今日は、雨が降る様子はなく、ただもぅ蒸し暑かった~~!
ちょっと用事で、外を30分ばかり歩いたのですが、汗がもうだらだらと・・・。
ずっとサウナの中にいるようで「きっとヤセたに違いない?!」
というわけで、本日さわやかな海の図柄をお届けします。
「地引網」ですね。右のほうには、おこぼれに預かろうと水鳥も飛んでます。
(白っぽい丸いものはレンズのヨゴレだったようで、すみません)
童子が5人、ころころした体で網を引いています。
童子のところのアップです。砂浜にはひとでや貝もみえますね。
童子のはんてんや腹掛けには、豪華にも金糸の刺繍がしてあります。
なんとゼータクなはんてん??
この着物は三つ紋つきの色留袖、夏物単で東雲ちりめんに似たたてしぼを
だしている変わり織です。肌触りもさらさら・・・。
軽くてさわやかな色柄、とてもいいのですが・・・着られません。
下の写真は紋の部分です。ヨゴレのようにみえますが、実は「褪せ」です。
1,2枚目の写真でもおわかりと思いますが、背縫いのところ、
ずーっと白っぽくなっています。背縫いだけでなく、袖つけなどの縫い目、
袖口の下の部分とか・・あちこち褪せています。なんとももったいない・・・。
悉皆やさんにお願いすれば、直るかと思うのですが
いったいいくらかかることやら、お伺いするのもオソロシイ・・・。
さて「地引網」、みなさんも一度くらい経験ありませんか?
私は大磯で子供の頃にやった記憶があります。
一生懸命ひっぱっていたつもりですが、周りの大人の力が強くて、
綱にぶらさがって、なんか引いたというより引かれてた記憶があります。
網の中で沢山の生きた魚がビチビチはねているのがこわかったような・・。
地曳網と言うのは、岩礁など海面近くにでっぱったもののない、
砂浜が最適で、とんぼのふるさと神奈川の湘南海岸などは
最適なのですが、最近はサーファーしかみえない???
ちなみに「曳く」という字、網や綱などの場合は「引く」より「曳く」のほう、
と聞いたことがあるのでこちらにしました。どー違うんだろ・・。
さー、今日は獲れたてのアジ・・じゃなくて買いたての「サンマの開き!」です。
追記です・・・こんな地なんです。遠めには東雲にも見えたのですが
近くで見ると、ちゃんと規則正しく「段」になっているんです。
何織・・とか何地・・とか、お分かりになる方お教えください。
聞いただけで、気が遠くなりました。こちらも30度を越えましたが、何しろ蒸しましたね。今年の夏は猛暑でしょうか・・。気合で着物・・わかります。倒れないようにがんばってください!
きょうは因幡国の気温が35度!もう、うだるような暑さです。でも、絽の長襦袢の上にゆかたで、史料探しとお買い物に行って参りました♪洋服持ってないので、気合入れて着るしかないのです
あれは手で引くというより、いわば「綱引き」の要領ですね。やってみると楽しいと思います。子供たちに経験してもらいたいですねぇ。
陽花様
ほんとにちょうどタイミングよく、童子柄が手にはいったんです。太めで「網」も引きにくそうですけどね・・。獲れたてってやっぱり違いますね。魚屋さんで売ってる「獲れたて・刺身用」っていうのとまた違うんですね。めーったに食べられませんが・・。
穴熊の女房様
女たちの品選び・・華やかでしょうね。肩にかけたりとりっこになったり・・。そういうものが親から子へと伝わっていく・・やっぱり着物はいいですね。
百福様
プログ閉鎖、とても残念ですが最近はほんとにセキュリティ、難しいですよね。リンクははずさせていただきます。いつかまた再開していただけますように。こちらへはどうぞいらしてください。よろしくお願い致します。
商ったのでしょうね。
女たちの 品選びの光景が 浮かびます。
私が 結婚するとき 母は 貧乏暮らしの中から 質屋に行き 程度のいい着物を安くで
買い 染め直してくれました。
元は 色町の人の着物らしく 東雲の派手なものでした。
その
着物 二回ほど さめなおし 現役です。
いつも 楽しみに見ています。
思い出せなかった童子の柄が・・・
かわいいですね~。
私は生まれた所も嫁いだ所も海の
ない県なのであいにく地引網は
TVでしか見たことがありません。
獲れたての魚は美味しいでしょうね。
私小さかった時、まだその網元の名残がありまして、地引網、経験してます。腰にベルトをまき其の先に紐についてる小さな板、それを網にまきつけて腰というか全身でひくんです。朝食事を浜に届けにいって、じいさんに引かせてもらいました。
懐かしい、面白い経験でした。
さらに、唐子の模様、加賀に有名な唐子ばかり描かれる作家さんがいらっしゃいます。もしかして加賀染めなんてとも思いまして。
さりげなく贅沢ですね、ほんとに・・・。かもめのところなんて、中に入ってあんまり見えないところなのに凝ってます。網の目なんかも実に細かく描かれていて、できあがったばかりのときは、どんなにステキだったでしょう。こんな状態でしてので、古着の価格で手に入れられたのですが、なんとかしたくなる着物です。織り方、知りたいので追記しました。
しぼのあるおもしろい生地ですね。ふんわり軽そう。なんという織なんでしょうね。