そんなに古いものではありません。昭和50年代かと思うのですけれど、はっきりしません。
留袖と言うと、お祝い事でもあり、年齢よりハデ眼な色柄が好まれると聞いたことがあります。
傾向として関西ははんなり華やか、関東は重厚で豪華…が多いように思います。
最近たてつづけに、よそ様の「おめでたいお話」が続きまして…。
友人の娘さんはこの12月に挙式です。自分には関係のないお話でも、
なんだかウキウキしますし、どんな留袖?訪問着にするの?…と、
無関係だといっとるのに、まるで自分が着るような感覚でレベルチェックしたりして…。
どちら様のお嫁さんも、どうぞお幸せに!
さて、この留袖は三越の、たぶん「レンタル落ち」…ではないかと思います。
実は袖以外の「比翼」がありません。取り外してしまった記憶はないのですが…。
柄が気に入って、たとえ留袖として着られなくても…と入手したもの。
「歌留多柄」ですね。札の絵が花尽くしのようなので、百人一首とはしませんでした。
全体に渋めのくすんだ色が多いので、ちょっと寂しいくらいです。
いっそ地色を薄紫かなんかにして、訪問着の方がよかったのではないかと…。
前と後です。
帯は、こりゃ昔の成人式向き…、すみません、ちょうどいい袋帯がなくて…。
おもた~い昔の丸帯はあるんですが、今度はジミすぎて…。
着物が華やかというよりはシャープなイメージですから、
こういうときの帯はちょっと甘さのある花柄や、丸紋などのまろやかな柄がいいでしょうね。
せめて昔風に「カンタン角だし」にしてみました。本式はあまりに硬くてムリ…でした。
最近は留袖といえば「二重太鼓」ですが、私はこういうふっくらしたほうが、
華やかでいいのではないかと思います。
但し、これだと、イスにすわるのに大変ですけれど。真後ろから。
留袖の前アップ、歌留多(カルタ)の一枚ずつは花や紋様などで、
箱のフタの方に平安貴族のカップル、中に残った札の一番上が十二単。
紐の流れ具合がいいですね。
では歌留多のお話し…といいましても、ポルトガルから伝わったというようなお話は、皆さんご存知ですね。
この伝わったものを日本風につくりなおしたものが「天正カルタ」と言われています。
この天正カルタの内容や図柄が、独自のものに変化していき「うんすんカルタ」や、
子供向きの「いろはカルタ」「花札」など、いろいろな「札遊び」が増えていったわけです。
元々日本には「貝合わせ」などの遊びや、和歌などのように上の句下の句を分けて詠み合うなどの
ゲーム性のあるものがありましたので、それと「札(ふだ)」というものが結びついたわけです。
ただ、百人一首など雅なものはともかく、花札やトランプの流れを汲むものなどは、
賭博性のあるものですから、その後の歴史のなかで、禁止令がたびたびでたりしています。
こういうものはそれで絶えるなんてことはなかったんですね。
昔はお正月といえば「いろはかるた」「七並べ」「ババ抜き」…でしたけどねぇ。
今、普通のご家庭にトランプの現物なんて、あるでしょうか。我が家には何組かあります。
今はついていませんが、20年位前まで、トランプや花札には税金がかかりましたので、
「トランプ類税」の証紙がついていましたね。
あの税は元々明治時代の「骨牌税」というものが原型、「骨牌」は動物の骨で作った「麻雀パイ」のことです。
元々は英国でトランプ遊びの過熱により、労働意欲が損なわれて社会問題になったために考えだされたもの。
そういうものを作る業者に課税した「間接税」です。その分を買う人からもらう…ってことですね。
それがトランプではなくアジア圏では「麻雀」だったわけで…。
明治政府はそれに倣ったわけですが、こういう法律って社会状況に合うとか合わないとか…
そういうこと忘れられちゃうんでしょうかね。明治に始まって、戦後「トランプ税」になって、
結局「消費税」というものが導入されたとき整理されてなくなりました。
一律5パーセントになったわけですが…元はもっと高かったような気がします。違うかな?
損したんだか得したんだかよく分かりませんが、どうせアタシはトランプ何やっても勝てないんです…。
留袖と言うと、お祝い事でもあり、年齢よりハデ眼な色柄が好まれると聞いたことがあります。
傾向として関西ははんなり華やか、関東は重厚で豪華…が多いように思います。
最近たてつづけに、よそ様の「おめでたいお話」が続きまして…。
友人の娘さんはこの12月に挙式です。自分には関係のないお話でも、
なんだかウキウキしますし、どんな留袖?訪問着にするの?…と、
無関係だといっとるのに、まるで自分が着るような感覚でレベルチェックしたりして…。
どちら様のお嫁さんも、どうぞお幸せに!
