もうかなり、何度も水を通ったちりめんです。
遠くひいた画像だと、なにやら雪の塊のような白いところと波が、
ジグザグに見えるなぁ…なんですが、近寄ってよくよく見れば…。
ころころ丸い白鷺さんの団体さん。
ちょっと太目の鷺ですが、なんかとっても愛嬌がありますね。
白鷺は着物の柄にはよく使われますが、たいがいはスラッと美しい立ち姿か、
優雅に飛ぶ姿が多いです。こんなふうに丸っこくてかわいい鷺は珍しいです。
こういう場合の水は、流水と呼ばれる線で流れを描いたものが多いのですが、
これは青海波がきれいに描いてあります。ところどころの輪郭を
濃くしたりにじませた感じにすることで、水の動きが感じられますね。
合間に伸びているのは「葦(ヨシ)」だと思います。
もう枯れて丸まりかけてますから、秋の風情でしょうかねぇ。
ちなみに「葦」は「アシ」でも同じですが、
「アシ」は「悪し」に通じる、というので「良し→ヨシ」になったそうです。
長く伸びた丈夫な茎で作られるのが「よしず」ですが、
そりゃあ「あしず」よりはいいですね。
関東ではアシ、関西ではヨシが一般呼称。
こちらが「ヨシ」いや「アシ」えーい「ヨシアシ」じゃぁ!
写真は「神戸の自然シリーズ」様からお借りしました。
HPはこちら。写真はご自由にお持ち帰りできるところ、珍しいですね。
但し「神戸の…」を明記すること。
何度も縫い直されていると思いますが、縫いあとをたどると、
やはり着物からじゅばん、というルートではないかと…。
どちらにしても「着てみたかった」柄です。
そしてこちらはいただきもの、細かい目の「しののめちりめん」です。
ウズラとすすき、かわいいですね。
ウズラって見た目は尾が短くてそんなにかっこよくないし、
羽色が美しいわけでもない、それなのになんで?
えーと、以前「とぉってもきれいなウズラ柄のじゅばん」をご紹介しました。
そのときの記事に書いたのですが、こんなに小さくても野生は渡り鳥、
とりあえず、ウズラは野鳥から家禽として飼われるようになり、
その歴史はかなり古いらしいのですが、江戸時代は「鳴き声観賞用」だった…。
後で知ったたことなのですが、ウズラの鳴き声を
「ゴキッチョー(御吉兆)」と聞いた、というのです。
でも、今回いろいろ調べてみたら、実際にはクルックーとか、
キュークルクルとかハトみたいなんですよね。鳴き方も何種類かあるそうです。
まぁ、鳥の鳴き声をヒトの言葉に当てはめる、というのはよくあります。
たとえば、ホトトギスの「テッペンカケタカ」なんてのはよく耳にしますし、
昔話で、弟を殺してしまった兄がホトトギスになって、
「オトウトクッタカ」とか「オトノドツッキッチョ(弟のノドを突いた)」と
死ぬまで鳴き続けたとか…。えぇ「とんぼのむかしばなしのお時間」
(兄思いの弟が、貧しい暮らしの中で、自分はイモの尻尾ばかり食べて、
兄に真ん中のおいしいところをたべさせようとした。ところが兄は
弟が先に大きいのを食べたと疑い、弟に「そんなに疑うなら腹を割いて
みてほしい」と言われ、殺してまう。弟の腹を割いたところ、
イモのシッポしかはいっておらず、兄は激しく後悔して泣き続け、
やがてホトトギスとなってノドが破けるまで鳴き続けた、という。
ほんと食べ物の恨みはおそろしーってチガイマス)
ゴキッチョウと聞こえたかどうかは別として、鳴き比べや斑点の柄比べなど、
盛んに行われたようです。つまり、庶民にとって身近であったり、
暮らしの中の楽しみや佳き事の兆しであったりしたわけですね。
それで柄にも取り入れられたのでしょう。
それにしても、ジミめな鳥ですから、柄になっても年配者向きとか、
襦袢や羽裏、男物なんかが多かったんじゃないでしょうか。
あっ過去記事の「どっはでぇなウズラ」は、えーと「番外編!」。
このハギレは掛け衿分だと思うのですが、半衿にしようと思ったら、
どうしてもウズラさんがサカサマになっちゃうんです。
ウズラさん一羽、フレームに入れてみましょうか。
夏なら涼しげでかわいいと思います。
雑木林が消滅して、鳥さんの姿はめっきり減りましたが、
あっ以前のいちごドロさんはヒヨドリ、あれっきりですがな、
昔は普通のうちで、ニワトリ飼ってたりしましたね。
カラスさえグーンと減ってしまって、なんかさびしいです。
夏までウグイスも鳴いてたのに。
もう少したったら、近くにある「市民の森」の散策でもしてみようかな。
本日のおまけ、いつの間にか咲いてました。ムスカリです。
ムスカリは以前植えたのですが、一度咲いてそれっきり。
その横のムーンライトという名前の、マーガレットみたいなお花なんですが、
これがあっという間に育ちましてと、縦にも横にも伸びるわ繁るわ。
ムスカリから見たら、ジャングルみたいなもんだったでしょうね。
切っても切ってもすぐ伸びる、またたくまに茎だったのが幹になっちゃった!
