これがまたやっかいで…。
今日はまず「喪服」について。
これまたよそ様の記事で、やはり「本人はわかっていても、人の目が」…ということ。
私なんぞは図々しいですから、人が着ていなかろうと「喪服・色喪服」は着ます。
まあ遠いとか天気が…の別はありますが。
今の時代、洋装が主流になったら、お通夜も告別式も「黒」になっていますから、
例えば遺族親族ではないので、色喪か略装でいこうとしても、着物だというだけで目立ってしまう…。
どちらのサイトでしたか、親族でもないのに黒喪服を着ていると、個人との仲を疑われる…こともあるらしい…
昼ドラの世界ですか…。確かに、身内でない場合は、よほど近しいお付き合いや、師匠筋とか以外は、
色喪でとどめておくほうがよいとは思いますが…。
とりあえず、しきたりだの決まりごとだのは、変わっていくことも仕方のないことだと思いますが、
間違っていないことを、着物だというだけでとやかく言われるのは悲しいですね。
かといって、例えば近隣で商いなどをなさっていたりすれば、あそこの奥さんたらさぁ…と、
言われなくてもいいことを言われて、商いに差し支えるのもまずいでしょう。
母の葬儀のときに、紫の色喪できてくれたのは、長年、母とおつきあいのあった呉服屋さんでしたが、
あとで「あの着物着たヒトだれ?」と身内にきかれ、呉服屋さんだと答えると、
「ああ、だから着物なんだ」…呉服屋さんでなきゃ着物はいかんのかね。わたしゃ喪服だったんだけど。
なんだかこう、じれったいと言いますか、留袖なども「相手のお母さんが洋装だというので…」。
着物も洋服も「着るものだ」と思うのです。
どれも「礼装」として通用するものなら、相手が洋装だからと、
それに合わせなくても、べつにいいんじゃないかとは思うのですが
それもまた相手のあること、そのときそのときで気遣いは変わりますから、簡単には言い切れませんよね。
着物が少ないばっかりに、特別なものでもないのに特別視されてしまう。
これはもうひたすら「着物人口」を増やすしかないわけですね。
いつも何かと着物だったり、着物に携わる仕事をしていたりすると「あぁあの人はいつも着物だから」といわれる、
この際、それもまた便利につかわせていただいて、私はこれからも必要な礼装は着物で、と思っています。
当面はなさそうなのですが…あ…色喪の着物、前巾直さないと…。
まずはこの「樽々ぼでー」の修正から実行に移せってば。(ムリ…)
黒紋付の羽織で…というあの頃みたい
にならないかなとつい思ってしまいます。
着物なら体形が変わっても多少は融通が
つきますけど、洋服はホント困ります。
実は、その「喪服」の記事の当事者で、「あの人、だれ?」といわれる呉服屋です(笑)
呉服屋という立場上、皆さんのブログを拝見してもコメントを入れるのは差し控えたいと考えております。
それなのに、今日コメントさせていただきましたのは、昨日の「当世着物事情」の続きかと、思ったら思いがけず私の記事に関連したお話だったのと・・・
実は、昨日の記事を読ませていただいて、胸がすく思いで、思わずコメントさせていただきたいと思っていたのです。
なかなか呉服屋の立場からは発言できない事、ありがとうございます。
まさに「着物人口を増やしたい」と努力しているのに、一方で着物など二度と見たくないと思わせるような同業者(と思いたくないですが)がいる事、悲しくまた怒りを感じます。
とんぼさんのおっしゃるとおり、上手に呉服屋を選んでいただきたいと思いますし、選んでいただける店にならなくてはいけないと思います。
自分の書いたことに、皆さんが関心を持ってくださり、たいへんな責任も感じ、昨日は思い悩んでおりました。
また、お話を参考にさせていただきます。
日本では洋服だとみんな黒ですから、着物のことを知らない人からすると色喪服は黒でなくていいの?となるし、着物のことを知っている人からすると黒を着ていたら親族じゃないようなのに?となってしまう…。
昨年、大学の恩師の葬儀で、親族席でないところで(小さなお寺だったのでお庭でした)黒五つ紋の女性がおられて、??と思ったものです。
