今日はもう雨、あめ、あめぇぇぇなので、ちょっと本の整理をしました。
古本といっても、ちょっと前の…というのと、かなり前の…というのと二種類。
ちょっと前のものは、以前HPでも販売していたんですが、
ほとんどが「和」の手芸関係と「和の暮らし」関係雑誌。
なんでこんなにあるんだろ…。
和風のバツグとかパッチワークとか…見ているだけでも楽しいのですが、
これ全部作れるわけじゃナシ…さっさと販売しませんとね。
もうひとつはほんとに古いもの…これは売る予定はないのですが、トップの写真です。
逆にとっておいてもなぁもあるんです。ほとんどが「本」というより「カタログ」です。
昔、着物がおおいに売れていたころは、こんな豪華な見本を作ったんですね。
モノクロが多いのが残念だし、なにしろ当時の印刷ですから、
イマイチはっきりしないところがもどかしいのですが…。
それでも、昔の柄の豪華さといいますか、大胆さと言いますか、
これを見ていると、最近の振袖などのコピーで「豪華絢爛」とか
「思いっきり華やか」などというのを見ても「へっ」と思ってしまいます。
重厚な図柄や大胆な華やかさは、イマドキモノにはありません。
上の写真で左端の黄色っぽいものは振袖特集ですが、
幸いにも「カラーページ」が少しだけあります。
こういうものは、今見るとまるで「花嫁振袖」のような豪華さですが、
これでフツーの振袖、というより「振袖」と言うのは「期間限定」でしか着られない、
本当にもったいないけれど、とても大切な「晴れ着」なわけです。
思い切り装って、あとはこれを「伝えてゆく」のですね。
もし成人式の日に、こんな振袖がぞろぞろ歩いていたら、
私、万障繰り合わせて「カメラ持って走り回ります」
このころの振袖は、とにかく「全部柄」で、実際着用したときよりも、
衣桁にかけたときの「絵」としての美しさといいますか、
そういうものが優先されている気がします。
また別に黒地の着物のカタログもあるのですが、最初に載っていたのがこちら…。
長さからいって、これ「お引き」だと思います。つまり芸者さんの「出の衣装」ですね。
だから益々絢爛豪華です。
最初のところに、その展示会場の様子がうつっているものがあります。
残念ながら、こういうものは「販売する本」ではないので、とにかく「染め柄見本」のみ。
会場がどこだとか、いつあったかとか、呉服屋さんはどこだとか、
そういう記載が一切ありません。かろうじて「生地福」という名前のみ。
大阪店、とかいてありました。
この展示場の写真がもう一枚、
この左側の「女性が並んでいるもの」が本編にありました。
すごい着物ですよね。着たらぜったい着物に負ける…。
まぁこういう展示会ですから、販売されているものは、
正直なところ着るよりも飾るといいますか、
持っている…というだけでステイタスになる…という部分もあるのではないでしょうか。
たぶんお引きですから、一度着られたらそれでもう「伝説の着物」になっていくのでしょう。
聞いた話ですが、こういうものは「妹芸妓」に譲られるなんてこともあるようです。
さてさて、まぁ住む世界がちがうどころか、たとえこれが留袖であっても、
縁はなさそうな色柄ではありますか、こんなのもありました。
男物襦袢です。
今は男性が着物を着ませんし、たまにお召しになる方も、どうしても普段着物で、
襦袢もモスリンなどになりますから、益々需要はないと思いますが、
男物でもこのにぎやかさです。このくらいあってほしいですね。
そして、こちらが女性襦袢、着物じゃありませんよ。
下にちゃんと「女長襦袢」と書いてあります。
そう、このくらい華やかに…今だっておねがいしたいものです。
このほかにも、袱紗と熨斗目の見本などがあります。
ただただ見て楽しくておもしろくておいてあったのですが、
場所ふさぎ…なんですよねぇ…行く先のないこの子達、やっぱり置いておきますかね。
いくらほこりをはらっても、見るたびに手が真っ黒になるんですけどねぇ…。
あぁまたパラパラとめくっているだけで、つい座り込んで時間がたってしまいました。
いっつもこれで、ちっとも片付きませんわ…。
古本といっても、ちょっと前の…というのと、かなり前の…というのと二種類。
ちょっと前のものは、以前HPでも販売していたんですが、
ほとんどが「和」の手芸関係と「和の暮らし」関係雑誌。
なんでこんなにあるんだろ…。
和風のバツグとかパッチワークとか…見ているだけでも楽しいのですが、
これ全部作れるわけじゃナシ…さっさと販売しませんとね。
もうひとつはほんとに古いもの…これは売る予定はないのですが、トップの写真です。
逆にとっておいてもなぁもあるんです。ほとんどが「本」というより「カタログ」です。
