の時はよくあります。
ネットを使うのは、脱水のときにこすれて痛まないようにです。それで失敗しましたので。
洗ったら即、バスタオルの上で畳んでパンパンして、それから干します。
手洗いだと絞るのがつらくて(更年期の腱鞘炎)そこを洗濯機に任せたいのです。小さいものは手洗いしています。
アストニッシュという会社のシミ抜きが良くて、衿と袖口にかけて少し揉んでから洗濯すると、汚れがとれています。
私もその「古い感覚」が残っていて、
どうしても今様にはできないこともいろいろあります。
まぁ洗剤の進歩は確かなので、結構今風でやっていますが、
泥汚れもぬりつけるだけでOKなんて洗剤、信じてません。
足袋はいまだに、ブラシでゴシゴシです。
体も衰え始めた今、道具も使いよう…と思って、
目を広げる努力をしていますが…。
洗濯機が当たり前になると、たらい出して…とか、
そういうことが、大変なことのように
言われるようになりました。
確かに手間はかかりますが、ゆかたのためには、
本とは手洗いの方がいいんですよね。
物干しいっぱいに、浴衣がひらひらと干されていたのを
思い出しました。
洗濯ネットって、本格的なものは、ほんとに高いです。
スーツ用、ワイシャツ用、パンツ用…なんて、
いろいろあるので、へぇぇと思いましたよ。
はじめまして、コメントありがとうございます。
私もとりあえず見本に、と購入しましたが、
なくてもいい…ものですね。
着物に慣れない人には、便利グッズだと思います。
動かないようにできれば、ほんと手作りで行けます。
ネットでもいいし、水が通ればいいんですから、
古いレースのカーテンとかも、応用できそうですね。
衿まくら…あんまり必要性を感じませんでした。
まぁ動かないようにはいいかもですが、
きになるなら、白いタオルハンカチでもたたんでいれるだけで、
十分だと思います。
まぁ付加価値ってことなのでしょうね。
でも結局、浴室のバスタブで「足踏み」で洗うことが多いです。
なんというか・・・頭の中?意識?が古いのでしょうね。
畳んでネットに入れて洗濯機に入れて…確かに簡単ですが、芯まで綺麗になっていないような気がして・・・
実際に使ってみれば「あら!結構綺麗ね」と思うのですが、これはもう感覚と言うか気持ちの問題なのでしょうね。
確かにネットで洗ったときは、後の始末が楽でした。
便利な道具を上手に使って、少~し楽をするのも良いですよね。
今は少しでも簡単便利に出来るものが考えだされてい
ても結構いいお値段なんですね~
ネット、今年とても気になっておりまして、もっと高価で販売されていたのですが、原理的には浴衣が動かないことが大事なのだから、と考えると購入に至りませんでした。
同じく、家庭にあるネットを駆使して一気に10枚ほどを洗濯し、
大事なもの2枚だけは台所のシンクで手洗いしました。
このネットは参考になりました!
自分で作ることも可能ですね!特大サイズを2枚ほど購入し216円。ミシンで縫ってしまおうかな?と思いました。^^