ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

かるさんともんぺ まとめ

2006-08-26 18:44:05 | 着物・古布

いただきものーっ!!ときどき野菜を届けてくださる方がいます。
さっきとってきた・・という「ナス」それとしし唐、おおいいツヤ!!
ありがとございまーす。

一日でかききれませんでしたので、なにやらダラダラと続けました。
今日はポイントだけまとめてみたいと思います。

☆ かるぱんは、もんぺ式と袴式とどっちも作れること。
☆ 自分の体にあった寸法を目的や形ではかりなおすこと。
☆ 股上は、長くとれば中に着物を着たとき「縦方向」にゆとりができること。
☆ マチは縦長のひし型にすれば、足の内側の「横方向」のゆとりができること。
☆ 前布と後ろ布の幅がおおきいほどゆとりができること。
☆ ひもは省略して簡単にもできること。

おまけですが、最初に書いた「かるぱん」用着物、
どんな風にカットしたかというと・・・、





もちろん「対丈」の着物でもいいのですが、
たまたま手元にあった泥はねと小穴が下に集中していた着物と、
千円札が数枚で買えるポリの着物、これをこうしました。
長さはヒザ下20センチくらいです。要するに脇のVから、
中がみえなきゃいいわけで・・・。
うしろは最初そのままでしたが、うしろもふたつに分けたほうが着やすい、
と思い、背縫いをちょうど股上の少し下辺りまで分けました。
こうすると穿いたとき、着物を右左の太ももに「巻きつける」感じで
着ることができるのです。ラクであると同時に、冬は暖かいんです。

もうひとつ、帯ですが、女性が袴を履くときは半幅帯を結びます。
これは後ろに袴の後ろ布を背負う形になるので、
結び目を小さくするためです。女性の場合は、袴を履くとき、
前の帯を少し見せて履くようにしますが、
実用には別に見えてなくてもいいわけで
大事なことは帯に「かかって」ひもをしめているかどうかです。
つまり、帯から布や紐がはずれると、ちゃんとしまらないのと、
ズレたりして「着心地」がよくないのです。
したがって帯の上に締めるようにはしますが、
帯の幅はそれほどなくても大丈夫です。男袴がそうですから。
私は最初は男物の「角帯」を使っていました。
でも色がないので、若い女性向きの古い帯を解いて、半幅より細く、
角帯より太い、細帯を作りました。薄めにしたほうが、
うしろで「一文字」や「貝ノ口」を結ぶのに、結びやすいです。


さて、かるぱんのお話がずっと続きましたので、
明日は何を書こうかと、今から考えているとんぼですが、
今日は、とりあえず到来物の「ナス」を料理して、
へっへっへ、おいしくいただいたところです。
焼ナスに、ゴマ入りたれかけ・・はカロリー控えめの人用、
そして残りは「チーズ和え」にしました。
ナスを炒めて、火が通ったら火をとめてスライスチーズを上にのせ、
余熱で解けるのを待ちます。とけきれない部分があってもかまいません。
だいたいとけたらもう一度火をつけて、ざっとかき混ぜ、
チーズを絡め、仕上げにしょうゆをさーっと廻してひと混ぜ。
これでオシマイ、いつもは彩りにしし唐を細く切ったのとか、
赤ピーマンとかいれるのですが、今日のナスはなにしろ「採れたて!」
それで、もう「この素材のみ」で、何も入れませんでした。おいしかったですー!
はいっ?カロリー高い・・焼ナスはどした・・何のはなし??
本日「ワッカル」には15分余分に乗ります!

