
いや、正確には1年と3ヶ月。 いや、入手したのは更に前の2006年なんですけどね。
6年温存して…熟成しました…??写真は再出です。記事はこちらです。
好きで好きで…のじゅばん、出して眺めるだけでしたが、繰り回してみよう、と
途中まで解きかけてまたストップしてました。それをまた引っ張り出したわけです。
先日、あの「大津絵振り袖」をじゅばんにしたのに味しめまして…?!
この柄、えらそうに言いますと「人に見せたい柄」なんですよね。チラリじゃなくて思い切り…。
元々は着物だったものですから、地はちりめん。古いですが、まだ地はやせてません。
柄が一方付け、なので後ろ側に回ると柄がさかさまになってしまいますが、ソレはこの柄の特徴。
問題は「布の量」です。一応おくみが付いているような形にできていますが、実は「つまみ」です。
つまり、解くと「身頃二枚と袖二枚」だけ。半幅分が何もないわけです。
でも、身頃には10cmほども内揚げがあり、おまけに袖は無双です。
じーーーっと見て考えていたのですが、ここはいつもパズルのお願いをする呉服屋さんに電話。
「質問があるんだけど…」「ヤダ」…最近、私の質問は難しいことが多いからと、敬遠されてます。
「そんなこと言わないで、またパズルのお話し」「よけいヤダ」…ははは。
冗談はともかく、私の説明で、呉服屋さんは「今のところの話では、上に着るもの、というものは可能」と、
そう言ってくれました。但し、やはり電話ですから、一度現物を見てからもと言うことになったわけです。
で、私の希望は「本来の和裁モノ」つまり、羽織とか道中着といった形のきまっているものでなくともいい、
和装コートの中にはいるもので、オリジナルでいいから上に羽織るもの…と。
極端な話、衿のない道中着みたいな形とか、男性の「十徳」みたいなものとか…。
どうやら道中着に近い形でできそうです。気楽に着たいので、袖は船底にして、「振り」はいらないと。
そうすれば袖丈が合うの合わないのといわずに、何にでも着られますから。
一番の希望は「長さ」、短いのしかできないならしない…。
あとで電話がありまして、まず長くするなら道中着のような衿ではなく、着物衿のようにしたほうがいい、
それでもできるとのことでした。中に入るところはツギツギになりますが、
内揚が多かったのと、袖が無双なのとでなんとかなるとのことでした。
またしても縫子さんとパズルパズル…ありがとさんですー。
というわけで、ただいま縫子さん苦戦中…のはずです。
出来上がりましたらまたアップします。
今日は昼間ちょこっと父のところにいきました。ちゃんと食事もとっていまして、なかなか優秀?
母に持っていったユリの鉢、順番に咲いています。ケータイなので、ちと色合いが…です。
羽織るものになるなんて・・・
いい生地いい柄は何度でも生まれ
変わりますね。
出来上がりを見せて頂くの楽しみに
しています。
手を付けずに数年を経た布、いろいろあったりします。
わくわくしますね。
どんなふうに仕上がるんでしょ???
完成のあかつきには着用のお写真アップを希望しまっす。
着物って人が纏って初めて生き生きとした美しさを更に湛え始めるんだ....とゆーことを最近知りました私。
これすっごく綺麗です。
だけどもっともっとあでやかなんですね、百合さん。
歓びの雄たけび・・・を 私があげてもしかたないのですが
着物→襦袢→上着 なんて
とんぼさんに巡り会えて
なんて幸せ者なのでしょう
幸いこんな色なので、わずかなシミなども
目立たなくてありがたいです。
中にきてしまうのは惜しいと思って…。
着物はそれができるからすごいですよね。
繰り回し…という今は使われない言葉ですが、
ほんとに着物って便利だと思います。
どんなふうになるのやら…。
あわせる着物を考えるのも楽しみです。
ユリ、匂いもいいですよー。
汚れがひどければ、したくてもできないのですが、
キレイだった分、もう一度がんばってもらいます。
楽しみです。
この子にも、喜んでもらえるといいと思ってます。