まぁここ数日の蒸し暑かったこと、西と北のほうでは大雨降ったり
突風が吹いたりで、たいへんだったようですが、こちらは雨少ないです。
今のところ・・ですけれど。明日はちょっと降りそうな感じかな。
今週いっぱい、雲と傘マーク並んでましたから、こんな日が続くのでしょうね。
こんな時期ですので、眼にも涼しい「御簾」の柄を・・。
絽の留袖です。とてもいい柄なのですが「赤」の色が少し軽めの色で、
重厚感に欠ける感じ・・若い奥様のものだったんでしょうね。
柄は左右で違うのですが、それでも下前にもたっぷり柄のあるタイプです。
両前の写真はこちら。
これは「御簾」ですが、要は「すだれ」、平安時代からある道具です。
かの時代、貴族の家は夏の暑さを凌ぐために細かい間仕切りのない、
広い部屋、風通しのために「壁で囲う」ということを極力避けました。
部屋の中の境界は「几帳」や「御簾」を使い、壁には壁代わりの、
その名も「壁代」という簾を下げました。これは巻き上げて
紐でしばれるようになっていた、いわば平安時代ののブラインド・・。
このころの貴族の使う「御簾」は、写真の絵のように、
周りを美しい布でぐるりと包んだ豪華なものでした。
やがて、家や部屋の作り方がかわっても、このすだれはそのまま
しょみんにも使われて、今日に至るわけです。
「簾」と言う字は、一字で「すだれ」ともよみますが、
本来は「す」、御簾のす、ですね。「たれ」とつくのは
あくまでぶらさげて「たれさがったもの」をいいます。
ですから、時代劇などでイカサマのバレた渡世人などを川に放り込むときは
「簾(す)巻き」といいますね。
簾にはほかにもガマの葉や茎を使ったもの、葦をつかったものなどがあります。
子供の頃は、毎年梅雨が明けると母が軒先にすだれを吊るしました。
どこか糸が切れると、たこ糸だったかで器用に直していました。
その横にはたいがい風鈴もさがっていましたね。
窓から身を乗り出して、すだれを下からクルクルと巻き上げては、
バッと手を離してザーッと元に戻るのを繰り返して遊んでいて、
「すだれが壊れる!手が汚れる!」としかられていましたっけ。
イマドキのモダンな住宅には、すだれは似合わないのか、
あまりみかけませんが、かわりにベランダの目隠しとか、
花壇の風除け・・なんてのに使われているのを見かけます。
かくいう我が家の玄関は、西日がすごくて、昼過ぎからは、
玄関サッシが暑くてさわれない・・なんて状態でして。
去年「ツッパリ式」の「日よけ」をついに取り付けました。
お店なんかによくある、ハンドルまわすとズズーッとさがってくるあれ。
雨よけにもなって重宝していますが、これをつけるまでは、
毎年ジサマが、仕事用のトラックで「よしず」を運んでくれてました。
傷みが激しいのと収納に一苦労するのと、ジサマがシゴトをやめて
トラックがなくなったことで、この日よけにしたのですが・・・。
確かに普段はたたんでおけるし、ばっちり日よけ、ばっちり雨よけ、
つけてよかったとは思っているのですが、あのよしず越しの日の光・・。
風の吹きよう・・よかったんですよねぇ・・。
日陰にはなるけれど、よしずの隙間からちょっとだけ日がもれてくる・・。
下に置いてある鉢植えの緑にまだらに日が当たって、なんともいえない色になる、
どうにも捨てがたいのですね。実際には南側からの日が、少しはいるので、
今年はがんばって「よしず」を買ってこようと思っています。
写真をもう一枚、これは我が家のものです。
さてなんでしょう。
「蚊取りブタ」ならぬ「蚊取りアヒル」でした。
今は電気蚊取りが主流ですが、私は渦巻き蚊取り、好きなんです。
あとは風鈴かな・・どこかに金魚柄の「江戸風鈴」があったはず・・。
まだ思いっきりの梅雨ですが、そろそろ夏支度、グズなので、
今からはじめないと・・。
今みたいな、フルーツがたくさん載ってるようなデラックスなかき氷はなくて、スイ、イチゴ、メロン、レモンくらいの毒々しい色のかき氷!(笑)
汗かきながら、口にかき込んでると、こめかみがキューン!と痛くなるんだ!大人はスイを食べてたけど、オイラは断然イチゴが好きだった!食べ終わると、口の中が真っ赤になって、それが妙に嬉しかったっけ!(笑)
食べ方も人それぞれで、個性が出るよね。オイラは、イチゴシラップをたくさんかけて貰いたくて、駄菓子屋のおばさんの一挙手一投足をジッと見つめて、もっとかけてって言ったもんだ。(笑)アブラゼミの声がうるさく聞こえ、よしずの下でいつまでもおしゃべりしてたっけな、、、
だから、井上陽水の「少年時代」の歌を聞くと泣きたくなるんだ!
一枚欲しいような欲しくないような・・・
だって、真夏の結婚式なんて暑くて大変ですものね。
夏の風情を感じる小物も懐かしいですね。
でももうそういう物ではとても凌げないほど
夏が暑くなってしまいました。
何とかエネルギー少なく涼しく出来ないかと、
ガラス窓は合わせガラスにし、屋上には断熱タイルを敷きました。
太陽光発電にすると、多少でも涼しくなるのではとも思いますが、まだやってません。
あと少しであの暑い夏の日が来るかと思うと・・・
どうかご自愛ください。
あのちっちゃいガラスの器にシャカシャカ削られた氷、レモン(レモンでっせ!)の黄色がさわやかだったぁ。よしずと言うのはこっちからは外がみえるけれど、向こうからは見えないんですよね。よしずの間から、暑そうに外を歩いているひとを眺めながらシャクシャク食べたものです。私のケータイの着メロ「少年時代」です。ほんと、鼻の奥がツーンとなりますね。
子供の頃はクーラーなんてなくても、大人も子供もなんとかやってましたよね。アスファルトの照り返しなんて、商店街までいかなきゃなかったし、夕立ももっとひんぱんにあったような気がします。地球全体がおかしいんでしょうかねぇ・・。
思いながら、いまだに行っていません。
うちも西玄関なので暑いですう~
暑さ対策もですが、うちはガレージの
前バス停になっているので目隠しも
兼ねてです。
早く買いに行かなければ・・・
目隠しにも、ちょうどいいですよね。ほんとに。
(でもバス停まん前っていいなぁ・・)
私も植木のところに日陰をつくってあげようかと・・
昨日買ってこようと思ったんですけど、
ほかに荷物があって、あきらめたんです。
「梅雨明けまでに買おう」・・なんて言ってて、
また遅くなりそう。買いにいこーっと。