長時間立っていたりすることを考えると、ハイヒールより草履がいいなあと思うのですが、喪は一度きりのことで失礼と思われることがあってはいけないので、ついつい洋服で済ませてしまうことになります。
そういえば、昨日の記事の関連ですが、紅下の黒の着物だと古くなると赤味が出てきますが、藍下だとあまり変わったのを見かけませんね。
どちらも古着屋さんで見ただけですが。
親族以外は黒ではないとは知りませんでした、お恥ずかしい。
ふた昔ほど前に友人の御父様がお亡くなりになりお葬式に参列しました。
その時は全く着物には興味がなく、でも印象深かったので憶えているのですが
友人(お嫁にいっています)は真っ白の着物でした。多分帯も全部白かったと思うのですがはっきりとは憶えていません。
でも、とてもきれいでした。白い喪服もあるのだなあとおもいました。
母も叔父たちもわかっているし、まだ聞いてくれれば説明できますが、「知人」くらいだと難しいですね。黒喪服は遺族だけということだけは、なんとなくみんな感じるみたいで。
でも、もう少し年をとったら年寄りだからということできもので許してもらおうと思います。
お葬式って、暑い時寒い時が多いし、冬や、夏も葬祭場だと冷房が強いので、きもののほうが身体を守れますから。パンプスが疲れるのももちろんですが。
私などは、洋装のブラックフォーマルで肘の出るワンピースとか、爪先の出るオープントゥパンプスの若い人のほうが、びっくりしてしまいますが、もう感覚が古いのでしょうね。
大事な文化を業界自身で破壊しているってことですよね?
このまえ、花見にいったら、咄家さんですか?って言われました、
冠婚葬祭は地域性が強いから何とも言えないところがあるけど、業界が着る機会を奪ってるのではと思っておりやす
気楽にきましょうよ、
家族葬 という内々の葬儀だったのですが
年齢順となると 次は旦那様で その次は私
そうなると着る機会が無い可能性があるので
この先の法事は暫くは黒喪服の様ですが
三回忌あたりから 色喪服にしようと思っています。
一周忌は・・・流石に黒喪服・・・でしょうかね。
皆が集まって お墓参り&食事会程度なら 色喪服もありかしら・・・
ご近所では着物好きで通っているらしいし、
ご近所の葬儀には、色無地(または地味な小紋)に黒い羽織で重宝しています。
黒い上半身が周りの黒い喪服と違和感がないし
多少の色が親族ではないことを表すと思うからです。
ただし、親族でない夫の親戚の時は、
悩んだ末、洋服にしました。
喪服に紋付き羽織を着れば良かったのかとか、
ま、夫の希望を優先したので後悔はないですけど。
人のうわさの入らない街では気になりませんが、
口さがない人の多いところでは
色々と気兼ねが多いことでしょうね。
着物人口を増やそうという意気で頑張っています。
最近、人から云われたことで気になることがあり、調べてもよくわからないので、場違いかとは思いますが質問させてください。
友人の結婚20周年の会で、私は受付を担当しており、総柄の小紋に紋付の羽織を着て出席しました。
会場は友人が懇意にしている食堂で食事はお弁当、がちがちのフォーマルではありません。
会が終わった翌日その友人から、会場にいた着付けの先生が言ってたけれども、やわらかものに合わせた羽織は室内では脱ぐものなんだって、と云われました。
私は紋付の羽織は着物の格を上げるもの、と思っていました。それに、やわらかものは駄目で紬はOK、というのも何故なのかわかりません。
やわらかもの、といっても訪問着に羽織は合わせませんし、小紋か色無地ということだと思うのですが。
自分の好きに着ればいいのはもちろんなのですが、恥ずかしながら私は呉服関係の仕事をしておりまして、着物のルールについては知っておきたいのです。
なぜそれは良くてなぜそれは駄目なのか、表面的なことではなく、ルールの来た道についてアドバイスしていただけると嬉しいです。
私が考えたのは、帯付が正式な姿だから? というものなのですが。
長文すみません。
よろしくお願いします。
そうなんですよ、しっかり持ってきた黒紋付の羽織、
まったく出番がありません。
洋装はほんとに不経済で、母のときに取り急ぎで買ったものも、
下はともかく上が合わなくて、結局ボツです。
困りますよねぇ。