お客様ご依頼の「羽織」、すでにお嫁入り済みです。
これは「tomesode」様という、ご出品者から落札したもの。
すみませーん、写真、カットして使わせていただいてまーす。
アンティークのいいものをいろいろ出されています。
モニターで見たときよりも落ち着いた色目で、
しかも薄手の生地に見えたのですが、しっかりした生地でした。
なによりとてもきれいでリアルな木目柄、柾の柄の部分もあり、
全体を見ると、バランスのいい柄のおき方です。
さて「木目柄」というのは、ちょっとジミなこともあるせいでしょうか
この羽織のように、メインの柄としてはっきり使われることは少なく、
織りの地模様とか、バックに使われるほうが多いように思います。
家具や道具類でも「木目柄」がみえると、なんだかホッとするのは、
自然素材、と言う気がするからでしょうか。
今や、木材も輸入が多く、またさまざまな技術の進歩で、
合板だのチップだの…専門的なことはわかりませんが、
いかにもホンモノの板・材木のように見えて、チガウ…。
嫁入りのタンスは、手前の飾り板がボロッとはがれたら、
みごとにベニヤ板が見えました。やっぱりバサマの言うこと聞いて、
ちょっと高くても飾りなんかないのにすればよかった…。
(自分で買う、と決めていましたので「安い」ということもありましたっ!)
こちらは以前アップしたもの、羽裏です。
ポッポッポ…
これは、この時の記事にも書いたのですが、そばでよく見ると、
それほど細かくリアルに書いてあるわけではありません。
それでも、ちょっと離れてみるととてもリアル!
今にも飛び立っていきそうです。この木目は、つまり巣箱。
巣箱などは、それほどいい材料でなくてもいいわけで、
そういう辺りも、うまく描かれていると思います。
そういえば、昔、犬小屋とかちょっとした物置とか、
こんなモヤモヤのいっぱいある板で作られていましたね。
年季が入ってくると、この木目の硬いところだけ浮き出して…。
こちらも以前アップしたもの、つい最近ですね。
これは「文化武鑑」という、昔の紳士録のようなものが、
ポンと置かれている柄、ということは「机」かな?
巣箱よりは、上等の板??
もうひとつ、これも以前アップしたもの、モスリンの穴あき模様たっぷりつき帯、
これは「千社札」、つまり貼られるのは神社仏閣の柱や壁です。
そういうものが貼れるのは、たいがい奥のりっぱな本殿や神殿ではなく、
みんながお参りしたり、通り過ぎたりできるところ、
つまり材木もそれなりに…ってことだと思います。
三枚の図柄、それぞれに特徴ある木目柄ですが、
脇役として「メイン柄」のジャマをせず、それでいて全体には、
とてもいい雰囲気を与えていると思います。
しかし、細かいところにも手を抜いてない柄、ですね。
関東は、今夜これから荒れ模様だそうです。
雷さんも来るのかな?春雷、なんて美しい言葉もありますが、
PCかず太には、「招かれざる客」ですわー。
思います。今の木材は本当にちょっと見ただけでは
張り合わせてあるのか、一枚の板なのか分かりにくいですね。張り合わせなんかだとかえって手間が掛かるように思うのですけどね。
着てないのは袖が長いからで これからおいおいと直していく予定。
板目柄って珍しいなぁと思っていたのですが 結構あるのですね。巣箱の柄、可愛すぎます。
最近集成材が多いのは 狂いや反りや割れが少ないからです。大工の腕もあるんでしょうけど やっぱりお客様のニーズに応えた結果でしょうね。クレーム防止というか・・・。
小鳥の絵もすごくリアルです。
箪笥のことですが、私たちの年代の頃って結構安っぽいのが多かったですよね。
私も値段重視で買ったから、安っぽくてぺらぺら、愛着なんか全然もてなくて、とうの昔捨てました。使うごとに味が出るようなどっしりしたものなら
絶対捨てないと思いますが。
羽裏だけ欲しいと一時期ハマっていた事を思い出しました(苦笑)結局高くて断念したんですが。。
そうそう、、鯨尺で書かれた型紙の寸法を割り出すのにどうしようかと悩んでいたのですが、便利グッズをネットで見つけて注文しました。
それが今日届いて♪
「鯨尺メジャー」です。表は鯨尺、裏はメートルで。
富山には最初の写真そっくりの「杢目羊羹」があります。鈴木亭の。色も柄もほとんどいっしょ。
やわらかくておいしい、当地では人気のある羊羹です。
木目って何にでも使われるのですね。
描くひとの、染める人の技量もだと思いますが、
ほんとになんでも柄になる…と思います。
家具というほどのものは買わないんですが、
ちょっとした小物家具などはもう安いものばっかり。
着物のために、い~い桐のタンスが
ほしいんですけどねぇ。お高くて…。
M様
どんぐり柄、かわいいでしょうねぇ!
およそ着物柄は何でもありですね。
このハトさん柄は、葉裏で販売するのが
実は惜しくなってます。
板はなるほど「反りや狂い」ですか…。
昔はそうならないような技術が当たり前と、
直すことがけっこうできたんでしょうね。
確かに、桐のタンスの削りなおしなんて高いですし、
今は安物買って、あきたら取替え、なんですかねぇ。
さくら様
上手な絵のものは、日本画のようですね。
探し当てたときは、すごくうれしいです。
そうでした。私も自分の貯金で、和・洋・整理ダンス
それにあのころはやたら大きなドレッサー、
それで予算が…だったんです。
今は古いがっしりしたタンスなど見ると、
金具までみごとで、ため息ですねぇ。
めぐみ様
羽裏、おもしろいのばかり探しています。
いずれ「羽裏シリーズ」で、HPにアップしたいと
思っています。
私もそれ!持ってます!便利ですよね。
私、子供のもの作るようになって、
センチばっかり使うようになったら、
鯨が使いづらくて…。要は自分のボケなんですが。
コメント書いているうちに、
おいでいただいたようで…。
木目の羊羹、みたことあります。
着物柄は何でもアリ、次は「年輪」を
探してみようかと…。