それが去年の台風で幹がひび割れ、この冬の雪でついにバッキリ折れました。
さすがに枯れたので全部切ったのです。
こんなになっちゃっいました。
ムーンライトがなくなったとたんに、ムスカリも花ニラも、
花がつかなかったクリスマスローズも、グーンと伸びだしたんです。
ムスカリはもうなくなったものと思っていたのに、丈夫なものですね。
ムーンライトも、すぐ横に新しいのが、もうグンと伸びてきています。
今度は、ほかの花たちと仲良く伸びるように、一度堀り起こして、
きちんとしなきゃと思っています。
遠くひいた画像だと、なにやら雪の塊のような白いところと波が、
ジグザグに見えるなぁ…なんですが、近寄ってよくよく見れば…。
ころころ丸い白鷺さんの団体さん。
ちょっと太目の鷺ですが、なんかとっても愛嬌がありますね。
白鷺は着物の柄にはよく使われますが、たいがいはスラッと美しい立ち姿か、
優雅に飛ぶ姿が多いです。こんなふうに丸っこくてかわいい鷺は珍しいです。
こういう場合の水は、流水と呼ばれる線で流れを描いたものが多いのですが、
これは青海波がきれいに描いてあります。ところどころの輪郭を
濃くしたりにじませた感じにすることで、水の動きが感じられますね。
合間に伸びているのは「葦(ヨシ)」だと思います。
もう枯れて丸まりかけてますから、秋の風情でしょうかねぇ。
ちなみに「葦」は「アシ」でも同じですが、
「アシ」は「悪し」に通じる、というので「良し→ヨシ」になったそうです。
長く伸びた丈夫な茎で作られるのが「よしず」ですが、
そりゃあ「あしず」よりはいいですね。
関東ではアシ、関西ではヨシが一般呼称。
こちらが「ヨシ」いや「アシ」えーい「ヨシアシ」じゃぁ!
写真は「神戸の自然シリーズ」様からお借りしました。
HPはこちら。写真はご自由にお持ち帰りできるところ、珍しいですね。
但し「神戸の…」を明記すること。
何度も縫い直されていると思いますが、縫いあとをたどると、
やはり着物からじゅばん、というルートではないかと…。
どちらにしても「着てみたかった」柄です。
そしてこちらはいただきもの、細かい目の「しののめちりめん」です。
ウズラとすすき、かわいいですね。
ウズラって見た目は尾が短くてそんなにかっこよくないし、
羽色が美しいわけでもない、それなのになんで?
