出るのを待ってましたー。
ちっとお高いのですが、100枚以上の写真で、
それもカラー写真がとても多いですから仕方ありませんね。
枚数が多いので、数では見ごたえありましたが、ちょっと物足りないところが…。
皇后さまのお着物姿ですから、いわゆるレセプションや訪問先などでの
ほかのお客様がたとの写真が多く、どうしても細かいところまで、
柄がみえないものが多いのです。できればもっと「どアップ」で…。
いやいや、それは無礼失礼というものですね。
とりあえず、ご皇室ですから、お庭でのお写真も「~~の日に」と、
理由があって、くつろいでいても「訪問着」をお召しです。
たった一枚「普段のお着物」がありました。
御所のお庭で、両陛下(当時は皇太子と妃殿下)と礼宮様の乳母車をおす
浩宮様、くつろぎのお写真ですが、黄色っぽい無地のような…。
「おくつろぎのときなどにお召しになるお普段着」…やっぱ住む世界が違う…。
もちろん、半幅などてあるはずもなく…。
私は、皇后様は「紬」などというものを、お召しになることが、
おありなのかなぁ…なんぞと考えてしまいました。
驚いたのは、振袖でお召しになったものの袖をばっり切って、
訪問着になさっておられたこと。文によれば、いつもご注文のとき
「染め替えはできますか」とおききになられるそうです。
また、紀子様雅子様の、それぞれのご婚約などのときの帯が、
香淳皇后様から、皇后様…と順に譲られたもの…。
いいものはそうやって何代にもわたって、伝えられるのですよね。
そうそう、たった一枚「お被布」の写真がありました。
羽織なんてぇ物も、お召しにはならないのでしょうね。
一枚の写真に「いつどこで…」との説明と、簡単な色柄の説明、
それに、その写真にまつわるエピソードなどが書かれています。
私は特別皇室オタク、ではないのですが、
着物姿にはどうしても目が行きます。
ずっと「いつも薄い色目が多いなぁ」と思って拝見していましたが、
濃い目の色は、似合う似合わないをよく心得ておられることと、
文の中に「お客様がどんな色のお衣装でこられてもジャマにならない、
淡い色をお召し…」というようなことが書いてあって、なるほどなぁと。
そういう意味では「好きなもの」を必ずしも着られない…のでしょうね。
縞の木綿や、白大島など…いや、想像つかんわ…。
訪問着なんて、なかなか着る機会のない暮らしですから、
みたところでこんなのがほしいなどはないのですが、
一生触れることもないような、すばらしいお召し物を100点以上も眺めて…
「目正月目正月」…と、晩御飯のしたくに立つ私でした。
もっといろいろ書こうと思ったのですが、本日時間がなくなりました。
本のご紹介だけで…。
実物はこちらです。
追記…
昨日の「薦かぶり柄」、一緒に描かれていた「駕籠」は、
「竹馬」とよばれるもので、お芝居の世界で、
ごひいきさんが役者さんに送るもの、だそうです。
京都南座だけになってしまったようですが、
暮れの顔見世興行のときなど、ロビーにずらりと並ぶんだそうです。
そういう独特のしきたりって、楽しいですね。実物が見たい~。
昨日のコメントで「haco様」に、教えていただきました。
ありがとうございました。
お返事にも書いたのですが、昔は裕福な階層の人たちが、
例えばこういう役者さんとか、画家とか、作家とか…
そういう才能のある人をバックアップしたものなんですよね。
パトロンと呼ばれる人たちですが、そういう人の才能を育て、
世に送り出すことで、文化的に富を増やす…。
今の世の中じゃ…文化の育ちようもない気がする私です。
ちっとお高いのですが、100枚以上の写真で、
それもカラー写真がとても多いですから仕方ありませんね。
枚数が多いので、数では見ごたえありましたが、ちょっと物足りないところが…。
皇后さまのお着物姿ですから、いわゆるレセプションや訪問先などでの
ほかのお客様がたとの写真が多く、どうしても細かいところまで、
柄がみえないものが多いのです。できればもっと「どアップ」で…。
いやいや、それは無礼失礼というものですね。
