ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

梅雨入りと いったとたんに 日本晴れ

2007-06-15 22:46:12 | 着物・古布
たいがい「梅雨入りです」というと、晴れる…
毎年そうではないかと言う気がします。
今日は息子の「予防接種」のため、また病院へ行きました。
昨日はまだ「雨」の予報でしたから、行くころにはやんでくれるといいな…、
だったのですが、朝おきたら「あれっ?晴れてる」…、
で、どんどん暑くなってきて、出かけるころにはもう日本晴れぇ…。
真夏と比べて湿度が低い分、サラリとしてはいたのですが、
それでも車から車イスを降ろしたり、息子を抱えて乗せたり、
動き回ると汗がタラタラ…、帰りにはアイスクリームを買っちまいました。

さて、こんなことになるとは梅雨知らず、いや「露」知らず、
昨日のうちに撮っておいたのがトップの写真です。
実物は、白いところがもう少し黄色っぽいです。
以前「端縫い・胴抜き」の襦袢としてご紹介したことがあったと思いますが、
「ちりめん」のはぎれ、縦絽です。
「柳に傘にとんぼ」、普通こういうときは「かえる」か「つばめ」なんですが、
これには私が、いやとんぼが…なかなかかわいいです。
ボケッと見ていたので、最初は青いところが水たまりだと思っていましたら、
ちゃんと「石突」がついてまして、あっ傘か…と。
青い点々は、しびしびと降る雨ですね。
傘の部分アップです。


         


部分的に見るとかわいいとかおもしろいとかですが、
これ、着物にすると青い「丸」が目立ちますね。
色鮮やかで楽しい着物だったでしょうね。

さて、今年は梅雨が短く猛暑だと…まぁ天気予報ですから、
実際にはどーなるかですが、夏が暑くなってきていることは確かですね。
私の子供のころは、当然クーラーなんてものはなかったわけで、
扇風機だってものごころついてからです。
それでも、窓辺に簾をさげて日をよけ、うちわでパタパタ、
近所にすんでた某おじさんは、おかみさんたちのヒンシュクをかいながら、
毎日ランニングシャツにステテコで、知り合いを訪ねちゃ縁側で将棋指し。
夕方には蚊取り線香をたき、夜になると蚊帳をつり、
開けっ放しで寝てました。夏は暑くて当たり前…でしたね。
いまやクーラーのお世話になりつつ「体にゃわるいな」と…。
短いとはいえ、梅雨は梅雨、皆様お体おいといあれ。




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7 コメント

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Unknown (陽花)
2007-06-15 23:26:52
トンボと柳だけでいいのにと
思うのはわたしだけかな・・・
傘なんですね~、水溜りに花が
浮かんでいると思っていました。

つい4~50年前は蚊帳を吊って
自然におまかせって感じで風情が
ありましたね。今は快適なのか皆敵
なのか便利すぎて体に悪いですね~。
返信する
Unknown (Unknown)
2007-06-16 10:14:53
ヒンシュクをかっていたのは「近所の某おじさん」だけでなく、
「某おばさん」もシュミーズでちょっとゴミ捨てに行ったりしてましたよね・・。
おおらかな時代だったんだと。

子供の頃、夏休みの私の日課のひとつとして、「打ち水」がありました。
朝、玄関の三和土を、濡らして千切った新聞紙で掃除してから、門までの飛び石周辺と 中庭に柄杓で水を撒きました。
子供心にも、はんなりした趣を感じ、「姉には絶対に取られまい!」と頑張りました。

この生地で、裁ち出し袖のシンプルなワンピを作るといいだろーなー。
死んだおかあちゃん、喜んで 生き返りそ。
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あらららら (風の森)
2007-06-16 10:16:36
↑ごめんなさ~い!
おっちょこちょいの「風の森」でした!
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Unknown (もも)
2007-06-16 14:21:30
昔の絽ちりにも、良い意匠が多いですね
絽ちりって好きですねぇ。
意匠として見れば、この傘の描き方
楽しくて好きです。
傘をこのようによく表現したなあと感心してしまいます。
つい「つばめ」となるところ、「とんぼ」というのが
また粋です。

昔の夏、夕涼みに皆家の前に縁台出して、
うちわ持って、蚊取り線香焚いて
将棋するおじちゃん
お喋りするおばちゃん
賑やかだったのに、
だんだん少なくなって、寂しくなって
そして誰もいなくなっちゃた
返信する
Unknown (とんぼ)
2007-06-16 15:37:45
陽花様
この色がねぇ…、逆にこれがなかったら
ずいぶん地味でしょうから、
若い人向けのものだったのでしょうね。

クーラーはほんと、体に悪いです。
湿度だけざけるようにして使ってはいますが、
それでも30度を越えると、
やっぱり入れちゃう、軟弱になりましたわ。


風の森様
おおらかでしたね。小さい子は裸だったり
パンツ一枚だったりしましたし、
おばちゃんたちは、あるがままでしたねぇ。
水打ちも、私もよくやらされました。
ちょろちょろやっててしかられたり。
でも、水を打つと涼しくなるのはほんとなんですよね
アスファルトだからこそ、やりたいです。
もっとも「水不足」なんて心配があると、
花に水やるのも気が引ける昨今ではありますが。


もも様
絽ちりは、実際着るとちょっとポテッとして
暑い感じがするんですが、肌に直接触れる部分が
少ないのでさらっとしてる…とはバサマの弁。
わたしゃこんないいものきたことない…。
それにしても昔の意匠、今でも通用すると
思うんですけどねぇ、ありきたりはつまらないです。

夏の夜は、星空と蚊取り線香の煙と虫の声。
縁側の花火も懐かしい。
「終わったらはよ寝ぇや」と、
しょっちゅう言われながらも、
夏休みの夜更かしは、ワクワクしましたね。
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梅雨入りは (青め猫)
2007-06-19 02:14:30
梅雨入りはどのような基準で気象庁は発表して居るんでしょうね。
それにしても、梅雨の晴れ間でしょうか?
やけに暑いです。

・・・この端切れ可愛い♪
何かに使えそう。。。

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Unknown (とんぼ)
2007-06-19 19:40:32
青め猫様
「前線の位置」とからしいですけど、
高気圧に押されるの押すのと、天気ばかりは、
ほんと「風任せ」??難しいですよね。

ちりめんはハギレは、そのうち小さいものを
詰め合わせたようなものも考えています。
お楽しみに。
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