
このたびやっと手に入れました。「コーリン結び」といいます。
どこが違うって??実はゴム部分が一部でして、あとは普通のひも、なんです。
ひろげてみましょ、こんなです。

止め具部分は普通のコーリン・ベルトと同じ、
で、15センチくらいゴムが入っています。
そして、後はこんな形、つまり二本の紐になっているわけです。
これだと腰紐として使えるわけで、じゅばんにももちろん使えます。
じゅばんに「衿抜き」がついていたら、そこにこの紐を通せばいいわけですね。
えっどうやって使うの?はい、ではおふくちゃん登場です。
まずはふつーに、衿のちょうどいい位置にクリップをパチリ。

そしてうしろで交差します。

前に回して結びます。からげて挟み込んでもOK。

通常のコーリンベルトは持っているのですが、実は全体の「伸び」が気になって、
あまり使っていませんでした。前がはだけなくてズレないのはいいんですが、
それだけ…という感じで、それなら別になくてもいいやで使っていませんでした。
以前から呉服屋さんに「こっちのほうがいい」といわれて、
買おうと思っては忘れ、思い出して買いに行くとちょうど品切れ…、
相性ワルいんかいなと思っていたのですが、本日やっと「ごたいめーん」で、
うちのコになってもらいました。
呉服屋さんの奥さんは、きちんと着るひとでして、
この上から伊達締めを締めるというのですが、私は礼装イガイは
伊達締めもしめない、という手抜き…。
ですからこの「ひもコーリン」は、単にやたらと「伸びない」ので使っています。
結ぶと、前も一緒に押さえられるので私としては、安定するのです。
お気に召したかた「コーリン結び」で検索すると出てきます。
お安いところは1000円からあります。
先週、呉服屋さんが我が家に来ることになってまして、
コーリンちゃんもそのとき持ってきてもらったのですが、
Suzuka先生が着物の寸法直しのことで呉服屋さんに相談するため
当日は紺地に桔梗柄の「ゆかた」でいらっしゃいました。
最近先生はときどき着物で授業にこられます。眼福眼福。
呉服屋さんは、40年来のおつきあいのある大奥さん、
初めて会ったころはお互い若かったねぇ…(遠い眼…)。
さて、寸法あわせの絽の着物(これがまたいい)を着てみて、
やはりこれはここが…とあれこれ寸法の直しのお話をしているうちに、
大奥さんが、「なんならゆかたも、ちょっとここで着付けてみましょ」
といってくださり、なんと「突然・無料・着付け教室」の開講となりました。
私は助手に徹し「紐とって」「ハイッ!」とやっておりました。
そこで実は、このトシになって「目からウロコ」がたくさんありました。
私は着付けを人にならったことがありません。しいて言うなら「母が鬼教師」!
つまり、以前もお話しましたが「我が家流」「母流」なわけです。
着付けは誰に習おうと、やることの基本は同じです。あとはポイントですね。
たとえば母は「まず着物を着るときに、かかとで裾を踏め」と
そういいました。これはいまでもやっておりますが、
ゆかたやウール、紬は少なめに、訪問着など柔らか目は多めに、
かかとでわずかに踏んで着ます。これは、この長さでいいだろうとあわせて、
それから腰紐を締めると、紐で締められた分少し上に上がり、
着物の丈が短くなるから、ですね。母の着方は古典的ですから、
柔らかモノなどはうしろから見て着物の裾から、足袋がみえません。
私もそれくらいに着るのが好きです、チビだし…。
まぁそんな感じで、ここはこの線をあわせるとか、おはしょりは中で三角とか、
そういうことを教わりました。
それが今回は、たとえば「着たときに、ここがこうなるときれい」という
そういうことを教えていただいたんですね。
特に私が「あっそうなのか」と思ったのは
「右の脇縫い線と左前褄の重なり具合」ということ。
先生のお着物は、どうにも見幅が広い感じ…でして、体に落ち着いてくれない、
とおっしゃるのです。それで私も寸法を測りましたが、
確かに後ろ幅が大きい、のですが、それだけではなく、
着るとなんとなく上半身がぼてーっと広がります。
確かに裄も長いです。それを大奥さんが、ちょっと着てみましょう、と
体に合わせました。そして「水脇線と左前褄の重なり」を見たわけです。
こちらが写真です。
左の絽のほうは、赤い線が右脇線の上のほう、かなり前が重なります。
右ががゆかた、見えにくいですが、右脇線との重なりは絽ほどではありませんね。
このゆかたのほうの重なりが、着姿がきれいであり、歩きやすい、とのこと。
実際先生も「あら、どうして自分で着るとこうならないのかしら」…。
私もそういえば、と…。つまり、着るとき「左」脇線が横に来るように
気にしますが、前の重なりと右の脇線なんて気にしてませんでした。
ここがこうなると、着姿がきれい…なるほど。
太ると確かに着づらくなって、前幅がたりなくなるけれど、
前の重なりが「このように」なるように着て、
左脇線が少し前に出てくるくらいなら、みっともなくないから…と。
先生が着付けていただいたり、絽の着物も着て寸法を見たり、その間
私は「ふむふむ、なるほど…」などと、のんきに見ていたのですが、
「はい、それじゃとんぼさんも」「(ギョギョッ!)いや、いーよアタシは」
「ダメッ(二人揃って)」…で、結局「アンタも体で実践しなさい」と、
着せられてしまいました。
先生が写真を撮ってくださったのですが、とてものことにそのまま出せません。
だってぇ、鼻眼鏡の上、頭ヘアバンドだしぃ…というわけで、
マンガでしつれーしまーす。(念のため、関取ではアリマヘン)

