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とんぼもついにここまできたか…ではありませんよぉ。
実はカツラはカツラでも「ミニ・カツラ」です。
ずいぶん前からさがしていたのですが、だいたいは一個売りしかなく、状態もねぇ…が多くて。
今回11個まとめて出ましたので、落札しました。ダブっている髪型もあるのですが、
それでも一個ずつの価格を考えれば「お買い得」でした。
大きいのは4個、1個はこんなにミニです。更にミニサイズのは一回り小さいです。
ご紹介を全部一度にはちょっと…なので、とりあえず「みっつ」。
両脇が前側、真ん中は後姿です。
トップ写真は左がわのもの、後ろにしっぽのように髪を細く平らにぴょーんと伸ばすのが特徴です。
これは「お染」という髪型で、あの「お染久松」の舞台で使われたもの。つまり若い娘さんの髪型です。
真ん中はちょっと下層級の中年女性の髪形。下層という割りにはゴーカなかんざしですが。
そしてこちらが、成人式にも大人気の…ちゃうちゃう…一部で騒がれている「おいらん」のよく見る髪形。
一番有名な「立兵庫」です。
華やかですけどねぇ…これで結婚式は…はっはっはです。
江戸時代、髪型はいろんなものが考え出され、それがまたアレンジされたり、
更には江戸と京大阪では、また少し違ったりして…数え切れないほどの髪型が作り出されました。
今回入手のカツラは、スタンダードなものばかりです。
下の生地などがもう古びてボロってますし、しっかりとめつけてあるようで、すぐにははずれません。
一度ホコリもちゃんと払いたいし、ちょっとゆがんだりも、手直しできるかどうか見てみます。
いずれ全部ご紹介したいですね。
こんな髪を結った人がぞろぞろ歩いていたであろう江戸の町に、ちっとタイムスリップしてみたい気分です。
いつも勉強させていただいてます。
お写真のようなミニチュアを「櫛かんざし美術館」でたくさん見ました。
平面の絵と違って、立体は360度で見れるのでいいですよね。
手にとってマジマジと見てみたいっと
思ったことを覚えています。
これも髪のツヤがあって、パーツの状態もいいですね。
日本髪と言えば、実物を見たことがないので
いつも「どうやってるのかな?」と不思議に思っています。
今だったら丸髷を結ってみたいですが、
それにしても構造のわかるものが見てみたいものです。
…残念なような。
佐藤愛子さんみたいに還暦記念花魁も見たかったような。
立体になると、すばらしさがまたひときわですね。
その世代の顔のつくりと階級に合うように、かつ美しくですから
洗練されていたのだろうなと思います。
ひとごとながら、保管場所心配しております。(;^_^A アセアセ・・・
いつまでも状態よく維持できますように。
花魁の髪型って、髪を下に垂らす者もあったんですね。なんとなく八百屋お七を思い出すような、、、
下層の中年女性の髪形、なんか真似したくなりました笑
現代では結婚式のお呼ばれでも浮きそうですが(;´∀`)
歌舞伎でお歯黒を塗った既婚女性がこんな髪型だったような気がします。
歌舞伎の既婚女性は、繭も無くてお歯黒だから、正直「おばあさん?」って思ってしまいます^^;
昔の30とかってお婆さんだったんでしょうしね。
思います。それにしても、小さい物ほど
作るのが大変でしょうに・・・
昔の人はよくこんなに手間の掛かる髪型を
していたものだと感心します。
今なら髪を結ってもらっても、Uピンが
刺さるだけでかゆくて我慢できないかも・・・
日本人の器用さ、凝り性ぶりが存分に発揮されてますよねぇ。
これは、このままの飾り置物なんでしょうか?
「櫛かんざし美術館」行ってみたいと思っています。
少し解けかかっているものもあるのですが、
なんとか手直しできるといいんですが。
髪の結い方の図はなかなか分かりやすいものがありません。
ポーラ文化研究所というところから、DVDが出ています。
私は少なくとも結える人がまだいた時代に
新日本髪を結ってもらいましたから、
なんとなくわかるんですけれど、
髪の終わり部分を隠す…というのが「ワザ」なんですね。
結える人が少なくなっていて残念です。
ほんとはやりたいっ!です。
「ショートかとが考えられない時代ですから、
ほんとにあれこれ考えられていますね。
ケース、ありますから大丈夫ですよ!
耳下に髪をたらすのは、ちょっとイレギュラーだと
思っているんです。実際にはなかったのではないかと。
時代劇のお姫様でも耳の下にたらしていますでしょ。
あの場合は平安時代の「切り下げ」を模したものだと思うのですが、
いわゆる下層階級や一般人ではあの下げ髪はほとんどありません。
あの切り下げも、耳の脇部分を出すものと、
前髪を束ねたあと、先を二つにわけて、
髷の下を通して提げるものとあります。
この場合は「いたずら」なんて呼び方もします。
お芝居などの鬘の場合は、年齢とか役どころの強調で
使われるのではないかと思います。
30で「おばあさん」はかわいそうですね。
16~18才くらいで結婚していたころは、
20才を越えて少しが「年増」、
20代後半までくらいが「中年増」、
30くらいだと「大年増」です。
この言い方も微妙にいろいろな説がありますが…。
逆に今の私なら、しっかり「大オバアサン」です。
当時の60なら「ひ孫」いてもちっともおかしくありませんから。
今の時代でよかったぁ…。
ほんとに日本人って器用ですよねぇ。
小さいかんざしまでちゃんとできてますし。
私新日本髪、何度も結ってますが、
毎回あの「毛たぼ」が痒くて痒くて…。
ほんとにかんざしでガシガシ掻いてましたよ。
それにしても、あのUピンって、
どうしてあんなに痒いんでしょう。
私も大の苦手です。
もう少し色褪せなどがないといいんですが…。
それでもゼータクいえませんね。
これは昔京都で、お土産にも売ってたんですけどねぇ。
飾りもの、名のだと思います。
まぁ美容師で日本髪を結う人にとっては、
「見本材料」としても使えますでしょうね。
ちなみに台の裏に価格が書いてありまして、
あの「花魁サマ」のは昭和52年の日付で、
6000円…。30年前ですからねぇ。
今なら倍くらいでしょうか。