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (陽花)
2006-08-26 20:07:56
今日は娘と孫が来ていまして

「何が食べたい?」と聞きましたら

麻婆茄子とのリクエストだったので

家も今日は茄子料理でした。

季節のお野菜おいしいですね。
返信する
なす、好物です♪ (ぶり)
2006-08-26 23:16:50
ムサカも美味しいし、パスタと一緒でも美味しい。



お勧めは、「茄子のたいたん大阪風」



桜海老、一握りを、沸騰したお湯に入れ、

一煮立ちしたら、酒、醤油、味醂で味付け、

お好みで、鷹の爪(唐辛子)を数本加えます。

茶筅に切った茄子を入れ、よく煮えたら、

火からおろし、そのまま、冷ます。



冷やしても、暖めても、OK。 素麺と一緒でも。
返信する
Unknown (とんぼ)
2006-08-27 04:21:20
陽花様

季節のもの、旬、採れたて、一番の贅沢ですね。

ナスはあまり味に主張はないけれど、

それだけに和風洋風中華、何でも馴染んで

おいしいですね。



ぶりねぇ様

レシピありがとうございました。

母はこれで「桜海老」じゃなくて

「おじゃこ」を使っていました。

そういう細かくてもアジのあるものを使うのって

関西は上手ですよね。

「たいたん」・・という言葉も

「煮物」っていうよりスキです。
返信する
そうそう、 (ぶり)
2006-08-27 18:18:58
おじゃこ(ちりめんじゃこ:しらす干し)で

炊くと、

京都とか、大阪の船場とか、ですよね。

干し海老と唐辛子は、大阪人でも、故郷が四国のお家のようです。

返信する
はじめまして... (roko)
2006-09-02 13:37:47
実は、以前から「軽杉」をオーダーしようか?迷っておりました。古い着物を再生して自分で作れないかなぁ~と検索しておりましたらとんぼさんのBLOGに出会いました(笑)

会津の「サルッパマ」というのが「暮らしの手帳」に作り方が出ていましたが、是非♪私もとんぼさんの作り方で「かるさん」を作りたいと思います。

此処まで、記事にされるのはエネルーギーが必要ですよね。

大変、勉強になりました♪

そして....お疲れ様でした&ありがとうございました。

返信する
Unknown (とんぼ)
2006-09-03 09:05:10
roko様

ようこそおいでくださいました。

はじめまして、とんぼです。

お返事遅れてすみません。



なにかしら少しでもヒントになれば、

お役に立てば・・の気持ちですなのですが、

なにせ、何をやっても「えーかげん」なところが

多分にあります。(こりゃ性格!)

お作りなられまして「このほうがいい」

というようなところございましたら、

ご教授くださいますよう

よろしくお願い致します。
返信する
訂正です (roko)
2006-09-03 12:17:22
会津の「サルッパマ」→正しくは「サルッパカマ」です。(これ...あまり、エレガントじゃないです(苦笑)

字が抜けておりました。

昨日は、とんぼさんのページと首っ引きで(笑)一応勢いで裁断までしました。

家にある着物地でと思ったのですが、たまたま薄めの黒のデニムがありましてとりあえずそれで作ろうと思います。

とっても、参考になっています。作り方なんて此処まで詳しく出ていませんので、嬉しかったです~(笑)

私も、面倒くさいの嫌いです(笑)とんぼさんは、合理的なんですね~♪いい加減とは違います。
返信する
Unknown (とんぼ)
2006-09-04 17:45:45
roko様

サルッパカマ・・面白い名前ですよね。



無責任な話しですが、私の書いたものていどで、

ちゃんとできるとよろしいんですが・・。

何かありましたら、ブックマークの

「とんぼへのおたより」から、

いつでもお問い合わせください。
返信する
Unknown (サザエ)
2017-05-08 07:28:26
トンボさん^^
私もカルパン作ってみました。。
と言ってもまだ、試作であり、途中ではありますが。。
もしよかったら、ご覧ください^^
http://kokoronotubuyaki.blog.so-net.ne.jp/
返信する
Unknown (とんぼ)
2017-05-10 08:54:32
サザエ様

拝読しましたー。いいですねぇかわいい色合いです。
腰板は、ないほうが実際にはラクですよ。
私は両方作りましたが、すわるときに、ちと引っ張れます。

ひし形マチとか、細身とか、あれこれアレンジも自由ですから
いろんなデザインで作ってみてください。
ちなみにカフスをなくしてすこし太めにして、
当たり前ぇぇのすそゴムも、ハウスウェアではラクでいいです。
少しぐらい太っても、サイズの心配がないのが「私向き」…ははは。
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