以前、長いことあっていない友人の年賀状に、
「久しぶりに会って、お互いの経年劣化を見たいね」とありました。大爆笑…。
ほんと、人間も、あちこち経年劣化してくるものです。
さて、先日の「雪の成人式」のあとで「草履カバーはこんなのがいいんじゃないか」と、ご紹介したものを、
私も買ってみました。お勧めするからには実践しないと…なぁんてカッコいいこと言ってますが、
実は、この雪で思い立って、手持ちの草履カバーを出してみたら…経年劣化です。
ビニールですから、薄汚れは洗えばいいかもですが、硬くなったり、なんか小さな割れ目が…。
いざというときにパカッと切れたりしたら困りますからねぇ。
そこで、買ってみようと思いまして…。こちらの商品です。
結果ですが…いや、まだ雪の日に使ったわけではありませんから、実際の使用感ではありませんが、
なかなか優れものではないかと思います。
鼻緒にかけるベルトしてません、ごめんなさい。
ためしに片方だけ付けて、庭の残り雪の中に突っ込んで見ました。
まぁ「凍結しているところ」ではどうかわかりませんが、少なくともビシャビシャ状態の雪とか、
普通の雨なら、なかなかいいんじゃないかと思います。
なにより裏の「歯」がしっかりききますね。ハネも上がりにくいと思います。
ただし、サイズがひとつしかなく「ものによってLLも入ります」と書いてあるのですが、
私の小判型の草履はサイズ小さいのに入りませんでした。無理やり入れると、足の指がきついです。
タビックスで失礼…私はかなり甲高ですし、横幅も広いのでちとぴっちり気味ですが…。
普通サイズの草履は問題なし。
ビニールですからすべりが悪く、草履を入れにくいのですが、かかとの真後ろのふちに小さなタブがついていて、
それを引っ張ることで、入りやすくしてあります。
名前がひらがなで「はつき」なのが「歯付き」なのだとは、手にしてから気がついたドジ。
中敷は取り外して洗えます。
ついでにこれも買いました。雨コートの下だけ、つまり巻きスカート。
近隣に出かけるなら、天気予報である程度は予測できますが、旅先はねぇ。
一度京都で天気予報が大ハズレして、土砂降りになり、草履一足だめにしました。
今はなかなか出かけられない状況ですが、いずれはまた…と思っていますので、
旅行にいくとき持っていこ…と、買ったわけです。
雨のとき、気をつけるのは「うしろ」です。洋服と違って、着物は帯が後ろに出ています。
通常の傘だと、おたいこまでカバーするのはちと難しいです。
羽織や道行を着ていると、おたいこの部分が出っ張ってますから、そこだけよくぬれる…。
できれば傘も径の大きいものの方がいいんですよね。
この巻きスカートは長さがあります。私はチビなので、試しにまいてみたら胸まできました。
雨の日はカッコなんかいってられません、着物も帯も守らなきゃ!(着ないのが一番・・・コラコラ)
なので、これもいいかなと思います。
あわせて上半身用もありますが、まぁ応急…ということなら、これがあるだけで、
少なくとも裾の濡れやハネは気にしなくてすむかなと思います。
お福ちゃんに実験台、やってもらいました。中は伊達締めです。帯しめてなくてすみません。
私の身長より少し高めにしてあるので、少し下ですが帯にかかるところまできます。
左の脇はマジックテープなので、調節可能。左を決めてから、右脇はこんな金具とゴム。
左を決めて、右はゴムを伸ばして、金具ではさんで止めます。これだとしっかりとまりますね。
広げてみたら、前裾が折りグセでそっくり返ってる…ここはあっためてまっすぐにしなくちゃいけませんね。
備えあれば憂いナシ…なんてまたえらそーなこと言ってますが、
いざ使おうとしたら、今回の古い草履カバーみたいにコチコチ…なんてこともあります。
備えたら、備えたものにも要注意…ですね。
付け外しが面倒なもので、ほとんど使ってません。雨模様の日は下駄で出かけてます。
雨コートは、2部式を持っていてなかなか便利ですよ。上だけなら、短い(75cm位)道中着のような感じです。
普通くらいの雨だと、下だけ付けても袂が濡れてしまうことがあるので、要注意ですよ。
そんな訳で長くて軽い携帯用を買いましたが、さらに先日、百貨店の催事で大島の対丈の雨コート、裄も丈もちょっと小さいのですが千円で、つい。
黒地に明るい色で大きな細い格子だったので、雨でも楽しい感じだなあと嬉しく思っています。
べたっとビニールって、歩いている
間に破れないかなぁと不安です。
この様に歯つきだと地面に触れる
部分が少ないので安心ですね。
それにしても色々あるものですね。
いつもとんぼ様の所で教えてもらって
います。
二枚歯ではなく、底がデコボコしています(長靴の底みたいです)雨の日に丸一日、数回使っても大丈夫でした。もちろん、歩き方で多少違うと思います。
どうしても草履…でなければ、雨ゲタが一番ですね。
私も二部式の雨コート持ってましたが、
まっかっかでして…。買いなおさないとです。
降るかな降りそうだな…というときは便利ですね。
薄いポリで折りたたむと小さくなるコートも持っています。
旅行にはこれですね。
袂が危ない…のは、おっしゃるとおりですね。
つまりこれはほんとに「万が一」です。
この前の振袖に雪を見ていて、ついせめてこれくらい、と
思ったしだいです。
対丈の雨コート、母のものがあるのですが、身幅がアブナイ…。
キにしつつも現実をみつめたくなくて???だしてません。あぁ~。
私のは底と横の間が切れてしまってました。
この「歯つき」は、呉服屋さんのお話だと、
普通のカバーよりはいいけれど、ゲタのように
歯が硬くないので、慣れるまで「へんな感じ」だったそうですよ。
これが役に立つことがないほうがいいですねぇ。
私の「劣化」したのが、同じタイプでした。
横と底の接続部分が切れました。
とりあえず、これでも劣化していなければ、
無事使えるということですよね。
私も二回くらいしか使っていませんが、
特別歩きにくくていやだというのはありませんでした。
ただ、かっこ悪いなあ、なんて思ってましたねぇ。