今日は雨なのですが、玄関内にすわりこんで「解き」ました。
あの「鶴柄小紋」です。古いわりには糸もきしまず、まぁいつも通りのペースで解けました。
さて、着物というのは「解いてみるとわかること」がいろいろありますね。
今回は、キレイでダメージ少ない、裾のシミをなんとか考えれば…と思っていたのですが、
いざ解いてみたら、ヤケていました。
おくみの部分です。右がおくみで表にでているところ、左の濃いところが「中にはいっていた部分」です。
それなら全部ヤケているかというと…袖とおくみです。
おくみは薄く、袖は濃い…ですね。こういう色はヤケると差が目立ちます。
そうなると…作るものもちょっとだけ限られてきますね。
まぁゆっくり考えましょう。
ところで、これを並べてあれこれやっていて、「教室」の方のことを考えました。
生徒のMさんには、着物の畳み方はすでにお教えしました。
「畳めなければ広げられない」ですから。
そのとき、ここがおくみ、とか、そういうことも教えたのですが、
もう一度、今度はこのバラバラになったものを使って、着物の構成をしてみようと思います。
すでに図には描いてありますが、実際に解いたものを並べると、よりわかりやすいかと思います。
母に和裁を教わったとき、最初は「解き」でした。着物の「解き」は、縫い終わった順に解きます。
つまり、衿は最後につくので、まず衿から…ですね。
母は解く順番を教えながら、着物がどうなっているのかよく見るようにいいました。
一番わかりやすいですね。
なので、この解いたものを使って、それをしてみようと思います。
着物の組み立て方がわかると、例えば太ってしまったとき(はい、アタシのことざんす)、
どこをどうするか。それをするとどこがどうかわるか…そんなことも見てわかりやすいと思うのです。
洋服は、例えばウエストが5センチ太ったら、もうもとのサイズは着られないし、
なんとか直すといっても、せいぜい2センチくらいだせるだけです。
でも着物は、ウエストが10センチ増えても、なんとか着られてしまいます。それは着方の工夫というわけです。
しかし、できればマイサイズにしたい、と思うとき、ではウエストが10センチ増えたからといって、
着物の幅をまんま10センチ増やしたりはしません。それが着物のフシギなところ…。
そんなことも、並べて組み合わせていけば、説明できるかなと思うわけです。
解いたらお天気を待って、伸子張りするつもりでしたが、この縫いぐせがついたまま、
説明用に置くことにしました。
こんなふうに、教室のおかげで私の方も「あぁこうするといいかな」と、いろいろ学ばせてもらっています。
今日のおまけ。
ラーメン…ではありません。
34センチ四方くらいのサイズのいわゆるハンドタオル、息子にとってはもう消耗品です。
今回、おもしろいやん…と買いました。どんな柄が入っているのかというのはこちら。
一つ開けたら、よりにもよってド・ピンクのでした。息子にはちょっとかわいすぎるので、
これは私が…へへへ。もうひとつは…なんだか惜しくて、まだあけられないんですー。
アラッ・・・なんですね。
母も解いて覚えたと言っていました。
パズルじゃないですが、どれとどれが繋がって
反物に戻るを実際に見ながらだと分かりやすくて
いいですね。
関西は、晴天でした。3時位からちょっと曇り気味でしたが。
全面に柄があると、案外焼けてても分からないですね。
たまーに、畳むときに普段しない三つ折りにしてみたりしたら、あれっ?ということありますけど。
衽は焼けてて袖は焼けてないって、ちょっと不思議ですね。
焼けてないのは内袖、焼けてる側は外袖とか?
普通の教室では教えてもらえませんね。
最初に教えてもらえれば、繰り回しとか仕立て直しとかもわかって、より大事に着ていただけるのではないでしょうか。
とても勉強になります。
いつもありがとうございます。
使っていません。
目下、パネル仕立てにして自分の部屋の壁に飾ってるんです。
可愛い!!!ですよねっ♪
着物のお話は興味深いですけど、こんばんはスルーで。
まずは衿からですかーーうん、これは私もそうしていました。
知らなかったあーー今日はとても勉強になりました。
サイズのことも興味深かったです。
どうぞ次回はそのあたりのことを教えてください。
絵で見ていても、裏が見えないとか、
つながり方がイマイチとか…。
わかってしまうと、実に合理的にできていると思いますね。
着物ってすごいです。
近くは通りましたが、幸い雨が少しひどかったくらいで
ほっと一息です。なんだか次々来ますね。
袖の内側、下の方です。
着てヤケたのと、置きヤケもあるかと。
こうなると残念ですね。少し小さい着物には
なんとかなるかと思いますが。
イマドキの小さい子は着物着ない…が、またネックです。
こちらこそ、何かお役に立てると嬉しいです。
この前から実際着ることに入ってはいるのですが、
自分サイズじゃない着物を着るのに、
ちょっと工夫したりするとき、なぜそうするのか…は、
実際の作りを見たほうが、わかりやすいんですよね。
手順よく教えられるように、また考えています。
いつもタオルを買うサイトに、これの特集があるので、
たまに買っています。かわいいですね。
単衣と袷ではまた違うのですが、袖と衿に関しては、
どっちから先でも、あまりかわりません。
私は衿が一番長いので、イヤにならないうちに??
真っ先に解きます。
サイズに関しては、ただいま「どう説明すりゃいいんだぁ」と
悩み中…だいじょぶかねぇ、こんなで。
いずれまとめますっ!