さて、この留袖は三越の、たぶん「レンタル落ち」…ではないかと思います。
実は袖以外の「比翼」がありません。取り外してしまった記憶はないのですが…。
柄が気に入って、たとえ留袖として着られなくても…と入手したもの。
「歌留多柄」ですね。札の絵が花尽くしのようなので、百人一首とはしませんでした。
全体に渋めのくすんだ色が多いので、ちょっと寂しいくらいです。
いっそ地色を薄紫かなんかにして、訪問着の方がよかったのではないかと…。
前と後です。
帯は、こりゃ昔の成人式向き…、すみません、ちょうどいい袋帯がなくて…。
おもた~い昔の丸帯はあるんですが、今度はジミすぎて…。
着物が華やかというよりはシャープなイメージですから、
こういうときの帯はちょっと甘さのある花柄や、丸紋などのまろやかな柄がいいでしょうね。
せめて昔風に「カンタン角だし」にしてみました。本式はあまりに硬くてムリ…でした。
最近は留袖といえば「二重太鼓」ですが、私はこういうふっくらしたほうが、
華やかでいいのではないかと思います。
但し、これだと、イスにすわるのに大変ですけれど。真後ろから。
留袖の前アップ、歌留多(カルタ)の一枚ずつは花や紋様などで、
箱のフタの方に平安貴族のカップル、中に残った札の一番上が十二単。
紐の流れ具合がいいですね。
では歌留多のお話し…といいましても、ポルトガルから伝わったというようなお話は、皆さんご存知ですね。
この伝わったものを日本風につくりなおしたものが「天正カルタ」と言われています。
この天正カルタの内容や図柄が、独自のものに変化していき「うんすんカルタ」や、
子供向きの「いろはカルタ」「花札」など、いろいろな「札遊び」が増えていったわけです。
元々日本には「貝合わせ」などの遊びや、和歌などのように上の句下の句を分けて詠み合うなどの
ゲーム性のあるものがありましたので、それと「札(ふだ)」というものが結びついたわけです。
ただ、百人一首など雅なものはともかく、花札やトランプの流れを汲むものなどは、
賭博性のあるものですから、その後の歴史のなかで、禁止令がたびたびでたりしています。
こういうものはそれで絶えるなんてことはなかったんですね。
昔はお正月といえば「いろはかるた」「七並べ」「ババ抜き」…でしたけどねぇ。
今、普通のご家庭にトランプの現物なんて、あるでしょうか。我が家には何組かあります。
今はついていませんが、20年位前まで、トランプや花札には税金がかかりましたので、
「トランプ類税」の証紙がついていましたね。
あの税は元々明治時代の「骨牌税」というものが原型、「骨牌」は動物の骨で作った「麻雀パイ」のことです。
元々は英国でトランプ遊びの過熱により、労働意欲が損なわれて社会問題になったために考えだされたもの。
そういうものを作る業者に課税した「間接税」です。その分を買う人からもらう…ってことですね。
それがトランプではなくアジア圏では「麻雀」だったわけで…。
明治政府はそれに倣ったわけですが、こういう法律って社会状況に合うとか合わないとか…
そういうこと忘れられちゃうんでしょうかね。明治に始まって、戦後「トランプ税」になって、
結局「消費税」というものが導入されたとき整理されてなくなりました。
一律5パーセントになったわけですが…元はもっと高かったような気がします。違うかな?
損したんだか得したんだかよく分かりませんが、どうせアタシはトランプ何やっても勝てないんです…。
あっ「○吉」地方ですね。
今でも残っているので、珍しいなぁと思っていました。
この前テレビで「盤ゲーム」の盛んな町、をやっていたんですが、
そこも戦前は全国でやっていたのに、今はそこだけ。
隣の町の人も知らないんだそうです。
なぜなのか…ウンスンカルタも、どうしてそこだけ…
こういうのって、ナゾであることも面白いですね。
大事にしてもらって、残っていきますように。
実はなぜか日本で唯一、私が住む地方にその伝統が残っているんですよ。
一時期は廃れかけたようですが、有史の方々の努力により最近は大会も開かれているようです。
遊び方が結構複雑なので私自身も遊び方がいまひとつ分かっていないんですが、カードのデザインが素敵なのでお土産に買って帰られる観光客の方もおられると思います。
ウンスンかるたの新品が売ってるのはこのあたりだけじゃないかなと思います。
全国的に流行した遊びが、なぜこんな片田舎にだけ残っているのか不思議ですね~。
すみません「小袖?」と思って見直しましたら
余分な字が入っていました。
「小袖」じゃなくて「袖」です。
袖のところだけあるのです。
レンタル落ちのようですから、比翼の
使えるところは、再利用ではずしたのかもしれません。
袋帯は、これに合うものがなく、
古い丸帯は合うのがあったのですが、
左肩が痛くて、重たいのをぎゅっと締めたりするのが
ちと痛みまして、手近にあったものを締めたというわけです。
いろいろ手を抜いてごめんなさいです~。
私の留袖も比翼仕立てになっていません。
着るときに、襲下着を重ねて着るからですが、
色留め袖を作るとき、その襲下着を兼用にして
比翼無しにすれば良かったと後悔しています。
黒留袖を出してサイズを測る手間を惜しんだためですが・・・・
ところで、この留袖の色柄は
名古屋友禅のような渋さがありますね。
帯もぐっと渋く上品な物にしたほうが
却って合うような気がしますが、
いかがでしょうか。
いわゆる「江戸好み」だと思います。
芸者さんの着物かとおもいましたもの。
なかなかですね。
人間って先が読めないから「賭博」に
こころひかれるんですかね。
私はババ抜きで巻けるタイプですから、
正直者なのかな??
ほんとに色ってフシギですね。
これでもっと来い赤とか緑や金銀が強かったら、
すごくハデでしょうね。
このままだと、私でもちっとジミかな…です。
粋な感じもします。帯のせいでしょうか。
昔からありますねぇ。とばく系ゲーム。
人間相手に顔色を読む駆け引き…。
今や電子音(笑)です。
柄アップで見ていると上品で、遠目から
見ると年輩の方向きにちょうどいい感じに
見えますね。
色をさす量によって地味にも派手にもなる
ものなんですね。