
ずっと以前にやりました「なんだかな~」柄です。
世の中は相変わらず、なんだかな~と思うような事件事故ばかり・・。
まぁ今日はこちらの「なんだかな~」で、ほっこりしてください。
まずは「ワンちゃん柄」、この前の馬柄同様、もようとしては
「モスリン」に多いタイプなんですが、これは平絹、羽裏の薄さです。
このワンちゃん、まぁ胴体の方はそれなりに描いてあるんですが、
カオがねぇ・・・、なんともヌけてるんですよ。
なんかへんだなーと思ってよくよく見たら・・・二重まぶた???

いや要するに「眼」だけ人間の眼なんですね。
何か意図するところがあったのか、タダの「ヘタ」なのか。
この布には、ひとつのパターンで7匹の犬がいるんですが、
笑ってるのもいるんです、ホラ・・。

キモチはわかるんだけど、なんだかな~・・。
で、次はこちら。これは男の子の一つ身の着物を解いたもの。
人に知られた京都は「祇園祭」の先頭をいく「長刀鉾」と真ん中のは
なんといいましたっけ、とにかく普通のお祭で言うところの「山車」です。
但し正確な絵なのかどうかは、わかりません。
子供物の柄としては、こういう使われ方は珍しいです。なかなかの絵なんですよ。
こまかいところまで描いてあるし、色合いも品があってステキです。
でもねぇ、後ろの家並み、もーちょっとなんとかならなかったんでしょうかねぇ。
私の幼稚園の時の絵みたいですー。
いっそ、ないほうがいいのに・・と思うんですが・・なんだかなぁ。

人間みたいな二重まぶたや、掘っ立て小屋みたいな家並み、
描かなきゃよかったのに・・と思うのは私だけ?
「蛇足」という言葉があります。言い古されたことわざというか慣用句ですね。
ご存知と思いますが「お酒の量が少なかったので、数人で『蛇の絵』を描き、
一番早く描きあげたものが飲む」と決めて描きはじめたところ、
だれよりも早く描き上げた男が「みんな遅い、足を描いてもまだ間に合う」と
蛇に足を付け足して描いた、ところが二番目に描き上げた男が、
「蛇に足はない、よってこれは蛇の絵ではない」と悠々とお酒を飲んでしまった、
というハナシですね。
この蛇足、けっこう私もやってる気がします。
料理に「もう一味」とよけいな調味料を入れて「やめりゃよかった」と思う・・
パッチワークで「もうひともよう」とくっつけて「いらなかった」と思う・・
過ぎたるは及ばざるがごとし、わかっちゃいるんですけどねぇ。
私の性格も「なんだかなぁ」???
顔はやっぱり「なんだかな~」って感じですね。
笑ってる犬、気に入りました。
こんな顔して犬は笑うんですよ(飼い主の欲目かも
しれませんが)
それにしても2匹とも立派な首輪しているなぁ。
古布をお持ちですね。
かなり笑いました。
犬さんたち、ちょっとイッてますね。
家の絵柄も申し訳程度が笑えます。
とくに立派な山車に、あのひょいひょいとした家並み、是で仕上がりだったのかな~、
せかされてこれでお仕舞い?
最近は一枚こっきりしかしないからか、きちんとしてなきゃ~という気合が入ってるのはいいけど、すっこしも面白みありませんね~
絵が上手でもなきゃ、下手でもないというような。
こんなおおらかな時代が懐かしい、
私も犬をかっていたことがあります。「笑い顔」ってありますよね。このワンちゃんたち、首輪ただけでなく、リードもなかなかのものがついてます!?
genzou様
きれいなものもあるんですが、インパクトの強いもののほうが、なんか心惹かれちゃうんです。
蜆子様
いまどきはなんでも「無難路線」ですね。ただ華やかか、上品か・・。どっかハズしたものって楽しいんですけどねぇ。
笑えちゃうでしょう。もー見ててみあきないと同時に、これ縫い跡ないし・・やっぱ売れなかったんだろーなぁ、なんて、よけいな心配してます。