古ければ古いほど、羽裏をはずすのに羽織を解くと、モワッとホコリが舞い上がります。
なので外か、昨日は雨、今日は風だったので玄関の中でやりましたが、マスク使用は必至。
ネットでは羽織ごとでしか出ませんから、羽織のまま保管していましたが、結構じゃまなんです。
それに、イマドキ黒紋付なんて、男性が着るのは結婚式くらいなものですからねぇ。
それで、状態のいいものは黒羽二重生地として取っておいて(ちょっとした昼夜帯の裏側に使えます)、
表が大島のものはパッチワーク用、触っただけで切れてしまうようなものはそれなりに…と、
分別しながら少しずつ羽裏をはずしてきました。ヒマを見てはチョコチョコ…。
写真はとりあえず今までにはずしたもの…いつの間にか羽裏コレクションになってしまいました。
今回は、表の羽織の状態もとてもよかったので、解くに忍びず、そのままにしていたものです。
ちょっと前にご紹介した「サルのくらげ乗り」。
ドンパは、解いてみたら緞子がもうだめだった、と言うこともあるのですが、
これはモノもよかったのでしょうけれど、あまり着られていないみたいです。表裏ともに、状態すこぶる「ヨシ」!
今回はおサルさんの顔アップ、なかなかハンサムです。
一方こちらは表地はもう限界、でした。ライオンさんは元気いいんですけどねぇ。
表はちょっと引っかかっただけで、自分の重さで糸が切れていく感じ。相当弱っていました。
羽織は、表地と羽裏の両方、或いはどちらかが繰り回しのことも多いので、
羽裏だけでも…と期待したのですが、はじっこをちょっとなめてひっぱったら、裂けました。
折りグセのついているあたりを裏打ちすれば、もう一回くらいは、羽裏として再利用できるかなぁ…です。
迫力のレオさんなんですがねぇ。前足の形はいささか不自然だけど…。
まだまだほかに解いてないのがあるのですが、こちらの中には販売予定だったものもあります。
ちゃんと「販売」もやれていたら、とっくにどこかへお嫁入りしているかもですね。
まだやめたわけではありませんので、今度はこれをすこしずつ洗ってアイロンかけて、
総柄とか、額裏とか、羽裏として使える使えないとか…ちゃんと分類しておこうと思います。
いずれお嫁入りの日に備えて?!
この中のこちら…この柄が気に入って「アロハにしたい」とおっしゃってくださった方がいらしたのですが、
羽裏だとシャツにはちとたりません。
同じ系統の柄で、じゅばんサイズのものをお探しするお約束なのですが…
でないんですよ~~こういうのはめったに。しかもシャツ分使えるくらいきれいなものだとなおさら。
がんばって探しますっ!
それにしても、いつもこういうものを整理しながら思うのは、使われないものは消えてゆく…ということ。
今の羽裏やじゅばんの、あまりにも味も素っ気もない色柄をみては、がっかりするのです。
女物の羽裏だけでも、もっとおもしろいものがでませんかねぇ。
今日はこの風の中、お客様でした。以前いらしたとき、ころがっていた(オイオイ)反物を、
これ仕立てなさいよ…と言ってくださって、知り合いの縫子さんに頼んでくださいまして…。
それが仕立てあがったので届けてくださったのです。
その着物のお話はまた明日ということで…。今日はこれからまだ解きますっ。
この柄を生かしてこんな風に・・と
考え出したら眠れなくなりませんか。
気に入ったものに囲まれてるって
幸せな時間ですね。
うっとり。
そしてお猿さんーーすごく素敵。
こうしたいいなあと思うお顔ものもはなかなかないですよね。ライオンさんも時々見かけますがいいなあと思うお顔はめったにありませんね。
とんぼさんの所へはそうしたものが集まってくるのでしょうねえ。
人徳だなあ~~~
そうなんです。見ているとお尻に根っこがはえて…。
元々販売のつもりだったので、まだまだあるんですー。
なんとかしなくちゃ…なんていいながら、
出して広げて眺めて、ニマニマです。
まぁ人徳などと言う大それたものではなく、
「漁り続けた」だけ…?!
昔の絵は楽しいですね。
ライオンさんものは、お嫁入りしたものもあるのですが、
ルックスのいいレオさんは、なかなか出会いませんね。
まだ 形になっていません
紬の羽裏に と思っていましたが 地味色ばかりの羽織
最近は年齢を重ねてせいか
地色が薄めの羽織が気になって・・・
背中に虎の半袖ブラウスかしら
あれは全体に大きい柄でしたからねぇ。
いっそ薄手の竹薮柄にして、トラを透かして見せますか。
小さい柄だと、部分取りで別物にもつかえますが…。
スカジャンの背中に貼って、着て見ます?
確かに眺めているだけで、ニマニマ笑ってしまうのは、しかたないですよね(^^;; 一日見ていても、飽きないでしょうね。
実は その手も考えたのですが
柄のある黒や茶や紺色等の紬着物が多いので
着物の柄を邪魔しない
竹柄の小紋の反物でも探そうかと思っています
できるだけ珍しいものを…と、集めたのですが、
男性は着物きませんからねぇ。
結局「別の使い方」を考えることになります。
このほかにもあるので、まだまだ解かねばなりません。
竹柄の小紋、いですね。
あまり細かい竹だと、ジミになりますよー。