えーと、以前「とぉってもきれいなウズラ柄のじゅばん」をご紹介しました。
そのときの記事に書いたのですが、こんなに小さくても野生は渡り鳥、
とりあえず、ウズラは野鳥から家禽として飼われるようになり、
その歴史はかなり古いらしいのですが、江戸時代は「鳴き声観賞用」だった…。
後で知ったたことなのですが、ウズラの鳴き声を
「ゴキッチョー(御吉兆)」と聞いた、というのです。
でも、今回いろいろ調べてみたら、実際にはクルックーとか、
キュークルクルとかハトみたいなんですよね。鳴き方も何種類かあるそうです。
まぁ、鳥の鳴き声をヒトの言葉に当てはめる、というのはよくあります。
たとえば、ホトトギスの「テッペンカケタカ」なんてのはよく耳にしますし、
昔話で、弟を殺してしまった兄がホトトギスになって、
「オトウトクッタカ」とか「オトノドツッキッチョ(弟のノドを突いた)」と
死ぬまで鳴き続けたとか…。えぇ「とんぼのむかしばなしのお時間」
(兄思いの弟が、貧しい暮らしの中で、自分はイモの尻尾ばかり食べて、
兄に真ん中のおいしいところをたべさせようとした。ところが兄は
弟が先に大きいのを食べたと疑い、弟に「そんなに疑うなら腹を割いて
みてほしい」と言われ、殺してまう。弟の腹を割いたところ、
イモのシッポしかはいっておらず、兄は激しく後悔して泣き続け、
やがてホトトギスとなってノドが破けるまで鳴き続けた、という。
ほんと食べ物の恨みはおそろしーってチガイマス)
ゴキッチョウと聞こえたかどうかは別として、鳴き比べや斑点の柄比べなど、
盛んに行われたようです。つまり、庶民にとって身近であったり、
暮らしの中の楽しみや佳き事の兆しであったりしたわけですね。
それで柄にも取り入れられたのでしょう。
それにしても、ジミめな鳥ですから、柄になっても年配者向きとか、
襦袢や羽裏、男物なんかが多かったんじゃないでしょうか。
あっ過去記事の「どっはでぇなウズラ」は、えーと「番外編!」。
このハギレは掛け衿分だと思うのですが、半衿にしようと思ったら、
どうしてもウズラさんがサカサマになっちゃうんです。
ウズラさん一羽、フレームに入れてみましょうか。
夏なら涼しげでかわいいと思います。
雑木林が消滅して、鳥さんの姿はめっきり減りましたが、
あっ以前のいちごドロさんはヒヨドリ、あれっきりですがな、
昔は普通のうちで、ニワトリ飼ってたりしましたね。
カラスさえグーンと減ってしまって、なんかさびしいです。
夏までウグイスも鳴いてたのに。
もう少したったら、近くにある「市民の森」の散策でもしてみようかな。
本日のおまけ、いつの間にか咲いてました。ムスカリです。
ムスカリは以前植えたのですが、一度咲いてそれっきり。
その横のムーンライトという名前の、マーガレットみたいなお花なんですが、
これがあっという間に育ちましてと、縦にも横にも伸びるわ繁るわ。
ムスカリから見たら、ジャングルみたいなもんだったでしょうね。
切っても切ってもすぐ伸びる、またたくまに茎だったのが幹になっちゃった!
それが去年の台風で幹がひび割れ、この冬の雪でついにバッキリ折れました。
さすがに枯れたので全部切ったのです。
こんなになっちゃっいました。
ムーンライトがなくなったとたんに、ムスカリも花ニラも、
花がつかなかったクリスマスローズも、グーンと伸びだしたんです。
ムスカリはもうなくなったものと思っていたのに、丈夫なものですね。
ムーンライトも、すぐ横に新しいのが、もうグンと伸びてきています。
今度は、ほかの花たちと仲良く伸びるように、一度堀り起こして、
きちんとしなきゃと思っています。
私も最初にしゃんをパッと見たときは、
雪をかぶった川原の土手かと…。
なんかもこもことあったかそーですよね。
春だとゆーに…。
ウグイス、鳴いてましたかー。
こちらはカラスの鳴き声さえ、
めっきり減ってしまいました。
自然の音や声って、ほっとするんですけどね。
蜆子様
お久しぶりです。小紋は気軽に着れていいですね。
私も少し見幅を直さないときついのですが、
ムダと思いつつ「身」のほうをほそらせる努力も
してみようかなーと思っています。
着物ライフ、いい季節になりましたから、
たっぷりお楽しみくださいね。
えみこ様
おっ、ツボでしたねっ!
いやほんと、丸いものってのは、なにによらず
安心感があるものです。
えぇ卵さんもだーいすきですよっ。
肉まんも…んっ?
うずくまった猫とか…白いとなお病気がすすみ
にわとりの卵にまでラブを感じ
おばけのQ太郎の毛を刈ってしまいたいとまで思うので
この柄は…胸騒ぎがします。
すてきですね。
今日縮緬の小紋を新調することとしまして、じつはそれが海に船がいっぱいどんぶらこという柄でして、波の有様が違うな~
さてここで縄跳びにはいりましょうとはいってきました。
着物先日身幅をなおす、もちろん広げる(自慢してどうする)それは6枚なのですが、着れる着物の数がふえたという感じです。
それなりに着物ライフも、ぼとぼちとという有様です。
冬を迎える準備中なのかしら・・・
今日はお天気がよくて、畑へ行っていたら
うぐいすがいい声で鳴いていました。
春ですね~