このとき、ゆかた用のじゅばんは二階でして、たまたま下に置いてあった
夏用うそつき、で着ましたので意に反して?!「半衿つき」です。
そのへんのところはムシしてください。衿、ゆがんでるしぃ。
このとき、上の「脇と前」は、ちゃんとわかりました。
きれいに着られてなるほどねぇ…でしたが、写真を見て気がついたのは、
やっぱり和装ブラナシだと、トシがでるなぁ…ということ。
私は標準より、肋骨が丸い、つまり輪切り状態でみたとき、
肋骨が楕円でなく円に近いのです。つまりモノはなくても厚みがある…。
そのおかけで、なんだか余計に丸々と見えるんですね。
そのためにも、ちゃんとボデーメイクしないと、本人はともかく、
見ている人たちが「暑苦しい~~」ですわー。
まぁゆかたは家の中くらいですから、これでもいいんですけどね。
さて、そんなわけで、ただの「寸法確認」が「臨時着付け教室」になりまして、
本当に細かいコツなど、勉強になりました。
最後は、お口直し、お眼直しに、先生のお帰りのところをパチリ。
手振れしてしまいましたが…、やっぱりゆかたっていいですねぇ。

どこが違うって??実はゴム部分が一部でして、あとは普通のひも、なんです。
ひろげてみましょ、こんなです。

止め具部分は普通のコーリン・ベルトと同じ、
で、15センチくらいゴムが入っています。
そして、後はこんな形、つまり二本の紐になっているわけです。
これだと腰紐として使えるわけで、じゅばんにももちろん使えます。
じゅばんに「衿抜き」がついていたら、そこにこの紐を通せばいいわけですね。
えっどうやって使うの?はい、ではおふくちゃん登場です。
まずはふつーに、衿のちょうどいい位置にクリップをパチリ。

