ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

また連休ですね。

2012-10-07 15:16:22 | 着物・古布

 

やっと涼しくもなりましたし、この連休は「行楽日和」ですね。

お出かけの予定もない我が家では、ほんとの「お休み日」で、洗濯もせずダラリンコンの日です。

やらなきゃならないことは、たーくさんあるんですがねぇ。

 

で、モタモタと動き出しまして、防虫剤交換のお召の着物、これは何するつもりもなくただ保管しているもの。

なにしろ「お召」のこういうタイプの着物はもう作られていませんから。

まだご紹介していないのはこちら。今古着として出ているお召は、トップ写真のように赤系が多いのですが

これは紺系、しかも柄があまり見ない「巻物柄」。

 

                

    

巻物の中は、景色柄でこちらは「柴垣とお屋敷」、赤いのは橘の花。

 

     

 

もうひとつは遠いお山に手前は木立、下の左に止まっているのは御所車。

こういうグリーンが使われているのも珍しいです。御所車の主は「森林浴」にきたんですかねぇ。

 

     

 

帯は合わせてクラシックな昼夜帯をひっぱり出しました。やっぱり雰囲気は合いますね。

裏はピンクのかわいい帯です。

 

        

 

柄もきれいで、刺繍なんかも丁寧で、ほんとに素敵なんですがもう色がさめさめ…

たたんであるところがこんなです。

 

     

        

つくづく、昔の方が派手だった…と思います。

といいますか、昔って年齢的にはっきり分かれていたんですね。

江戸時代などは20で年増、30すぎたら大年増…私なんかはもう妖怪ですかね。

嫁に行ったらもうジミで当たり前だったわけです。時代とともに、その観念も変わりました。

まだまだある程度の年齢になるとスコーンとジミになる、という風潮は残っていますが、

かつての「若いものは色も派手なら柄も大きい」…これが少しずつ、

柄が大きくても色が地味ならまだもう少し…なんてね、変わってきたわけです。

今でも着物は、洋服より色的には年齢による別、というのはあります。

私も割と気にしない方ではありますが、まっかっかの着物はやっぱり抵抗があります。

ただし、色柄気に入れば、着ちゃうほうですけれど。これなんか着たいですね。

弱りが来ているので無理かと思いますが。

 

今日は朝のうちは小雨がかなかやまず、やっとやんでもまだ降りそうなどんより…。

洗濯も諦めてましたが、午後からは日が差しました。

明日お天気になったら、まだやり残しているタオルケットの洗濯でーす。 


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2 コメント

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すっごい (アゲハ)
2012-10-12 11:05:42
繊細で素敵な柄向き!

赤い橘がきいてますよね。
橘の模様って大好き。

私、最近リサイクル屋さんで古~い小紋を買いました。
小紋らしくなくて、線描の楓の柄の配置がメリハリが利いてて気に入ったんですが、地色が....一週間くらいほったらかしにした漉し餡みたいで、しかもクタクタ。
流石に外出には不向きと断定しました。

でも、折角着物として在るんだから、家で着てやろうと思っています。
縮緬なんですけど、擦り切れるまで着倒すつもりデス。


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Unknown (とんぼ)
2012-10-12 21:31:50
アゲハ様

ちりめんは柔らかくて暖かいですが、
メンテをちゃんとしてあげてくださいね。
家では幅出しができませんから、
お店で頼んでください。
大事にしてあげてくださいね。
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