昔、着物がおおいに売れていたころは、こんな豪華な見本を作ったんですね。
モノクロが多いのが残念だし、なにしろ当時の印刷ですから、
イマイチはっきりしないところがもどかしいのですが…。
それでも、昔の柄の豪華さといいますか、大胆さと言いますか、
これを見ていると、最近の振袖などのコピーで「豪華絢爛」とか
「思いっきり華やか」などというのを見ても「へっ」と思ってしまいます。
重厚な図柄や大胆な華やかさは、イマドキモノにはありません。
上の写真で左端の黄色っぽいものは振袖特集ですが、
幸いにも「カラーページ」が少しだけあります。
こういうものは、今見るとまるで「花嫁振袖」のような豪華さですが、
これでフツーの振袖、というより「振袖」と言うのは「期間限定」でしか着られない、
本当にもったいないけれど、とても大切な「晴れ着」なわけです。
思い切り装って、あとはこれを「伝えてゆく」のですね。
もし成人式の日に、こんな振袖がぞろぞろ歩いていたら、
私、万障繰り合わせて「カメラ持って走り回ります」
このころの振袖は、とにかく「全部柄」で、実際着用したときよりも、
衣桁にかけたときの「絵」としての美しさといいますか、
そういうものが優先されている気がします。
また別に黒地の着物のカタログもあるのですが、最初に載っていたのがこちら…。
長さからいって、これ「お引き」だと思います。つまり芸者さんの「出の衣装」ですね。
だから益々絢爛豪華です。
最初のところに、その展示会場の様子がうつっているものがあります。
残念ながら、こういうものは「販売する本」ではないので、とにかく「染め柄見本」のみ。
会場がどこだとか、いつあったかとか、呉服屋さんはどこだとか、
そういう記載が一切ありません。かろうじて「生地福」という名前のみ。
大阪店、とかいてありました。
この展示場の写真がもう一枚、
この左側の「女性が並んでいるもの」が本編にありました。
すごい着物ですよね。着たらぜったい着物に負ける…。
まぁこういう展示会ですから、販売されているものは、
正直なところ着るよりも飾るといいますか、
持っている…というだけでステイタスになる…という部分もあるのではないでしょうか。
たぶんお引きですから、一度着られたらそれでもう「伝説の着物」になっていくのでしょう。
聞いた話ですが、こういうものは「妹芸妓」に譲られるなんてこともあるようです。
さてさて、まぁ住む世界がちがうどころか、たとえこれが留袖であっても、
縁はなさそうな色柄ではありますか、こんなのもありました。
男物襦袢です。
今は男性が着物を着ませんし、たまにお召しになる方も、どうしても普段着物で、
襦袢もモスリンなどになりますから、益々需要はないと思いますが、
男物でもこのにぎやかさです。このくらいあってほしいですね。
そして、こちらが女性襦袢、着物じゃありませんよ。
下にちゃんと「女長襦袢」と書いてあります。
そう、このくらい華やかに…今だっておねがいしたいものです。
このほかにも、袱紗と熨斗目の見本などがあります。
ただただ見て楽しくておもしろくておいてあったのですが、
場所ふさぎ…なんですよねぇ…行く先のないこの子達、やっぱり置いておきますかね。
いくらほこりをはらっても、見るたびに手が真っ黒になるんですけどねぇ…。
あぁまたパラパラとめくっているだけで、つい座り込んで時間がたってしまいました。
いっつもこれで、ちっとも片付きませんわ…。
ほとんど見えないけれど、着物の下に
こういう素敵な長襦袢を着ているだけで
心まで豊かになる気がします。
昔の長襦袢は共衿だったのでしょうか。
今は衿先に付けるだけですけどね。
片付けるつもりが脱線・・・私もよく
やります。
戦災で保管しておいた衣装を焼かれて、一時的に気がおかしくなってしまった置屋の女将のことなど、ずっと記憶に残っています。
女物の長襦袢、今物は「どうせ見えないんだし」と手を抜いているとしか思えませんです。
「品が良い」ってことなんでしょうけれど。
今のじゅばんって、おとなしすぎますね。
まぁそのかわり、どの着物にも
あいますけれど「主張」はありませんね。
昔の襦袢は、けっこう共布をみます。
昔のほうが、たっぷりしていたんでしょうかねぇ。
脱線ばかりで、ちっとも片付きません。
ゴミの日に合わせて…なんて思うのですが、
まにあったためしがないです。
着物1枚何百万とかの世界ですから、
たいへんですよね。
衣装がやけて…というお話し、納得できます。
着物だけじゃなくて、それに合わせた帯も、
小物もかんざし、帯留…たいへんですよね。
舞妓さんの帯留は「ぽっちり」といいますが、
あのデカさ、とても「ぽっちり」とは見えません。