給付金の話Ⅱ

着物ブログだというのに、つれづれ記事ばかりですみません。
どうも「休み感覚」でして…。

先日の「給付金」のお話ですが、あの「ＤＶ」から逃げている女性…、
つまり「隠れているので、住所を夫に知られたくない、
住民票を出せないから自分と子供の分は、夫へはお金を送付しないでほしい」
とうお話しでした。

昨日の新聞で「中野区」は、ＤＶで、中野区に隠れ住んでいる人にも、
給付金を配布することに決定したそうです。
そりゃいいんですけどね、住民票のある「夫」の方にも出す…。
つまり、夫が正直に「今、にょうぼと子供には逃げられて自分ひとりです」
とでも言わない限り、住民票どおり給付する、つまり二重給付ですわねぇ。
給付金のことについては、「自治体に任せる」と、お国は最初から丸投げです。
中野区に逃げた人はもらえる、そうでない人はもらえない、住民票あるのに。
ＤＶの張本人は、だまってれば家族分独り占め、税金はそこでダブって使われる。

なんなんでしょうかねぇ。きめ、粗いですよねぇ。
みんな一律変わりなくもらえるように、なんてきれいなこと言ってますけどね、
反面、介護制度が変わって高齢者が負担する介護制度の金額は、
各県で格差があるんですよ。
だいいち給付金なんてたった一回出るだけでしょう。
介護の負担金はこれからずっと毎月ですよ。
あとあと消費税もあがるようですし、政治をやっている人って、
ほんとに現状をわかっているのか、というより、
わからないわけないんですから、誰のために政治やっているのか、です。
「世襲制度」はだめだとかいいだとか、
くだんないこと言ってる場合じゃないでしょ。
世襲しようがしまいが、親が国会議員だろうがなんだろうが、ダメなものはダメ、
それを選ぶのは私たちですよ。
つまり、私たちも昔みたいな「おらがクニさのせんせー様」感覚じゃなくて
タレントだからの、誰かの息子だの、目先がかわったものに
やたらと飛びついたりしないことです。
よほどのことがない限り、棄権はしていない私ですが、
毎度「知的障害が重くて投票不可能な息子の一票」が、
ナントカならないかと思っています。
彼だって選挙権はあるんです。毎度投票用ハガキもきます。
でも投票できる状態ではない、
ならば親の私が「今のようでは息子の暮らしにこういう問題がある」と、
息子の立場を考えての一票を入れさせてもらえないものだろうかと。

何が大事なのか、は、現場を見なければわからないのに、
現場とは程遠い暮らしの人ばかりできめてしまう。
きめ細かく…なんていってますが、細かいのは活字ばかり。
「老老介護」だの最近は認知症が認知症を看る「認認介護」なんてのも…。
パンダの名前じゃないんだから、
おんなじ漢字が重なりゃいいってもんじゃないっ！