京都のかたはご存知と思いますが、写真は京都新名所「大階段」です。
京都駅の七条口の方、伊勢丹の隣側、
171段で総高低差は35メートル(11階建てビルと同じ)だそうです。
毎年2月には「階段のぼり競争」があるんだそうですが・・
ゼッタイ参加はしたくありませーん。右側にずーっとエスカレーターがあります。
てっぺんにはガラス張りの展望室のようなところがあり、
京を取り巻く山々が見られます。夕焼けのときは格別にきれいですよー。
実は、3年前でしたか友人があとからきて私と合流、
ここに連れて行ったら「上ろう!」・・てっきりエスカレーターと思ったのに、
彼女はどんどん階段を登っていきます。「早くおいで」・・いやそー言われても。
実は彼女、スポーツクラブのインストラクターなんですー。
それを思い出したときにはもう遅い・・「だめよ、コレくらい登らなきゃ」
登りましたよ、しかも着物で・・。
50段くらいから「もーだめ、もーだめ」「なんの、まだまだー」
結局、登頂成功したわけですが、着いたときには酸欠でアタマはクラクラ、
息はぜーぜー、足はパンパン、ヒザはガクガク・・・。
二度とごめんです。しかし、彼女はケロッとしたもの「キモチいー!」ですと・・
やっぱり日ごろの鍛え方・・・なんですねぇ。
今回、陽花さんとは、この上の方の階で食事をしましたが、
とーぜん「エスカレーター使用」でした。
では、昨日の続き、書き残した掘り出し物のお話から・・。
天神市では、やはり着物は人気ですね。
同じ古着でも「着られる古着」が人を集めてました。
着物姿の若い人も見かけましたが、
なんとなく洋服の色の取り合わせ・・といいますか、
たとえば洋服のセーターとスカートの組合せと、着物と帯の組合せって、
身につけたときの雰囲気が、同じ色柄でもびみょーに違うんですよね。
たとえばモノトーンの使い方とか・・。洋服だとシャレて見える組合せも、
着物だとただの「ジミ」だったり、モノトーン部分だけが浮いちゃったり・・。
あとは素材がちょっと違っていたり、丈があってなかったり・・、
新しい着物ファッション、と言ってしまえばそれまでてすが、
やはりあんまり自由すぎても、着物・和装本来のいいところが沈んでしまって
崩れていってしまう気がしました。
陽花さんは、古い江戸ちりめんのはぎれが、たった数十センチで
ゼロが4つもついているのを見て、びつくりされてました。
ほんとに「美しい昔のちりめん」は、とてつもなく高いのですー。
今回、子供の着物でいいものが何点かありましたが、
オークションとかわらないか、いくらか高め・・という気がしました。
また羽裏は収穫ナシ・・。ちょっと心惹かれるのもあったのですが・・。
まんなかへんのお店で「まずビニール袋を買う」というところがありました。
普通の透明ビニール袋で「大」が3000円だったかな?45ℓだと思います。
そして、目の前には「古着の山」、ほんとに「ヤマ」・・です。
もうみんながひっくり返すので、ごっちゃごちゃのぐっちゃぐちゃ。
でもそのビニール袋を買えば、それに目いっぱい詰めてその値段なんです。
着られるものもありますし、ゴミ寸前も・・。
若い外国人男性が、紋付を着ては脱ぎ、襦袢を着ては脱ぎ・・がんばってました。
裁縫ができて、繰り回しができる人なら、めっけもんです。
そのあといつも羽裏のいいのをおいているところで、帯を買いました。
こちらです。
ちょっとヨゴレや刺繍糸のはずれもあるのですが、
刺繍糸がちょっと変わっていまして「縒り」のかかった糸が使われています。
昭和初期くらいに、一時期「繻子に刺繍」「繻子にペインテックス」という
帯が流行りました。この刺繍の帯が今でも骨董として高く売られています。
ほかに「鈍いからし色に紺のうずら」と「紫に鏡裏紋」がありましたが、
うずらは前のよごれが・・というのと、紫は刺繍の色目がケバケバしい感じ。
結局、刺繍の糸が縒りが掛かっていて、柄が重厚に見えるこれにしました。
花の後ろのは「几帳」です。前にも柄がありますが片側だけ。
刺繍部分のアップです。もちろん全て手刺繍です。
この市の買い物のあと、陽花さんには蚕を買うのに、
タクシーの運転手さんも迷うようなところまでおつきあいさせてしまいました。
そのあとは、ずいぶん歩き回ったしお茶でも飲みましょう、ということで、
京都駅までもどることにしました。
乗ったのが、かの有名な?「M○タクシー」、乗ったとたんに
「私、まだ新人なものですから、抜け道など、まだ詳しくないもので・・」
おいおい、そりゃあ正直でいいですけどね、走ってるうちに
「お客様、ここはいったいどこでしょー」なんてことに・・なるわけないけどっ!
