ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

着物は着られ続けるもの

2021-06-12 20:23:26 | 着物・古布

 

お母さんの成人式の振袖、約30年まえの組み合わせです。

 

先日お話した「お母さんの振袖」、お役目終えて今日こちらに戻ってきます。

またまたきれいにしてもらって、まだちゃんと保管しておくとのことです。

 

最初にお母さんが成人式に着て、娘さんが成人式に着て、

その娘さんがさらに5年後に結納にあたる顔合わせお食事会に着用しました。

ご記憶の方もいらっしゃるかと思いますが、成人式のとき、娘さんはとても「ふくよか」でした。

仕立て直しをするとき、脇の柄が少しズレるけど…とできる限り幅を出してもらいました。

今回、娘さんはふくよかどころかそれはそれはスタイルのいい女性になっておりました。

さてさて、幅を戻さなければならないかなと思いつつ、お試しに着てもらいましたが、

着物はすごいですね、体重10キロ以上減量しても、大丈夫でした。

元々腰の張っているタイプでしたし、若いのでいわゆるメリハリボディです。

ウエストやおなかの周り背中などの脂肪が落ち、元々の体形がくっきり…。

腰や太ももに張りがあるので、幅はそのままいけました。

全体的にすっきり…がわかりますでしょうか。

 

      

 

帯は選んだものが固かったので、芯を抜けば柔らかくなる…といいましたら、

お母さんその場でぐいぐいと芯を抜きまして…。家でかがりを済ませましたと連絡がありました。

柔らかくなったので、こんな結びをしてもらえましたと。

 

            

 

あぁ若いっていいですねぇ。あ、これは禁句、着物は何歳になってもいいのですー。

最近は、いやでもなにかにつけ「老い」があからさまにわかる年ごろですが、

とくに「筋肉が落ちる」とか「余分なところに脂肪が」とか…。

まぁ特別なにもしていないのですから、まんま「よくあるおばぁちゃん体型」になるのも、

ほんとに仕方ないことですが、着物はなんとかなっても日々の暮らしに支障が…。

脚の指の爪が切りづらいとか…ははは。

体重はストップしていますが、体中にねぇ…シマリがないのよぉ。

よく、なんでもないところでつっかかるとかいいますが、ほんとにそういうことも「まま、ある」…。

そして気力とか根気とかも、別に老いなどきにしていないつもりなのに、

ふときがつくと「明日にしようか」だの「あとでいいか」など、

ついついだらけてしまう自分がいます。何しろ元々がおおざっぱですからねぇ。

そうはいっても、ワクチンもゆるゆるとはいえ始まっています。

少しずつですが、我が家から仕事場へ荷物も運んでいます。

先日は近所の友人が手伝ってくれまして、いつもの倍量運べました。

まだまだ先は長いですが、老いてる場合じゃないので頑張りまっす。

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