お日様が照ってくれると、日差しはまだちょっと強さを感じるほどの暖かさ。
ここしばらく、雨模様だの曇りだったりでしたから、朝からずっとは久しぶり。
なので、今日は「解き日和」。
あの「粋な太い縞」です。
解いてみたらば、袖のはじっこにありました「足利」の名前。
だいぶ弱っていると思ったのですが、そうではなくて、ただ薄いだけ。
元々織りキズ織りムラも多くありましたので、銘仙の中でも、レベルは下のほう…
というより、時代的にいいものができない時代になっていたのかもです。
薄いですし、部分的な痛みはありましたが、本体は無事。
ちょっと日が当たって赤いですが、はじっこに細かいシワがついてしまって…こりゃアイロンですな。
着物にするにはちょっと薄さが気になります。おまけに丈が足りないし…。
これ、半天にいいかなと思っています。
綿入れではないほうの。少し長めにしてもらって、黒衿で…。
これからの季節、朝起きてしばらくの間ひっかけるのに、いいんじゃないかと思うんです。
冬のものとしては、母が縫ってくれた、袷であったかい引っ張りと、綿の入ったおなじみのひっぱり。
これがあれば、ごみ捨てに出るのも問題ないのですが、部屋で着るにはちと暖かすぎる…。
で、半天なら前があいてますし、脱ぎ着もらくですよね。
なので…半天に決定。
全部洗うつもりが、そうはいきませんでした。
一昨日の訪問着、着物の丈がちと長いのと、脇の部分の出っ張り…実際には見るとなんでもないのですが、
着物の素材そのものの「落ち」が強いようで、身にまとうと丈が伸びます。
衿の先も腰紐にまったくかかりません。
呉服屋さんに電話したら、見に行く…とのことで、洗い張りは、身頃一枚で終わってしまいました。
いつも玄関の前で解くのですが、今日は自治会に出すダンボールなどが置いてあったので、
玄関前のスロープのカーブにピクニックシートを敷き、ヒザをついていつものスタイルでやっていました。
でもお日様ぽかぽかだし、と、ちゃんと座って…と、履物脱いで、シートに座ったとたんに、
シートがズリッズリッ…なんせスロープのはじまりのところで、傾いているもんですから。
そのままズズーッとすべりおちそうになり、慌てておりました。魔法のじゅうたんじゃないんだから…。
もう少し上に上げてやり直しましたが、座るとやっぱりズリリズリリと始まります。
「動くでないっ!っと、ヒザで押さえ、急に拭いてきた風に、解き終わった共衿がふわりんこん…で、
これもハッシと掴みとり…そんなことしてたら、解くところを間違えて、あれっこれどこ解いたんだっけ?
あげくに、途中でポケットからハンカチ出してちょっとカオをぬぐおうとしたら、
ハンカチと思ったのは、さっき、部屋の出口にポロリと落ちていた錦紗のハギレだし…。
なんだか久しぶりにやったら、ボケばかりでした。
明日は夕方から下り坂だというので、明日の昼間に全部終わらせたいと思っています。
私も家にいる時は綿入れおでんちが
手放せません。
着物でも洋服でも、半天は引っ掛けられますしね。
この縞、着物として着たかったけれど、
その分半天でね夢を半分かなえたい…です。
寒くなってきましたね。
モコモコしたくないと思いつつ、やっぱり着てます。
暖かくて良いですよね。
ですが 私にとって すでに
懐かしい響きですね という状態でございます。
我が家にはありませんが 母の所にあるかしら。
整理の時に 捨てられてしまったかな。
どてら? かいまき? は
あった様な・・・
ぜひ、お探しくださいまし。
最近は暖かいので、昔のような綿モコモコのは、
用がなくなってきました。
薄手で十分。あら、肉綿のせいかしら。