ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

魔女さん作り、その3です。

2014-10-08 16:04:49 | とんぼ手帖

 

まぁ台風だのなんだのと…と、言い訳しておりますが、

正直なところ、あれこれ問題?勃発で、進んでおりませんでした。

とりあえず、前の記事で書きましたように、サテン地を使ったのが大きなマチガイでして、

そのおかけで四苦八苦(ウデの悪さは、高ーーい棚の上に放りあげて!)しました。

 

とりあえず、ボディにエプロンつけた首なし状態でとまっておりましたのでそこからです。

 

ヘッド部分のまとめ方

頭の部分にかかります。

頭に毛糸とか刺繍糸を使って「髪の毛」を作ります。魔女ですからお好みの色で…。

帽子の下からはみ出すだけですから、カツラのように作るほどのこともありません。

たまたまクリスマス・ツリーを作った時の毛糸が残っておりましたので、それを使いました。

こんな毛糸です。なんか「らしい」と思って。前だけしかついていません。

 

次に帽子です。これは当初は生地で…のつもりが、あまりの縫いにくさにお手上げで、

急遽「黒のフェルト」に変更しました。作り方の写真を撮るつもりが、こんな時に限って

カメラのバッテリー切れ…どこまでもケチがつきますわ。

なのでお絵かきです。実物は黒いので、こちらの方が見やすいかもです。

頭部分を斜めにします。縫い絞ったところは首にはせずに、後ろに隠すので。

この位置で、ぐるりと長さを計ります。だいたいで大丈夫。

 

フェルトの角をこんな風に折って、高さは7センチくらい、あと矢印が上の「頭囲」の長さくらいでカット。

ちょっと大きめにしておけば間違いないです。

 

フェルトは、縫い直しができないかわりに、突合せで縫えます。

これは黒地なので、黒糸で縫えば少々針目がザツでもわかりにくいですから(って、すごい言い方ですが)

こんな感じで上から少しずつ綴じあわせていきます。ななめに針を入れる縫い方です。

 

真ん中あたりの突合せで、わざとちょっと絞るか、うまくいかないときは、

あとから突合せのすぐ横あたりに糸を通して、ちょっと絞ると、帽子の形が曲がります。

魔女の帽子ってだいたいクシャってるものですから。

これで「頭」にかぶせて確認。(頭に毛糸がついているので、多少サイズが合わなくても調整できます。

 

この三角帽子を、フェルトの上において「ツバ」の部分を円形に切ります。正確な円でないほうが「らしい」です。

 

この円の真ん中にハサミを入れて、6方向に「小さ目に」カットしておきます。

 

 

三角帽子を円の中心に置いて、どこか待ち針で止め、ずれないようにしてから、両方を綴じ合わせます。

 

裏返して、先に入れたカットを縫い目の近くまでもう少し切り込みます。これは写真撮れました。

 

三角帽子の方にボンドを付けて、この切り込み部分を中に押し込むようにして貼り付けます。

そのままだと戻ってきてしまうので、押し込んだ「切り込み」のほうにもボンドをつけ、

「頭」にかぶせてしまいます。これで「押さえも兼ねて」くっつくわけです。

中にボンドがたくさんついてますから、時間をかけて乾かします。

 

マントの作り方

これがもぉぉぉ、と文句を言っても始まりません。

本当はケープのように、肩のに丸みを付けたカタチに作る予定でしたが、

とにかくほつれてくるので、できるだけ直線カットでほつれてこないように…

今回は長方形そのままのマントにしました。本当はこうしたかった…の図を買いておきます。

生地が薄い場合は、長方形の方がドレープがきれいかと思います。角を少し斜めカットにして。

 

厚手の生地の時は、型紙を3枚、こんな形で。

 

長方形の方、上部分のみそのままで、のこり3辺は、縫い代を1センチにし、

三つ折りにしてぐし縫いしました。絎けないところがまた「手抜き」…。

 

上に残した部分、7ミリくらいのところを、少し大きめのぐし縫いで、縮めます。

ボディの方にのせて、ちょうど首のところで突合せになり、かつ頭をのせるための場所、

直径1.5センチくらいの隙間を残すくらいのところで縮めて止めます。

 

これに、前もって作った「飾り衿」をのせ、ところどころ止めて浮きを押さえます。

 

最期に頭をのせて、衿の中に埋まって隠れるように、縫い付けます。

心配なら、まずボンドでつけてしまってから、乾いてのち糸で綴じ付けます。

 

で、ここまで来たのが、昨日のこれ…。

 

許せなーい…ところがあちこち。

今となっては、また作り直しでは時間がかかるので、見た目だけの修正しました。

 

