今日は、すでに和裁のできる方、やってらっしゃる方は、お読みになって
もし何かいいアイデアとか「とんぼは、こう書いてるけど、実際はこうだよ」
なんてことがあったら、教えてください。
なにしろ、とんぼも教室で習ったことがありませんから自分流なんで…。
昨日ちょっと書きましたが、本を買うといいと思うのです。
なにもないよりは…ただ、コメントもいただきましたが、
なじみのないことなわけですから、読んだらすぐに「ぱぱぱ」とわかる…
というわけには、いかない場合もあると思います。
大体において、ああいった専門書というのは「入門書」だとか、
「初心者向け」とか書いてあるくせに、書くのはプロだから、
ほんとに何も知らない初心者のキモチをわかってない部分ってあります。
私はパソコンの本を見るたび、そう思うんです。
「こんなバカみたいなことくらい、言わなくたってわかるでしょー」と
言わんばかりの専門用語…何も知らないものにとっては、
「マウス」だって未知のものなんですよね。
ちょっと脱線しました。それで、本を見てもわからないところは
あるかもしれないのですが、肌襦袢くらいなら、
たとえば失敗してもまず安上がりです。ガーゼではなくさらしがいいです。
さらしもピンキリですが、できれば目の詰んだものを。
それなら、たとえば失敗してもふきんでも何でも使えますから。
昨日ご紹介した「上手に縫える着物の仕立て方」という本には、
肌襦袢の作り方が載っていますが、比較的わかり易いと思います。
それと、これも昨日書いたことですが「見本」を使うことです。
本に書いてあることを、実物を見ながら照らし合わせる、
これは、実は母に言われたことなんです。
初めて和裁らしきものをやったときに、母はまず私に浴衣を解かせました。
昔の婦人雑誌の付録、私がよく古本としてアップしますが、
ああいった付録には、縫い方も全部載っています。母も手持ちの本をだしてきて
その「浴衣」のところを見ながら、解いてみよ、と。
カンタンに解く順番を教えてもらい、あとは自分で。
わからないときは聞きました。
私にとって母は「教師」というより「恐師」でしたけど、
いまから思えば、人にモノを教えることなどなかった母親が、
一番わかりやすい方法を考えてくれたのではないかと思っています。
その母の母、つまり祖母という人は、自分は一生着物ですごした人でしたが、
母たち4人の子供に着せるために、もらった洋服を解いて新聞紙で型紙を作り、
大きさも自分で調整して手縫いで洋服を作ったそうです。
必要は発明の母、といいますが、どうしても作りたい、という思いがあれば、
きっと道は開ける…とまぁ大げさですが、私は今までそれでやってきました。
「ひとつムダにする」覚悟で、肌襦袢をバラしてみませんか?
こちらは、昭和55年の「付録本」の肌襦袢の作り方です。
これもまぁまぁわかりやすいかな?
不思議なもので、ひとつカンタンなものでもできると次が見えてきます。
肌襦袢ができたら、うそつきくらいまでは行くと思います。
さらしとモス、あるいは木綿、これはどちらも滑らなくていいのです。
絹物は縫うのもすべりがあって、難しいですから、
まずは滑らない木綿やモスで、運針とか、くけるとかかがるとか縫いとめるとか、
結局それが練習になるわけですね。
とりあえず「針」を持ってみましょう。
首を突っ込まないことには「中」は見えませんから。
すみませんが、今週ちと忙しく、長く書いている時間がありません。
もう少し肌襦袢・うそつきのことだとか書きたいと思っています。
ちまっとお待ちください。
急いで今日のおまけ、2日の記事内でご紹介した「日本の色」の本、
「夏バージョン」が届きました。こちらは色の名前ではなく、
花の種類とか、船とかそういう分類です。
著作権はこちらの本にあることを明記させていただいて、
ちょっとだけ…
すごい柄です。夏もの訪問着、リアルなお魚ですー。
おいしそう…と思ってしまったー!
言っていました。
私は縫い物を仕掛けて分からなくなると
着物や長襦袢を出してきて見本にします。
書いてあるものを見て悩むより実際に見て
分かる事って多いですものね。
私の尻を叩かれてます?
先日何故か腰砕け状態になり、腰を強か打ち付け
掌大以上の痣が青痣から紫痣に変りつつあります。
あ~ その私に愛の鞭?
でも 確かにどこかで背中を押してくれないと
一歩が踏み出せない。
う~ん でも 踏み出しても前が見えないかも・・・
チイチイパッパ
とんぼ先生 ご指導ご鞭撻の程を宜しく
足蹴にしないで下さいませね。
それで、そのひとの‘手’がわかるのだそうです。
解いてみる、仰るとおりですね。
たたき台ができるというのは全体がおぼろげなりとものみこめるということなんですよね。
先日、ノーパソを一台、ばらしました。
時計でも、ラジオでもそうやってのぞいてみるのって大事な経験なんですね。
はっはっは、バレたか…じゃなくって!
打ち付けたところ、大丈夫ですか?
縫い方というより、やっぱ背中をおす気持ちで??
少し説明は書こうと思っているのですが…。
足蹴だなんぞ、とんでもございませんです!
いっしょにオタオタいたします。
がんばりまっしょ!
空朱様
不思議なもので、実物を見るというのは、
ほんと「ああそうか」というのがあるんですよね。
百聞は…というあれですね。
私も、何でも開いてみたくなるタチなので、
ダメにしたもの数知れず…です。