小さなお歳暮を

 

今年、買い物をしたネットショップからの「年末のご挨拶」です。

和小物の「ゑり正」さんと、タオル・ショップの「まかせたろ」さん。

ゑり正さんは、干支柄のガーゼてぬぐい、まかせたろさんはタオルハンカチが一緒にはいってました。

うれいしですねぇ。自分の腰紐だの半衿、息子のタオル…必要な買い物をしただけなんですが、

こんなふうに送っていただくと、こちらこそまたよろしく…と思います。

 

手ぬぐいやタオル類は、息子の介護で、毎日何枚も使います。

一番多いのはハンドタオル、３０センチ角くらいのですね。このプレゼントもこのサイズでした。

次によく使うのが普通のフェイスタオル、バスタオルは入浴後、

バスローブも使うのですが、やはりゴシゴシと二人で使うし、

お昼寝のおなか掛けや、ちょっとおもちゃが散らかってるときにバッとかけるとなんと「目隠し」…。

あらら、それと主人の分もありましたっけ。いつも忘れられるかわいそーなオットです。

なので、タオル類をいただくのはほんとにありがたいです。まぁやたらブランドでないほうがいいんです。

りっぱに厚手のタオルは、絞りきれませんし、やたら刺繍だのアップリケがついているとジャマ。

当たり前の、普及タイプが一番なんです。

父などは、右手に力が入りませんから、入浴のときのタオルは、よく旅館などでもらうぺらぺらの薄いもの。

あれが一番使いやすいといってました。ほんと、見た目より実用…がタオルのポイントですね。

手ぬぐいのほうは「巳年さん」柄、これは着物のときの補正代わりや、夏の腰まわりの汗取りにいいんです。

思わぬ贈り物に、ニコニコでした。

 

さて、このタオル類、使ったあとは？…ちょうど先日、古タオルで雑巾を縫ったところでした。

左端は「ブック型」、Ｗの形に折って上を縫います。４面使えるので便利です。

 

　　　　　

 

タオルから雑巾の話で申し訳ないのですが、昔は、学校で学期ごとに「タオル雑巾提出」の指示がありました。

今でもあると思いますが、息子が小学校に入学したころから「新しい、白いもの」と指定がありました。

タオル雑巾なんて、使い古してよれったもののほうが、柔らかくて使いやすいものです。

「衛生上」とか言われました。給食のときの食卓なども拭くのでって。

誰も顔拭いたタオルそのまま雑巾にしませんよ。ちゃんと洗濯も漂白もしてから縫います。

それでも「きまりなので」というので、そのようにしてきましたが、そのために新しい白いタオルを買う…

と思ったら、当時から１００均やスーパーで「雑巾」を売るようになりました。

半分で一枚らしく、小さくて薄い、おまけにミシン縫いです。

雑巾はミシンで縫うと、硬くて使いにくいものです。手縫いのザクザクのほうが、使いやすいし、

乾きやすいものなのですよ。母は縫い物をして、針に残った１０センチとかそういう糸をざくざくと、

縫い付けていました。糸もむだにならないし、別に縫いどまりをとめなくても重ねて縫えば問題ないし。

古タオルに、絹の赤い糸だの、木綿の白糸だのが交互に入った、にぎやかな雑巾使ってました。

 

イマドキは雑巾をプレゼントするところも限られるようです。

震災のとき、ふと送ろうかとも思ったのですが、３枚５枚じゃ…とか、そんなことを思っているうちに

時間が過ぎてしまいました。

箱いっぱいにたまった古タオル…どうしようかと思っていたら、ミクシのほうでいいことを教えていただきました。

盲導犬の訓練施設です。ワンちゃんのお世話にタオルをたくさん使うので、

タオル類バスタオル類を寄付してください、というもの。

ちょっと調べましたら、施設によっては、たくさん集まったので…と、ストップしているところもあります。

それで私は神奈川なので、地元の施設に電話をして、まだ送ってもいいかどうかお聞きしました。

特別とめていないので、送ってくださいとのことでしたので、ハンドタオル、フェイスタオル、バスタオルと、

全種箱につめて、送らせていただきました。足のケガをするちょっと前のことです。

私が送ったのはこちら。

場所をとっていたダンボール箱一個分、こちらもすっきり片付きました。

ワンちゃんの足を拭いたり、犬舎の掃除に使うなら、ちょっと毛羽がなくなっていても、

シミがあっても使っていただけますでしょう。捨てずにいてよかったです。

 

そんなこんなで、ケガのためにぺたんとすわってのオシゴトが続き、

雑巾縫いがはかどりました。年明け、新しい雑巾をおろします。

いただいた手ぬぐいとタオルは、使い倒して、また次の使命を持つところまで使いましょう。