そしてうしろで交差します。

前に回して結びます。からげて挟み込んでもOK。

通常のコーリンベルトは持っているのですが、実は全体の「伸び」が気になって、
あまり使っていませんでした。前がはだけなくてズレないのはいいんですが、
それだけ…という感じで、それなら別になくてもいいやで使っていませんでした。
以前から呉服屋さんに「こっちのほうがいい」といわれて、
買おうと思っては忘れ、思い出して買いに行くとちょうど品切れ…、
相性ワルいんかいなと思っていたのですが、本日やっと「ごたいめーん」で、
うちのコになってもらいました。
呉服屋さんの奥さんは、きちんと着るひとでして、
この上から伊達締めを締めるというのですが、私は礼装イガイは
伊達締めもしめない、という手抜き…。
ですからこの「ひもコーリン」は、単にやたらと「伸びない」ので使っています。
結ぶと、前も一緒に押さえられるので私としては、安定するのです。
お気に召したかた「コーリン結び」で検索すると出てきます。
お安いところは1000円からあります。
先週、呉服屋さんが我が家に来ることになってまして、
コーリンちゃんもそのとき持ってきてもらったのですが、
Suzuka先生が着物の寸法直しのことで呉服屋さんに相談するため
当日は紺地に桔梗柄の「ゆかた」でいらっしゃいました。
最近先生はときどき着物で授業にこられます。眼福眼福。
呉服屋さんは、40年来のおつきあいのある大奥さん、
初めて会ったころはお互い若かったねぇ…(遠い眼…)。
さて、寸法あわせの絽の着物(これがまたいい)を着てみて、
やはりこれはここが…とあれこれ寸法の直しのお話をしているうちに、
大奥さんが、「なんならゆかたも、ちょっとここで着付けてみましょ」
といってくださり、なんと「突然・無料・着付け教室」の開講となりました。
私は助手に徹し「紐とって」「ハイッ!」とやっておりました。
そこで実は、このトシになって「目からウロコ」がたくさんありました。
私は着付けを人にならったことがありません。しいて言うなら「母が鬼教師」!
つまり、以前もお話しましたが「我が家流」「母流」なわけです。
着付けは誰に習おうと、やることの基本は同じです。あとはポイントですね。
たとえば母は「まず着物を着るときに、かかとで裾を踏め」と
そういいました。これはいまでもやっておりますが、
ゆかたやウール、紬は少なめに、訪問着など柔らか目は多めに、
かかとでわずかに踏んで着ます。これは、この長さでいいだろうとあわせて、
それから腰紐を締めると、紐で締められた分少し上に上がり、
着物の丈が短くなるから、ですね。母の着方は古典的ですから、
柔らかモノなどはうしろから見て着物の裾から、足袋がみえません。
私もそれくらいに着るのが好きです、チビだし…。
まぁそんな感じで、ここはこの線をあわせるとか、おはしょりは中で三角とか、
そういうことを教わりました。
それが今回は、たとえば「着たときに、ここがこうなるときれい」という
そういうことを教えていただいたんですね。
特に私が「あっそうなのか」と思ったのは
「右の脇縫い線と左前褄の重なり具合」ということ。
先生のお着物は、どうにも見幅が広い感じ…でして、体に落ち着いてくれない、
とおっしゃるのです。それで私も寸法を測りましたが、
確かに後ろ幅が大きい、のですが、それだけではなく、
着るとなんとなく上半身がぼてーっと広がります。
確かに裄も長いです。それを大奥さんが、ちょっと着てみましょう、と
体に合わせました。そして「水脇線と左前褄の重なり」を見たわけです。
こちらが写真です。
左の絽のほうは、赤い線が右脇線の上のほう、かなり前が重なります。
右ががゆかた、見えにくいですが、右脇線との重なりは絽ほどではありませんね。


このゆかたのほうの重なりが、着姿がきれいであり、歩きやすい、とのこと。
実際先生も「あら、どうして自分で着るとこうならないのかしら」…。
私もそういえば、と…。つまり、着るとき「左」脇線が横に来るように
気にしますが、前の重なりと右の脇線なんて気にしてませんでした。
ここがこうなると、着姿がきれい…なるほど。
太ると確かに着づらくなって、前幅がたりなくなるけれど、
前の重なりが「このように」なるように着て、
左脇線が少し前に出てくるくらいなら、みっともなくないから…と。
先生が着付けていただいたり、絽の着物も着て寸法を見たり、その間
私は「ふむふむ、なるほど…」などと、のんきに見ていたのですが、
「はい、それじゃとんぼさんも」「(ギョギョッ!)いや、いーよアタシは」
「ダメッ(二人揃って)」…で、結局「アンタも体で実践しなさい」と、
着せられてしまいました。
先生が写真を撮ってくださったのですが、とてものことにそのまま出せません。
だってぇ、鼻眼鏡の上、頭ヘアバンドだしぃ…というわけで、
マンガでしつれーしまーす。(念のため、関取ではアリマヘン)