ウエストは、リボンで縛って強調します。これは、リボンが届いていなかったのでできてませんでした。

できるだけきゆーっと締めて結びます。

 

そのほかの小物と仕上げ

今回マスクをつけるつもりでしたが、実際作ってみると、カオが小さいので、これはヤメました。

お人形のカオを描くのが得意な方は、どうぞ目鼻を入れてあげてください。

 

ほうきは、今回「なにかのために」と、とっておいた(これをするからモノが増えるのです)、

南天の枝から20センチくらいカットしました。余分はあとでカットします。

ほうきの先は、荷物用の麻紐使いました。

 

まず、毛糸のボンボンを作るときの要領です。厚紙などでボンボン用の巻き取りを作りますが、

ボンボンではなく、ほうきなので、片側はを短く、片側を長く…です。

出来上がりの予定が、これまたテキトウなので、魔女さんに持たせた大きさを想定して、

それに+1センチくらいの長さで作ります。

 

くるくる巻いたら、真ん中をまず糸で締めて結び、その上から麻紐で糸を隠します。

 

この紐は細いほうがいいので、麻紐をほぐして…。

 

しっかり巻いて結んだら、結び目を短く切って、解け防止にボンドを塗り、 

乾いたら、まず、台から抜き取り、輪になっているところを切ります。

 

麻紐を1本ずつ全部ほぐします。根元の方を持って、紐の撚りを戻してやると、

簡単にほぐれますので、元にもどらないようにしっかり分けます。

 

全部分けたら、目の粗い櫛で梳くと、余分な糸くずがとれます。

これで準備ができました。

 

先に柄に近い短い方を刈り込みますが、まっすぐよりわざと不揃いに切ります。 

ほうきの下部分方を広げますが、やりにくい時は、ヤカンにお湯を沸かして、

口から出る湯気にあてると麻は伸びてしんなりしますので、その間に広げます。

ここで、ほうきの「柄」の下になる方にボンドをつけて、この広げたところの真ん中に差し込みます。

すみません、「柄」を差し込むところの写真、撮り忘れました。

柄をちょうどいい位置まで押し込んだら、麻を広げたまま、柄のあたりの周囲にボンドを塗り、

そのまま乾かします。

固まるとここが膨らみますので、乾いてから手で絞るようにしても、

筆のように細くなってしまいません。形がつけにくかったら、また湯気で調整します。

長さを決めて、刈り込みますが、これもわざとジグザグに、不揃いに。

 

ほうきを持たせるには、まずカタチを決めて、この辺りでウデを曲げたい…と思うところの

中の綿を指でしごいて左右に分けます。あとは角度なりを決めて曲げ、見えないように針を通し、

縫い付けます。

ほうきを持たせて、「手」を巻きつけ、これもフリルやボディで隠れる位置に糸を通してとめます。 

さげて飾るために、細いリボンを肩に縫いつけます。ボディまでしっかり針を通して縫いとめます。

 

マントは前の下を三角に折りあげて縫いとめ直しました。

これで完成…ということにしておこう…です。はい、もう一回。

   

       

 

実は…この魔女さんの上着ですが、ちょっと長くして、こんな感じに折り返してあります。

 

本当は、実際にはポケットを付けたかったのですが、何度も言うように端の始末がたいへんなので、

折り返しただけにしました。

そしてここには…キャンディが入っています。5個入りました。

もしもお子さんがいるなら、飾る前にキャンディを見つけさせてあげるのもいいかなと…。

 

なんとか「魔女」にみえますかしら。

10月に入ったら、こんなのをちょっと壁にぶらさげるのも、

いいんじゃないかと思います…が…私はもう二度と作らないぞぉ…と決めました。

弱いんですよ、ほんと「お人形タイプ」。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とんぼ)
2014-12-13 13:36:47
Caono様

お役にたててなによりです。
たくさん作ってつなげてもかわいいですよ。
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猿ボボ~ (Caono)
2014-12-12 06:01:17
作り方ありがたいです!
早速、作ってみました~!
返信する
Unknown (とんぼ)
2014-10-09 01:07:21
陽花様

魔女に見えますか、よかったです。
ちゃんとしたレシピがあれば、
こういうものもなんとか…ですが、
まぁ何度つっかかったことか。

すでにクリスマスものの準備に入りました。
それでも間に合わないことがありますが…。
返信する
Unknown (陽花)
2014-10-08 17:47:21
まさしく魔女さん、素晴らしいですね。
とんぼ様が二度と作らないと言われる
ぐらいですから私など説明を聞いた時点で
ギブアップです。
でも、こういうお人形さんが作れたら楽しい
でしょうね。
返信する

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