写真は単の訪問着、色はもう少しグレーっぽい紫です。
かなり最初のころにご紹介していると思うのですが、
そのとき、この地にしわしわがあるのが、なんだかわからなかったのです。
いえ、「思い込み」ってものなんですが、要するに「縫い絞り」だったのです。
今落ち着いてみればすぐ思いつくのに、あの当時はまだ勉強不足。
これはなんでしょう、なんてひとさまにお知恵を借りたりしてました。
縫い絞りといえば「絞って染める」…ですから、
これは染の着物だから、何か別の方法でこうしてあるのではないか…なんて、
よけいなことを考えてしまいました。
これは、全部染めあがってから「縫い絞り」をしてぬらし、
「しわしわをつけた」…です。手が込んでますね。
地色が薄いと見えないので、色を濃くして陰影を出しましたが、
地はこんな感じです。横列に点々としているのが縫い絞りのあと、
縦がでこぼこです。
まだ暑い時期ですから、こんな風にでこぼこしているほうが、
体にペタッと付かなくて涼しいでしょうね。
柄は広げてみるとこんなです。地引網柄。
下の砂浜には海星や、貝などが見えます。バランス的にデカいですが…。
なんたってゼータクな漁師さんで、腹掛けやちゃんちゃんこの刺繍は「金糸」。
右脇から、右前にかけてはかもめさんが…。
残念ながら、これはもう着られないんです。
もったいないんですが、こういう色なので、
ヤケなどで色がはっきりかわっているところがあるんですね。
こんな感じ…。
これは紋もはいっていて、しかも見えない「衿裏」この艶めき色です。
たぶん玄人さんのものではないかと思うのですが、
新しかったときは、さぞかしきれいだったでしょうね。
これはもう衝立にでも加工したら、いいんじゃないかと思っています。
ずっと保存してあるのですが、こんなにいい柄なのに
着られないものを見るのはつらいですねぇ。
今日は、昼間はちょっとだけ夏もよう、で暑かったです。
それでも湿気がないのと風があるのとで、すごしやすかったですが、
かえって家の中のほうが、ちょっと蒸しました。
昼と夜の温度差が大きくて、エプロンを割烹着に替えてみたりいそがしいです。
秋分も過ぎましたから、これからは昼が短くなっていきます。
毎度季節の変わり目ごとに、ほんとにちゃんと秋が来るなぁ、なんて、
アタリマエのことに感心しています。
かなり最初のころにご紹介していると思うのですが、
そのとき、この地にしわしわがあるのが、なんだかわからなかったのです。
いえ、「思い込み」ってものなんですが、要するに「縫い絞り」だったのです。
今落ち着いてみればすぐ思いつくのに、あの当時はまだ勉強不足。
これはなんでしょう、なんてひとさまにお知恵を借りたりしてました。
縫い絞りといえば「絞って染める」…ですから、
これは染の着物だから、何か別の方法でこうしてあるのではないか…なんて、
よけいなことを考えてしまいました。
これは、全部染めあがってから「縫い絞り」をしてぬらし、
「しわしわをつけた」…です。手が込んでますね。
地色が薄いと見えないので、色を濃くして陰影を出しましたが、
地はこんな感じです。横列に点々としているのが縫い絞りのあと、
縦がでこぼこです。
まだ暑い時期ですから、こんな風にでこぼこしているほうが、
体にペタッと付かなくて涼しいでしょうね。
柄は広げてみるとこんなです。地引網柄。
下の砂浜には海星や、貝などが見えます。バランス的にデカいですが…。
なんたってゼータクな漁師さんで、腹掛けやちゃんちゃんこの刺繍は「金糸」。
右脇から、右前にかけてはかもめさんが…。
残念ながら、これはもう着られないんです。
もったいないんですが、こういう色なので、
ヤケなどで色がはっきりかわっているところがあるんですね。
こんな感じ…。
これは紋もはいっていて、しかも見えない「衿裏」この艶めき色です。
たぶん玄人さんのものではないかと思うのですが、
新しかったときは、さぞかしきれいだったでしょうね。
これはもう衝立にでも加工したら、いいんじゃないかと思っています。
ずっと保存してあるのですが、こんなにいい柄なのに
着られないものを見るのはつらいですねぇ。
今日は、昼間はちょっとだけ夏もよう、で暑かったです。
それでも湿気がないのと風があるのとで、すごしやすかったですが、
かえって家の中のほうが、ちょっと蒸しました。
昼と夜の温度差が大きくて、エプロンを割烹着に替えてみたりいそがしいです。
秋分も過ぎましたから、これからは昼が短くなっていきます。
毎度季節の変わり目ごとに、ほんとにちゃんと秋が来るなぁ、なんて、
アタリマエのことに感心しています。
ちょっと珍しい柄ですね。
こういうのは、ほんとに今ないんです。
もしかすると「染からあつらえ」かもしれません。
着ているところをみたかった、
いや、私が着たかった…です。
私も、これを入手して状態を確認したときは、
よよと泣き崩れましたがな。
せめて、と「大漁」を祈っちまいました。
違うっての…。
悉皆やさんに聞いてみようかと思ったんですが
聞くのも恐ろしくて…料金が…。
この着物 どんな宴席に出ていたのでしょう。
衝立ですか 良いですね。
おしゃれですね。
パーティーのドレスなんかも良いかなあーと よだれを拭きつつ拝見しています。
と、貧乏人のくせにあれこれ考えてジタバタしてしまいました。
妙なことしている御所人形や唐子、大好きなんです。
ましてや漁業ときたら・・・・
ただいま憤死中です。