夏の着物は、さらりと涼しげに…写真の女性のように着たいものですが…ははは、土台がねぇ。
写真といっても、これは絵はがきの中の一部を拡大したもの、博多人形の絵はがきです。
博多みやげだったのかもしれませんね。
かなり昔のものなので、写真の粒子も粗く、ノイズ調整しましたが、私のウデではこれが限度。
人形じゃなくて、漫画みたいになっちゃってますが…。
題は「夕涼み」です。行水でもしてさーっぱりして、それから着物をさらりとまとって…。
庭先の縁台に待っている人でもいるのでしょうか、煙草盆をもっていそいそと…ですね。
横に歌が書いてありまして「博多の帯の音のさやけき」…とあります。
帯も博多、ひとつ結びでしょうか、動くたびにキュッキュッと絹鳴りがするんでしょうね。
腰に締めているのはしごき、抱え帯タイプでしょうか、おはしょりのおさえですね。
素肌に着物一枚、衿もゆったりくつろげて、ほんとに涼しげです。
まぁねぇお人形さんですから、カオも美人でスタイルもよく、形のいいポーズが自由にできるわけで…。
これに対抗しようってのが、土台無理な話ではありますが、
せめてゆかたの基本、余分なものはつけない、ヒトから見た目も涼しく、ゆったりと、そしてあくまで「ご近所内」
これは守りたいものだと思っています。いまの時代の若いヒトには無理かもでしょうけれど。
もう一枚、着物が…袷に見えますが、薄物の重ね着でしょうね。まぁ創作ですから、彩りよくですね。
なんでこれでも夏物かといいますと、題が「夕立」なんです。
後ろのほうの空を見上げながら「いやぁ、はよ帰らな、ぬれてしまう…」という感じでしょうか。
手にした黄色いもの、手ぬぐいではありませんよ、これから降られる前に、急いで帰らねばばならないのですから、
足捌きのいいように、もしかのときも、着物の裾が地面にすれないように、
きりりとしごきを結びなおして、おはしょりをしっかりしているところです。
胸元の衿のグズグズさかげん、今だったら「だらしない」と言われてしまうところです。
でも、こうしてみるとだらしないのよりも「形のきれいさ」とか「粋」「艶」といったものを感じますよね。
いやらしくなく品もある…。こうはいかないのが現実…。もちろん、この時代から、髪型も着物の着方も帯の幅も結び方も、
暮らしそのものも…いろんなことがいろんなふうに変わっているのですから、いきなりこれをやっても、
とてものことに「それが自然」」というのは無理です。
それでも、こういうものを同じ着物を着るものとして「いいなぁ」と感じるのは、
こういう着物や着方の中に、今でも通じるものがたくさんあるからだと思います。
妙なギンギラ飾りや、やたらハデハデな色柄でなくとも、着物は派手にもジミに見せることができるんですよね。
さて、では思いっきり「がっかり」していただきましょう、現代のゆかた姿…
玄関の「枠仕立て」の網戸を組み立てようと奮闘中。
扉枠の上のほうのホコリも落とさねば…で、ハタキだしてきて「あねさかぶり」までしたのですが…。
作業始めるまでに説明書読むだけで、あたまから湯気がデテキタ…「なにがどーなってんだい、これは」。
あねさかぶりの手ぬぐいは、ついにオデコの汗ふきになってポイ…。
結局、どうやら広いところでカットしたものを組み立てないと…とわかり、断念いたしました。
おばさん、カオ、こわいって。眉間にシワよってる…ついでにアゴ、二重だってば。
上のお二人さんには…ほど遠いやねぇ…。網戸、明日は完成までもってくぞ!
最近体に汗をかくようになって、すぐ布が
ベタッとくっつきます。太ると体質まで変わるものなのかと・・・痩せなきゃです。
説明書はややこしいし、見にくくて眉間に
シワは私もです。
でも、涼しげに着てらっしゃる。
太った人は汗っかき…なんてヒトゴトのように言ってましたが、
ほんとに汗かきますね。
おなかの周りにあせもができそうだし、夏が益々キライになりました。
多少減ると減った気になって油断…の繰り返しなんですが、
本気でちっとおなか周りをなんとかしないとです。
ほんとにそうですね。
おまけに絵もわかりづらいとなったら最悪です。
実物と全然違う絵があったりして、
最後のほうに「○○タイプはこれを使いません」なんて…。