
またしばらくオサボリ状態でした。すみません。
ウールの着物は普段着物、おうち着物として重宝でしたから、
母の時代にもご近所のおばちゃんおばぁちゃんも、みなさん着ていました。
私の「大人着物」の最初もウールでしたっけ。
最近、たて続けにたくさんの着物をお譲りいただきまして、中にウールの着物もたくさんありました。
ウールをいただいて、まず祈る気持ちで広げるのは「虫さんのごはんになっていませんように」です。
まぁ小さいポツリくらいだと、場所によっては目立たないから何とかなるかしら…なんですけど、
袖の真ん中だの身頃の胸アタリだのになると、涙にくれるとんぼです。(オーバーな…)
今回のウールでとくに惜しかったのはトップ写真の着物でした。子供用。7歳くらいかなぁ。
ピンクの矢絣のアンサンブル。たたんであったときは「わっ、かわいい!誰か着てくれるかしら」と、
ウキウキで広げたら…虫さんの穴のまえに「特大のシミの大群」…。
着物も羽織も両方、胸から衿のあたりに集中的にありました。食べ物ジミがほとんどかと思いますが、
なんでこんなところに…と思うような外れた場所にも。しかもシミが重なっとるし。
結局このまま洗ってもアンサンブルとしては使用不可、と判断しました。
それならカット売りしかありません。まずは糸の始末をして洗ってアイロンですね。
かわいい柄なので、今の時代ほかの生地と合わせて子供さんのミニバッグとか風呂敷
エコバッグにもいいかもしれません。最も水分多いのは入れられませんが…。
こちらも昔懐かしいウールのアンサンブル。こちらは大人サイズです。
ありましたねぇこういう柄。ティーンエイジャー向き、こういうアンサンブルを着て、
初詣に行く娘さんを、よく見かけたものです。紺に絣柄のアンサンブルも多かったですね。
こちらもおそるおそるで開きました、うれしいことに「虫さん穴」も「シミ」もナシ!
よっしゃと思ったとき、羽織の袖になにやらポツリンポツリン、
よくよく見れば手のひらより大きい…カビでした。あぁぁぁぁという叫び声は、
もしかしたら玄関の外を歩いていた人にきこえたかもしれません。
袖の一か所だけなのにぃ~。これはたぶんクリーニングで取れると思うのですが。
カビの跡がシミになっていたらアウトですー。
いずれも「しまいっぱなし」の悲劇ですね。
ずいぶん地味なもの、ずっしり厚手で重いもの、あっさり涼し気な柄のもの、
いろいろ積み上げてチェック中です。
ウールは洋服へのリフォームの素材としても使いやすいと思われますので、
とりあえずは着ることより和洋どちらもの「リフォーム素材」めざして、揃える予定です。
それにしても…今週はずっと曇りか雨。きっと梅雨が早いのでしょうね。
除湿剤を買い込まねば…。
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