このとき、ゆかた用のじゅばんは二階でして、たまたま下に置いてあった
夏用うそつき、で着ましたので意に反して?!「半衿つき」です。
そのへんのところはムシしてください。衿、ゆがんでるしぃ。
このとき、上の「脇と前」は、ちゃんとわかりました。
きれいに着られてなるほどねぇ…でしたが、写真を見て気がついたのは、
やっぱり和装ブラナシだと、トシがでるなぁ…ということ。
私は標準より、肋骨が丸い、つまり輪切り状態でみたとき、
肋骨が楕円でなく円に近いのです。つまりモノはなくても厚みがある…。
そのおかけで、なんだか余計に丸々と見えるんですね。
そのためにも、ちゃんとボデーメイクしないと、本人はともかく、
見ている人たちが「暑苦しい~~」ですわー。
まぁゆかたは家の中くらいですから、これでもいいんですけどね。
さて、そんなわけで、ただの「寸法確認」が「臨時着付け教室」になりまして、
本当に細かいコツなど、勉強になりました。
最後は、お口直し、お眼直しに、先生のお帰りのところをパチリ。
手振れしてしまいましたが…、やっぱりゆかたっていいですねぇ。

どっどうが…どーがお許しくださいまし!
(おこんないでー、がんばりますからーっ)
女は、こういうことにてまひまかけてこそ、
なのですよ。楽しい悩みなのです。
母は、衿の抜き加減とか、裾つぼまりとか
何かとクチうるさかったです。
あれは「ばぁば」から教わったのでしょうね。
ゆかたくらい着ようと思うし、
実際には着てしまえばそれほどでもないのに、
さわっただけで体がベタベタするので、
Tシャツだけでも何枚も着替えてます。
今年も暑そうですね。
伊藤様
イマドキさんは、私たちから見ても
なんかちっともかわいくないんですけどね、
それがよく見えるというのも、
年齢的な差なのでしょう。
日本人なら誰でも似合うのが
着物のフシギです。
えみこ様
とっつかまえ…いやいや
お探しいただけましたか。
ちゃんとリンクが貼れてなくて、
張りなおしましたので。
暑い日に病院のつきそいですか、
お互いにタイヘンですね。
お疲れの無いように、祈ってます。
2猫の母様
これ、なかなかだと思います。
着付けの本も何冊かっていますが、
なるほどねぇも多いですね。
毎日着ることができれば、そういうことも、
すぐ実践できるのですが…。
暑くてゆかたもすぐ洗濯ですー。
てまりばな様
ずっと当たり前のようにやってきたのですが、
慣れると、ピタリと決まります。
コーリン結びは便利だと思います。
伊達締めは、その「幅」があることで、
帯を締める部分を腰紐より広く押さえます。
着物をおさえる面積も広くなりますから、
帯も締めやすいしですしね。
元々はしごきという幅の広いもので
胴全体を巻いたものの変化したものです。
呉服屋さんは、コーリンの上からきちんと
伊達締め締めたほうが…というのですが、
私元々伊達締めしないほうでして、
帯を締めると、腰紐だけ残して、
伊達締めは抜いてしまうのです。
太り始めたころから、よけいに苦しい感じが
するもんで…。
最近、袷の時期でも「かるさん」ばかりで
ちゃんと着物を着ていないんです。
益々伊達締めしてませんわ。
私はなくても平気なんですが、こればっかりは
やってみてのお好み、でしょうか。
ただ、普通のコーリンベルトよりは、
前がきちんとしまりますから、
伊達締めが無くても、帯締めるのに
問題はありません。
裾が下をこするくらいに、とは教えられましたが
裾を踏むまでは聞いたことがありませんでした。
草履を履くと、
「あら、ちょっと短めだったかしら」
なんて思うこともあるので
今度から意識して
裾を踏んでみようと思います!
いつも勉強になります。
ひもコーリン、初めて見ました。
前が安定するということは
伊達締めをしなくてもいいのでしょうか?
わたしも着付けは母に習っただけなのでテレビや本を見ては目からウロコがごろごろ落ちてます。これも1つ勉強になりました。
(ごろごろ)もだえています。
思うだけなら誰でもできますね^^;
今日はおとぉちゃんのつきそいで
病院に行くのですが…着ちゃおかな~。
コーリン結び、探していたのでうれしいです。
早速とっつかまえ…いや
購入たいと思います。
そんなのが多い様に見受けられる。
やはり浴衣は、年増女の方が良いのかも?(笑)
してお腹周りをすっきりさすとは
私も習いました。
でも、脇線の重なり具合の微妙な感じは
着姿にずいぶん影響するんだなぁと改めて
勉強になりました。
お母様がおっしゃっていたという
かかとで裾を踏んで腰紐を〆ると
いうのは私もやりますわ。
お二人とも暑いのに着物を着るなんて
偉いですね。とってもいい感じです。