ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

雨の一日ハギレと遊ぶ??

2011-04-23 18:42:23 | 着物・古布

 

といっても降りっぱなしではなく、突然土砂降り、合間に小雨、ときどき普通…なんなんだ…。

風も時々強く吹くので、春の「小嵐」という感じの一日でした。

木の芽どき…といいますが、なんとなーくやる気のしない日…でもハギレや着物を触るのはべつ~。

鬼しぼちりめんのきれいなはぎれは、以前から一箱にはいっているのですが、

錦紗のはぎれや羽裏もちょっと混じっているので、ちまちまと分け分け…。

羽裏といっても、もう着分ないものとあるものと一緒になってるし…。

というわけで、肩裏分しかないけれど、なんてのを出そうと思ったら…

まともに肩裏分なんとかなりそうなのは…そんなにないじゃないかぁ…!

とりあえず、なんか当たり前だけど、今はない…という柄、

 

今の感覚だと「ハデェ」と思うかもしれませんが、ちょっと昔は地味な羽織の裏に、こんなのつけてました。

私でも使います。実物はもう少しピンクっぽいかな。

これはけっこう量はあるのですが、汚れがあったりするので、いいとこ取りで、なんとかなるかな…のものです。

 

        

 

見えないところですから、というより、元々羽織は「脱がないもの」「脱がなくていいもの」ですから、

華やかにした方が、気分的にウキウキするんですよ。これほんと。

 

これはちとピンクが強いですから…といいつつ、けっこう表地にあわせて、ワタシでも使っちゃうかも…。

実際には、やはり娘さん向き。これはまだそんなに状態悪くないので、

いっそ女の子の帯にでもしたらかわいいですね。もちろん「大人のうそつきの袖」でもいけます。

 

        

 

こちらはなんとか肩裏分だけは確保できるもの。袖裏は羽二重か、無地を使っていただくようになります。

いきいきしていてステキなのと「木目柄」が好きですー。

 

      

 

こちらは真っ赤だけど、柄も小さいし、残念ながら今残っている分はヒケがひどくて使えません。

とりあえず黒地のバッグを作ったら裏にいいかなと思っています。

 

      

 

これはもうほんとにハギレ、片袖分しかない…おもしろい柄なのに~~。

 

         

 

なんてこう、あれもこれも中途半端なんだ!…と、よくよく考えたら、もともと小物を作っていたので、

羽裏分なくてもバッグの中袋とか、そういう使い方をすればいい…と、とっておいたものでした。

いい柄だと、つい羽織に…と考える…これを欲ボケといいます。

 

では本日のおまけ、再出モノですが、これはざらざらのちりめんハギレ。

「日本経済、がんばろう柄?」むっか~~しの「国債」と「紙幣」の柄、これはもう片袖分もナシ。

 

        

 

こちらは「自粛なんぞ吹き飛ばせ柄」…そぉれ、ドンチャンドンチャン…!?(やりすぎ…)

 

   

 

トップ写真のごとく、お気に入りで使うに使えないちりめんがいろいろありますが、

もう少し時間ができたら、写真にとって整理したいですねぇ。

と、思うだけは年がら年中思っている私です。

 


コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あらら | トップ | おもしろいけど疲れる本 »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わかります (陽花)
2011-04-23 22:04:58
この柄はあれにして、これは・・・と
考えてもすぐに形にならない内に、時間
だけが過ぎて行くんですよね。
私も桜の季節までに、縫うつもりの着物
手つかずです。
返信する
Unknown (りのりの)
2011-04-24 00:31:37
一番最初の縮緬の山の写真見てよだれが垂れました。宝の山や~~~ん

それにしてもいろんなおもしろい柄の宝・・・もとい!布をたくさんお持ちでうらやましいです
返信する
Unknown (古布遊び)
2011-04-24 07:46:13
うわあ~ 面白い柄がいっぱいですね!
国債まで柄にしてしまう昔の人の感覚には本当にびっくり。。。
どんちゃん騒ぎもいいなあ~~
自粛ムード吹っ飛ばせ!!!かな?
返信する
あれは... (akkomam)
2011-04-24 08:41:01
最初の写真で目がとまりました。
すべて錦紗なのでしょうか。

大きな葉のような模様が気になっています。
玉手箱のようにいろいろな模様がみえて
片付けるのも楽しそうです。

肩裏、羽裏の模様にはその方の趣味などが
垣間見えて想像するのも面白いですね。
とんぼさんはいろいろな世界を和服を
通して遊んでいらっしゃるように
お見受けします。
返信する
うわー (穴熊の女房)
2011-04-24 17:30:15
素敵な 布達。涎をたらしながら拝見しています。
素敵に 変身させてください。
眺めているだけで 楽しいですよね。
返信する
Unknown (とんぼ)
2011-04-24 22:59:29
陽花様

こうして布を見ている時間で作ったら、
30個くらいできそうなほど、ながめるだけ…が
続いています。
それでもシアワセ、なんですよね。
返信する
Unknown (とんぼ)
2011-04-24 23:01:21
りのりの様

じゅばんのままのものもまだあるのです。
もうじゅばんとしてはダメージの多いものなので、
いずれそれも解いて…と、いつもどおり
頭の中ではもう100回くらい解いてますー。
こういう色柄が、ナゼ今ありませんかねぇ。
返信する
Unknown (とんぼ)
2011-04-24 23:03:50
古布遊び様

最初はただキレイな花柄…が多かったのですが
だんだん「ヘンな柄」がおもしろくなって、
小判柄だの野菜柄だの…。
集めてみると、おもしろいものです。
「どんちゃん騒ぎ」いいでしょう。
もうひとつ「若衆のラインダンス」もあります。
自粛なんかぶっとばせーです。
返信する
Unknown (とんぼ)
2011-04-24 23:08:22
akkomam様

最初の写真の「山」は、ほとんど鬼しぼちりめんです。
錦紗もあるのですが、時代でしょうか、華やかな柄ばかりで、
面白みという点では鬼しぼにかなわない気がします。

和服は奥が深いと、よく思います。
着物だけで暮らしていた時代、
カタチの変わらない着物では、色柄の世界がすべてであり、
あらゆるものや思いが盛り込まれたのだと思います。
みているだけで楽しい世界です。
返信する
Unknown (とんぼ)
2011-04-24 23:32:55
穴熊の女房様

アクセサリーなら身につけることもあるでしょうが、
布となると形にしなければ、ただもう見て触っているだけ。
それでもシアワセな気分になるんですから、
フシギな魅力ですね。
返信する

コメントを投稿

着物・古布」カテゴリの最新記事