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本日は涼しげに・・・と・ん・ぼ・・すいすいと・・。
同じ「とんぼ」でも、書いてる方の「とんぼ」は最近体が「重たくて」
とんでもほばーりんぐしても、ずずずーっと落ちていきそうですが・・。
夏ちりめん、ごく薄くて軽くて飛べそう(こだわっとる・・)です。
おとといの「青」よりやや濃いめですが、少し明るみがあります。
別々に離してみると同じように見えるのですが、並べてみるとびみょーに違う。
色と言うものはフシギなものです。
訪問着、背中に縫い取り紋がひとつ、なので、裾にぐるりと柄があります。
裾は一回り白く残してあり、そこに緑の濃淡であっさりと線だけの草の葉、
群れ飛ぶとんぼは赤いのと白いのと・・。
このとんぼ、そばで見るとけっこうリアル。
こんな感じです。下は「休憩とんぼ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/a4/caff408a819dbc5d14be1084fda76fdb.jpg)
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慎重にじっくり描いた・・というより、筆に絵の具をつけて
スケッチするようにさささっと描いてある感じなんですが、
ほんとに飛んでいきそうです。
普通、訪問着だと裾がこれだけグルリと描いてあれば、
あとは肩先とか袖に、柄をちょっと飛ばすくらいだと思うのですが、
実は、こんなに飛んでます。下は「前」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/05/96b520e139e97eb4675f305a56fbe990.jpg)
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まぁ飛んでるわ飛んでるわ・・まるで秋の野原にいるようです。
では裾もひとまわり・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/9c/e1741c18422f3101ed998dffd949ada0.jpg)
思わず数えたかた、お疲れ様です、正解は23匹です。
青が少し薄く写っていまして、もう少し濃い青です。
訪問着・・ということでしたが、少し特殊な気がします。
ただ、昔は祝い着は結構ハデ目でしたから、アリかなーとも思うのですが、
粋な感じもしますし・・ちょっと悩むところです。
下の白いところ、実際には真っ白ではなくベージュがかっています。
元々真っ白ではなく、少しクリームがかった色だったようですが、
更に経年のくすみで、残念ながらちょっと薄汚れて見えてしまいます。
わずかですがシミよごれもあります。
一度洗いに出したら、サッパリするのではと思っています。
これは「とんぼ」としては着たいところですが、着マケしそうです。
とんぼは古来より「秋津」と呼ばれて親しまれてきました。
「秋津」と言うのは「日本」を指す言葉でもありました。
神話の時代までさかのぼりますが、神武天皇が、
日本のことを「秋津のようだ」といったことが始まりだそうですが、
今の日本地図を広げてみても・・とんぼにゃ見えないんですけどねぇ。
とにかく、日本には昔からいた昆虫でしたから、親しまれたわけです。
また、とんぼと言うのは飛びながらエサをとります。
足は歩くのには適していないようで、どこかにとまってエサのくるのを待っている
なんていう悠長なことはしないようです。攻撃的なんですね。
そんなふうに攻撃的でしかも「後退」しない、前へ前へと突き進み、
害虫(獲物)を襲って捕える、というところから武士に好まれ
「勝ち虫」とも言われました。兜や鎧の飾りなどにも多く使われたそうです。
とんぼ玉と言うのは、さまざまな色ガラスの玉を
とんぼの「複眼」に見立てて名づけたのだそうです。
昆虫は複眼が多いのですが、とんぼは特に目が大きく絵になる素材?
かの仮面ライダーの中にも、とんぼが元になっているものがありますね。
とんぼの複眼は10000個以上、エサをとる、或いは交尾の相手を探すのに、
特に視覚を重要とするものが複眼が多いのだそうです。
仮面ライダーがコンタクトレンズを作るとしたら、たいへんだろうなぁ・・
装着してるうちにやられちゃうだろうし・・・。(アホ・・)
今日で6月も終わり、梅雨も終盤戦にはいるわけで、
大雨がこちらにもくるかもしれません。
夏はもうすぐそこ。とんぼの飛ぶ姿もめっきり見なくなりましたが、
今年はどこかで出会いたいものです。
この着物を着て歩いたら、仲間だと思って寄ってきてくれるかも??
「着る人」がねぇ・・ちびでぶとんほでは・・
着物がかわいそーで・・。
白の絽綴、絽綴れの上に色を挿したん、きりりと紗献上、濃い目の色にすっきりした柄の紗、羅に唐織などなどいろいろ楽しめそうですねえ。ゴージャスう(溜息~)。
どーっとよってこられた、ちとこわいですねぇ。
とんぼは好きですが、ちょっとでいいですー。
陽花様
実際着てみると、後姿、すごいです。
もしかしたら「踊り」に使われたかなと・・
だって近くで見るとこわいですー。
ぶりねぇ様
白地に黒の献上を「柳」に結んで・・って、
どうしても芸者さん系に走ってしまいます。
発想の貧困?
蜆子様
扇子は私の手持ちの中で合うのは「とんぼ」?!
今日はものすごく蒸し暑かったので、
ふと「着物」と思って思わず身震いしました。
見る方々には涼しさをご提供して、
本人はのぼせてぶっ倒れます・・。
夏の着物、人をして涼しくさせる、着ている人はやせ我慢、
こうなりゃ徹底的に涼しげ路線で、
帯は白がいいのですね。白の絽つづれ、帯締め、帯揚げは絽目もしっかりと、絽縮緬の風呂敷の中は、水菓子、扇子はなんの柄がいいでしょう。
日傘はくっきりと黒のレース?白?
草履はパナマ、
頑張って耐えてみますか?
ステキですね♪
白地の帯を締めれば、背や上前の白いトンボが
それほど、うるさくないのでは~と思いました♪
この着物、裾の柄だけだったらいいのに・・・
なんて思いながら見ていました。
涼しげでいい色なのに、せめて上の方は
小さなとんぼを2~3匹位が、なんて勝手な
こと思ってしまいました。やはり人の好みは
様々ですものね。