とりあえず、ご皇室ですから、お庭でのお写真も「~~の日に」と、
理由があって、くつろいでいても「訪問着」をお召しです。
たった一枚「普段のお着物」がありました。
御所のお庭で、両陛下(当時は皇太子と妃殿下)と礼宮様の乳母車をおす
浩宮様、くつろぎのお写真ですが、黄色っぽい無地のような…。
「おくつろぎのときなどにお召しになるお普段着」…やっぱ住む世界が違う…。
もちろん、半幅などてあるはずもなく…。
私は、皇后様は「紬」などというものを、お召しになることが、
おありなのかなぁ…なんぞと考えてしまいました。
驚いたのは、振袖でお召しになったものの袖をばっり切って、
訪問着になさっておられたこと。文によれば、いつもご注文のとき
「染め替えはできますか」とおききになられるそうです。
また、紀子様雅子様の、それぞれのご婚約などのときの帯が、
香淳皇后様から、皇后様…と順に譲られたもの…。
いいものはそうやって何代にもわたって、伝えられるのですよね。
そうそう、たった一枚「お被布」の写真がありました。
羽織なんてぇ物も、お召しにはならないのでしょうね。
一枚の写真に「いつどこで…」との説明と、簡単な色柄の説明、
それに、その写真にまつわるエピソードなどが書かれています。
私は特別皇室オタク、ではないのですが、
着物姿にはどうしても目が行きます。
ずっと「いつも薄い色目が多いなぁ」と思って拝見していましたが、
濃い目の色は、似合う似合わないをよく心得ておられることと、
文の中に「お客様がどんな色のお衣装でこられてもジャマにならない、
淡い色をお召し…」というようなことが書いてあって、なるほどなぁと。
そういう意味では「好きなもの」を必ずしも着られない…のでしょうね。
縞の木綿や、白大島など…いや、想像つかんわ…。
訪問着なんて、なかなか着る機会のない暮らしですから、
みたところでこんなのがほしいなどはないのですが、
一生触れることもないような、すばらしいお召し物を100点以上も眺めて…
「目正月目正月」…と、晩御飯のしたくに立つ私でした。
もっといろいろ書こうと思ったのですが、本日時間がなくなりました。
本のご紹介だけで…。
実物はこちらです。
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追記…
昨日の「薦かぶり柄」、一緒に描かれていた「駕籠」は、
「竹馬」とよばれるもので、お芝居の世界で、
ごひいきさんが役者さんに送るもの、だそうです。
京都南座だけになってしまったようですが、
暮れの顔見世興行のときなど、ロビーにずらりと並ぶんだそうです。
そういう独特のしきたりって、楽しいですね。実物が見たい~。
昨日のコメントで「haco様」に、教えていただきました。
ありがとうございました。
お返事にも書いたのですが、昔は裕福な階層の人たちが、
例えばこういう役者さんとか、画家とか、作家とか…
そういう才能のある人をバックアップしたものなんですよね。
パトロンと呼ばれる人たちですが、そういう人の才能を育て、
世に送り出すことで、文化的に富を増やす…。
今の世の中じゃ…文化の育ちようもない気がする私です。
皇室アルバムとか見る度に個性の強い着物
じゃなくとっても上品な色柄のお着物を着て
おられると思っていたんですが、やっぱり
色んな事を考慮しておられるんですね。
テレビで見るたびにため息でした。
相手を思いやる気持ちからのものと聞いて
ますますため息です。
日本人の美徳そのままですね。見習いたいです。
いつも淡くて上品なお色ですよね。
お立場上、いいものを着なきゃならないし、
それはそれでまた自由じゃないんですね。
庶民でヨカッタ!
お召し物そのものも、そりゃもぉ
高価なのでしょうけれど、
いつも物腰も柔らかくて、さすがです。
そういわれてみると、とてもいいお召し物だけど
強く印象に残るような柄は少ないですね。
「ぁあっ!もうこれしかないヮねーっ!」と、
控えめで、なのにガッツリ上品で(当然ですョね)
マネっ子は無理だけど、とってもあこがれます♪
本屋さんへ急げーーーっ! ・・・って本屋に並んでますか?