要するに「ちゃっちゃといけないこともありますのでご了承ください」ってこと、
なんですよね、で、しばらく走ると「お客様、車内の温度はいかがでしょうか」
まぁキメの細かいこと・・・。たいへんですねぇ・・。
M○タクシーは確かに礼儀正しいし、キメ細かくて丁寧です。
タクシー業界もたいへんですから、何か特徴があるというのはいいんでしょうね。
陽花さんは、いとやさん探しのときの運転手が、ちょっと乱暴な運転だったので、
「運転が丁寧でよかったわー」といってました。
ほんと、先のタクシーのときは、しっかり掴まってないとこわかったです。
さて、駅でお茶を飲み、それからホテルの部屋、そして食事・・・と、
ずっとおしゃべりをしたのですが、いくら話していてもあきません。
ほんとにいろいろなこと、子供の頃のこと、家族のこと・・話ました。
陽花さんのお母さまも、晩年はいろいろとわからなくなられたとのことで
貴重なお話を聞かせていただきました。
親の老いはつらいけれど、こうしてお話を伺うと
覚悟というのはなかなかムリでも、現実を認めることができるようになります。
目の前の現実を真摯に受け止めて、少しでも自分自身で悔いのないように、
母と接していこう・・と思いました。やってやりすぎることのないのが
親孝行と介護ですが、少しでも・・と思います。
ホテルの部屋で写していただいた「バック・スタイル」
実はこのきもの、Lサイズなんですー。やっぱよく見ると「あまってる」わ。
陽花さんとの夕食は以前と同じ「おとうふ専門店」・・。
ここへ行くまでがまたまた・・・、なんせ方向オンチ二人ですから、
こっちだよね・・とどんどん歩いてたら・・・ない・・・。
あそこの角まがるんじゃない?と行ってみたら「トイレ」。
おーい「とーふや」どこだぁ・・・と、そこに館内案内図が。
真ん中のひろーいコンコースをはさんで、全く反対側でした。はははー。
ともあれ無事に到着、ちょっと待ちましたが湯豆腐をおいしくいただきながら、
またまた話がはずんだのでした。
お名残おしいけど、もうお送りせねば・・。
朝ニアミスした改札口まで行きまして、確約はできないけれど、
次回は必ず「大和路」を二人で歩きましょう・・とお約束してお見送り。
愉しい一日でした!
さて、明日は3日目、特に毎度珍道中になりやすい相方、
「いとこ」との再会です。
今までそういうのを見る機会が無かったので
エエ~ッて思いました。わずかな寸法であの
お値段、貴重な物とは思いますが、値打ちの
わからない私はお値段と寸法を見ただけで目を
白黒・・・帰ってからもっと生地をよく見ておけば
よかったと後悔です。
つきることなく、おしゃべりをして本当に楽しい一日を過ごすことが出来ました。
ちょびっとズレちゃった。。。(苦笑)
そのままではとても怖くて使えないような
薄くて布チカラもない・・なのに高い!
「貴重」なんですよ、数がでないし。
やっぱり化学染料じゃないし、柄も色も
いまのものとはちがうんですよね。
いずれ、HPにもいろいろだしますね。
桜花様
おや、スレ違いましたか、それは残念!