やっと涼しくもなりましたし、この連休は「行楽日和」ですね。
お出かけの予定もない我が家では、ほんとの「お休み日」で、洗濯もせずダラリンコンの日です。
やらなきゃならないことは、たーくさんあるんですがねぇ。
で、モタモタと動き出しまして、防虫剤交換のお召の着物、これは何するつもりもなくただ保管しているもの。
なにしろ「お召」のこういうタイプの着物はもう作られていませんから。
まだご紹介していないのはこちら。今古着として出ているお召は、トップ写真のように赤系が多いのですが
これは紺系、しかも柄があまり見ない「巻物柄」。
巻物の中は、景色柄でこちらは「柴垣とお屋敷」、赤いのは橘の花。
もうひとつは遠いお山に手前は木立、下の左に止まっているのは御所車。
こういうグリーンが使われているのも珍しいです。御所車の主は「森林浴」にきたんですかねぇ。
帯は合わせてクラシックな昼夜帯をひっぱり出しました。やっぱり雰囲気は合いますね。
裏はピンクのかわいい帯です。
柄もきれいで、刺繍なんかも丁寧で、ほんとに素敵なんですがもう色がさめさめ…
たたんであるところがこんなです。
つくづく、昔の方が派手だった…と思います。
といいますか、昔って年齢的にはっきり分かれていたんですね。
江戸時代などは20で年増、30すぎたら大年増…私なんかはもう妖怪ですかね。
嫁に行ったらもうジミで当たり前だったわけです。時代とともに、その観念も変わりました。
まだまだある程度の年齢になるとスコーンとジミになる、という風潮は残っていますが、
かつての「若いものは色も派手なら柄も大きい」…これが少しずつ、
柄が大きくても色が地味ならまだもう少し…なんてね、変わってきたわけです。
今でも着物は、洋服より色的には年齢による別、というのはあります。
私も割と気にしない方ではありますが、まっかっかの着物はやっぱり抵抗があります。
ただし、色柄気に入れば、着ちゃうほうですけれど。これなんか着たいですね。
弱りが来ているので無理かと思いますが。
今日は朝のうちは小雨がかなかやまず、やっとやんでもまだ降りそうなどんより…。
洗濯も諦めてましたが、午後からは日が差しました。
明日お天気になったら、まだやり残しているタオルケットの洗濯でーす。
ちりめんは柔らかくて暖かいですが、
メンテをちゃんとしてあげてくださいね。
家では幅出しができませんから、
お店で頼んでください。
大事にしてあげてくださいね。
赤い橘がきいてますよね。
橘の模様って大好き。
私、最近リサイクル屋さんで古~い小紋を買いました。
小紋らしくなくて、線描の楓の柄の配置がメリハリが利いてて気に入ったんですが、地色が....一週間くらいほったらかしにした漉し餡みたいで、しかもクタクタ。
流石に外出には不向きと断定しました。
でも、折角着物として在るんだから、家で着てやろうと思っています。
縮緬なんですけど、擦り切れるまで着倒すつもりデス。