といっても降りっぱなしではなく、突然土砂降り、合間に小雨、ときどき普通…なんなんだ…。
風も時々強く吹くので、春の「小嵐」という感じの一日でした。
木の芽どき…といいますが、なんとなーくやる気のしない日…でもハギレや着物を触るのはべつ~。
鬼しぼちりめんのきれいなはぎれは、以前から一箱にはいっているのですが、
錦紗のはぎれや羽裏もちょっと混じっているので、ちまちまと分け分け…。
羽裏といっても、もう着分ないものとあるものと一緒になってるし…。
というわけで、肩裏分しかないけれど、なんてのを出そうと思ったら…
まともに肩裏分なんとかなりそうなのは…そんなにないじゃないかぁ…!
とりあえず、なんか当たり前だけど、今はない…という柄、
今の感覚だと「ハデェ」と思うかもしれませんが、ちょっと昔は地味な羽織の裏に、こんなのつけてました。
私でも使います。実物はもう少しピンクっぽいかな。
これはけっこう量はあるのですが、汚れがあったりするので、いいとこ取りで、なんとかなるかな…のものです。
見えないところですから、というより、元々羽織は「脱がないもの」「脱がなくていいもの」ですから、
華やかにした方が、気分的にウキウキするんですよ。これほんと。
これはちとピンクが強いですから…といいつつ、けっこう表地にあわせて、ワタシでも使っちゃうかも…。
実際には、やはり娘さん向き。これはまだそんなに状態悪くないので、
いっそ女の子の帯にでもしたらかわいいですね。もちろん「大人のうそつきの袖」でもいけます。
こちらはなんとか肩裏分だけは確保できるもの。袖裏は羽二重か、無地を使っていただくようになります。
いきいきしていてステキなのと「木目柄」が好きですー。
こちらは真っ赤だけど、柄も小さいし、残念ながら今残っている分はヒケがひどくて使えません。
とりあえず黒地のバッグを作ったら裏にいいかなと思っています。
これはもうほんとにハギレ、片袖分しかない…おもしろい柄なのに~~。
なんてこう、あれもこれも中途半端なんだ!…と、よくよく考えたら、もともと小物を作っていたので、
羽裏分なくてもバッグの中袋とか、そういう使い方をすればいい…と、とっておいたものでした。
いい柄だと、つい羽織に…と考える…これを欲ボケといいます。
では本日のおまけ、再出モノですが、これはざらざらのちりめんハギレ。
「日本経済、がんばろう柄?」むっか~~しの「国債」と「紙幣」の柄、これはもう片袖分もナシ。
こちらは「自粛なんぞ吹き飛ばせ柄」…そぉれ、ドンチャンドンチャン…!?(やりすぎ…)
トップ写真のごとく、お気に入りで使うに使えないちりめんがいろいろありますが、
もう少し時間ができたら、写真にとって整理したいですねぇ。
と、思うだけは年がら年中思っている私です。
考えてもすぐに形にならない内に、時間
だけが過ぎて行くんですよね。
私も桜の季節までに、縫うつもりの着物
手つかずです。
それにしてもいろんなおもしろい柄の宝・・・もとい!布をたくさんお持ちでうらやましいです
国債まで柄にしてしまう昔の人の感覚には本当にびっくり。。。
どんちゃん騒ぎもいいなあ~~
自粛ムード吹っ飛ばせ!!!かな?
すべて錦紗なのでしょうか。
大きな葉のような模様が気になっています。
玉手箱のようにいろいろな模様がみえて
片付けるのも楽しそうです。
肩裏、羽裏の模様にはその方の趣味などが
垣間見えて想像するのも面白いですね。
とんぼさんはいろいろな世界を和服を
通して遊んでいらっしゃるように
お見受けします。
素敵に 変身させてください。
眺めているだけで 楽しいですよね。
こうして布を見ている時間で作ったら、
30個くらいできそうなほど、ながめるだけ…が
続いています。
それでもシアワセ、なんですよね。
じゅばんのままのものもまだあるのです。
もうじゅばんとしてはダメージの多いものなので、
いずれそれも解いて…と、いつもどおり
頭の中ではもう100回くらい解いてますー。
こういう色柄が、ナゼ今ありませんかねぇ。
最初はただキレイな花柄…が多かったのですが
だんだん「ヘンな柄」がおもしろくなって、
小判柄だの野菜柄だの…。
集めてみると、おもしろいものです。
「どんちゃん騒ぎ」いいでしょう。
もうひとつ「若衆のラインダンス」もあります。
自粛なんかぶっとばせーです。
最初の写真の「山」は、ほとんど鬼しぼちりめんです。
錦紗もあるのですが、時代でしょうか、華やかな柄ばかりで、
面白みという点では鬼しぼにかなわない気がします。
和服は奥が深いと、よく思います。
着物だけで暮らしていた時代、
カタチの変わらない着物では、色柄の世界がすべてであり、
あらゆるものや思いが盛り込まれたのだと思います。
みているだけで楽しい世界です。
アクセサリーなら身につけることもあるでしょうが、
布となると形にしなければ、ただもう見て触っているだけ。
それでもシアワセな気分になるんですから、
フシギな魅力ですね。